高級感のあるシルク毛布!!特徴やおすすめな理由とは!?

毛布の素材の中でも特に人気が高いのが、シルク製の毛布です。やはり、繊維の女王という異名を持つ絹だけあって、光沢、肌触りは相当のもの。
もちろん高級素材だけあって値段は高めですが、高級感のある毛布をお探しなら、選択肢に含めても良いでしょう。
今回はシルク毛布の特徴を調べてみました。ぜひ布団選びの参考にしてみてください。

シルク毛布がおすすめな理由

寝る時に体にかけるものは季節によって変えていると思いますが、変えずに済む方法が1つあります。

それはシルクの毛布を使うことです。
なんとシルクの毛布はオールシーズン使えるのです。
毛布というと冬に使うものという感じがしますが、夏など汗を沢山かく季節にもとても良いです。

シルクはお布団などに多用される綿と比較すると、1.5倍の吸湿性を持っています。
寝汗をしっかりと吸収してくれるのでお布団に湿気を溜めにくくし、快適な睡眠を取ることができます。
アレルギーという観点からもシルクは優れているのです。

シルクは蚕の吐く糸です。
蚕は3本の糸を吐き、2本がフィブロンで1本はセシリンといいます。

フィブロンの成分の90%がアミノ酸であり、これは人肌に近い18種類のアミノ酸で構成されています。
更にセシリンの成分も30%がアミノ酸で、このアミノ酸は肌に必要な天然の保湿因子と良く似ているのです。
シルクは羽毛と違い、ダニが付きにくいというのもアレルギー対策となっています。

シルクはその保湿成分はとても素晴らしく、毛布だけではなく衣類や化粧品にも利用されているほどなのです。

シルク毛布のメリット、デメリット

シルク毛布の良い点、悪い点を簡単にまとめておきます。

まずは良い部分ですが、まず保湿性です。
これは前項でご説明したのでここでは省きます。

毛布なので保温性も重要となりますが、これもとても優れています。
フィブロインという繊維はとても細いので、繊維と繊維の間に多くの空気を含むことができます。

それらの空気は層となって断熱材となるので、保温性が高いというわけです。
さらに通気性も高いので、熱のこもり方が嫌な感じではないというのも良い点です。

悪い点を挙げますと、シルクは長持ちしないということでしょう。
シルクは基本的に水に弱く、洗ってしまうとシルクの艶やかさが失われてしまうのです。
クリーニングに出したとしても、家庭で洗うよりはマシという程度でしかありません。
ダメになったら新しく買えば良い話なのですが、シルクは高いです。

シルク100%だと2万円以上する製品がほとんどなので、あまり頻繁に買い変えられるようなものではないでしょう。

以上がシルクの良い点と悪い点です。

シルク毛布はアレルギーや花粉症にも効果的

喘息持ちの方や鼻炎の方にこそ、シルク毛布を強くオススメしたいです。

通常のお布団に埃などのアレルゲン物質が付くのは、静電気によって付いているのです。
そのため、寝返りをうったときなどにこのアレルゲン物質が飛散し、寝ている間にアレルゲン物質を吸ってしまうのです。

しかし、シルクの毛布ならそれが起こりにくいです。
シルクはそもそも静電気が起こりにくい素材なので、アレルゲンとなる埃などの吸着を防ぐことができるのです。
同じ理由から花粉もまとわりつかせないので、花粉症対策にもなります。

なりより寝具に発生する恐ろしいアレルゲン物質といえばカビですね。
カビは菌の塊なので、埃や花粉よりも重い病気を引き起こします。

触るだけでも炎症を起こし、吸ってしまった場合は肺を悪くする可能性もあります。
寝具は汗を沢山吸うのでカビが発生しやすいのですが、しかしシルクはこのカビに強いのです。

通常の掛け布団よりはるかにアレルギー対策ができているといえるでしょう。

シルク毛布を選ぶ際の注意点

シルクはとても良い素材です。

ネット通販でシルク毛布を探そうと思った方もいることでしょう。
しかしネット通販でシルク毛布を探してみると、安値で売られている製品が多く見つかります。

通常ですとシルクは高級品なので値段もそれなりにします。

しかし、安価で販売されているそのシルク毛布はシルク100%ではなく、一部にしか絹が用いられてるシルク毛布の可能性が非常に高いのです。

商品詳細に素材混合率が書いてあるはずなので、商品名がシルク毛布だとしてもきちんと表記をチェックしましょう。

もう一点注意するべきことがあります。
それは毛布の厚さです。

シルクという素材自体の保温力、保湿力は高いですが、やはり厚さがなければ暖かくはありません。
厚さの表記もあると思いますが、数字だけではあまり厚さはイメージしにくいと思うので、商品の写真も良く見ましょう。

ネット通販では色んなアングルから撮った商品の写真が複数載っているのが普通ですから、写真があまり載ってない商品ページは避けた方が良いでしょう。

シルク毛布のお手入れ方法、洗い方

シルク毛布は水に弱いのですが、汗を沢山吸ってくれるので洗濯しないわけにはいきませんね。
そこでシルク毛布を洗う場合はどのように洗えばよいのか、シルクの特徴と共にご紹介します。

シルク毛布はアミノ酸9割から成っている素材です。
これは人の肌と同じような割合です。

肌に強力な洗剤を使うと荒れてしまうのと同じく、シルクも強い洗剤を使って洗うとゴワゴワに荒れてしまいます。

負担がかかることは。同様に、強くこすっても荒れてしまいます。
シルク毛布が洗濯機にいれるとゴワゴワになるのは、洗剤によるダメージと水による摩擦が原因と考えられます。

こう見るとシルクが天日干しをしてはいけない理由も見えてきますね。
肌は太陽による紫外線を受けるとメラニン色素が増え、シミや皺の原因となります。

シルクも天日干しすると黄色く変色するのです。
以上のことを留意して洗いましょう。

洗い方としては、まず30度のぬるま湯を用意します。
お洒落着洗い用の中性洗剤を洗剤を使って、やさしく手洗いします。
洗ったらぬるま湯につけて洗剤を落としてください。

敏感肌タイプにもオススメなシルク毛布!

毛布にも向き不向きがあります。
化学繊維系、純毛系の毛布は敏感肌の人にはチクチク感がして肌が荒れたりする場合があります。
静電気で埃が吸いつきやすいので、アレルギー体質の人には向かない素材です。

敏感肌の人はやはり綿毛布とシルク毛布を使うといいでしょう。
シルク毛布は沢山説明したので、この項では綿について少しだけ説明します。

綿毛布は繊維の先が丸くなっているので、化学繊維系や純毛系で感じたチクチク感はありません。

シルクと同じく静電気も起こりにくいので、ダニや埃によるアレルギーの心配もありません。
最もシルクと違う点は、気軽に洗濯ができるということです。

そのため長く使うことができ、薄く軽いので一年中通して使用できます。
吸湿性が非常に優れていて、洗濯もできるというのはとてもありがたいですね。

その分こまめに乾燥もさせないといけないのですが、軽く薄いので通気性もいいのですぐ乾燥できます。
そのため、こまめな乾燥が必要というのは、そこまで大きなデメリットとは言えないでしょう。

シルク毛布は素材がいい

シルクはその優しさゆえに、とてもデリケートな素材で、お手入れも大変です。

しかし、赤ちゃんからお年寄りまで幅広く安全に使用でき、女性に嬉しい効果も期待できて保湿効果も抜群なシルク毛布、まずはご自分で使ってみてください。

その効果が分かれば、きっと誰かにおすすめしたくなりますよ。