猫ってなぜか一緒のお布団に入りたがりませんか。
それは色々な理由があり、信頼しているからこその行動なのです。しかし、猫と同じ部屋のお布団で一緒に寝ても大丈夫なのでしょうか。
そこで今回は猫と一緒に寝ることのリスクや分ける必要性があるのかなど調べてみました。
なぜ猫って一緒のお布団に入りたがるの??
猫と一緒に暮らすのは癒されますし、楽しい出来事なども時に起こったりします。
しかし、猫と一緒に暮らす家族の中に猫アレルギーや猫嫌いの人がいる場合には部屋を分ける事を考えなければならない場合も多々あります。
特に猫は人が寝ている時に一緒にお布団の上で寝る事が多いですから、猫が皮膚病にかかった際に人にも感染しないように、猫と部屋を分けて寝る必要がある場合もあります。
猫は寝る時に人の側が一番安心であると知っている場合が多いですし、人のお布団の上は人の体温と相まって快適であるという事もしっかりとわかっています。
そのため普通にどこの部屋でも出入りできる環境であれば、必然的に人が寝ているお布団の側へと寄ってくる事も多々あります。
飼い主が出かけている時は飼い主のにおいが染みついているお布団の上などで過ごす事も多く、猫にとっては飼い主のにおいが濃い場所は無意識に安全のバロメーターとなっているようです。
かわいいですね。
なぜ猫って一緒のお布団に入りたがるの??②
猫を多頭飼いする際には猫同士の相性も考えなければなりません。
小さい頃からずっと一緒に育っていれば時々はケンカする事があります。
ケンカをしてもそこまで深刻な問題ではありません。
しかし、途中から新参猫を加えたりした際にあまりにも目に余るようなケンカを毎日しているようだと猫同士の相性が極端に悪いと言えます。
その場合には猫が居住する部屋を分ける事を考える人もいます。
しかし、基本的に猫はマイペースで、好き勝手に振る舞いたいという性質があるので、後から別の部屋に居住させようとしつけるのは難しい場合があります。
いきなり部屋を分けると自分が自由に徘徊できるスペースが狭くなってしまうので、そういった事からストレスを抱え、自分の毛を必要以上にグルーミングした結果、毛がハゲてしまう事もあります。
猫の部屋を分ける際には、飼い始めた時からケンカする可能性考えておき部屋を分けとく必要があります。
猫は好奇心が旺盛なので、例え部屋を分けたとしてもちょっとした隙に脱走してしまう事も非常に多い生き物です。
そのため、脱走しないように工夫をする必要があります。
猫と同じ部屋で寝るリスク!分ける必要は??
猫と同じ部屋で寝ていると、ごく稀にですが感染症になってしまう事があります。
どちらかというと皮膚病をうつされる可能性の方が高いと言われています。
特に疥癬などの病気は人間にも簡単に感染しますので、外に猫を放している人は要注意です。
この他にもトキソプラズマ症や猫ひっかき病といった病になってしまうリスクがあります。
とはいえ、よほど運が悪くなければこのような病気に感染する事は稀ですし、そもそも猫は完全室内外を推奨されている生き物ですから、これをしっかりと守ってさえいればそこまでリスクは高くありません。
逆に野良猫が多い地域であるにも関わらず外に猫を放しているような家庭の場合には、猫の健康状態などに注意を払っておいた方が良いでしょう。
また、ノミやダニなどに寄生された猫もいますから、発見したらすぐにノミ・ダニ駆除薬をお医者さんでもらってきましょう。
ノミやダニ、皮膚の感染症にペットのネコが感染した場合には、一時的に寝る部屋を分ける必要もあります。
赤ちゃんがいる場合、寝る部屋は分けるべき!?
猫から感染する病気で有名なのがトキソプラズマです。
トキソプラズマが怖くて猫が飼えるか!と開き直っている猫好きはとても多いと思われます。
普段はそこまで意識するほどでもありませんが、妊娠中の人がこのトキソプラズマ感染症にかかってしまうと赤ちゃんに障害が出てしまう可能性が高くなるので要注意です。
と言っても、猫を飼っている家庭では気を付けようがありません。
とりあえず妊娠がわかったら、トキソプラズマ感染症の検査を動物病院で猫に受けさせておくと良いでしょう。
もしも感染しているとわかっても、安易に保健所などに連れ込まないようにしてあげてください。
妊娠中だけ気を付けておけば良いのですから、新しい命のために小さな命を犠牲にするような事は避けたいものです。
妊娠中だけでも猫と居住する部屋を分けるだけでもかなり違います。
また、妊娠中によく猫と触れ合ったり、ほっぺたに軽く噛みついていたような人でも健康な赤ちゃんを産んでいるのを見ているので、完全室内飼いの猫ならそこまで神経質にならなくても良いかと思われます。
部屋を分けることになったら猫用ベッドがおすすめ①
猫専用の部屋などを作って居住スペースを分ける場合には、それなりに猫のお部屋も快適なものにしてあげなければなりません。
猫はもふもふとした毛布やフリースのような素材が大好きですから、猫がリラックスして寝る事が出来るようにそういった素材の猫用ベッドなどを用意してあげると良いでしょう。
人気の猫用ベッドとしては2WAY キャットケイブやドーム型のハウスなどがあります。
また、マカロン型のとてもかわいい猫用ベッドなどもあり、猫の寝床としてだけではなく部屋の装飾の一部になりそうな物まで猫用ベッドの形状は様々です。
しかし猫が好んで使用する事が重要ですから、形の可愛さだけではなく、猫がしっかり使ってくれそうな物を選びましょう。
また、猫の居住するお部屋にはキャットタワーなどを置くのがおすすめです。
猫は上下運動を好み、高い所から下を見下ろしたり、ジャンプしたりするのが大好きです。
上下運動が出来るようにしておくと猫のストレスがかなり解消されます。
部屋を分けることになったら猫用ベッドがおすすめ②
猫の部屋を分ける際にはそれなりに猫にとって快適な空間を演出してあげる事が重要です。
今まで自由に家の中を行き来することが出来ていたのが、突然狭い一室だけになったとしたら人でもストレスが溜まってしまう事があります。
それは猫にとっても同じ事です。
そういったストレスを少しでも軽減させてあげるためには、寝心地の良いベッド・上下運動が出来るキャットタワー・遊び道具などが必要です。
猫を多頭飼いしている場合はベッドやトイレなどはたくさん用意してあげましょう。
最近では普通の猫用ベッドの他にも、寝心地のよいラタンソファーベッドなども製造されています。
また、職人さんによって手編みされている猫ちぐらなどもありますし、人形用ベッドを猫用に改造するのもおすすめです。
色々な種類の猫用ベッドやキャットタワーなどがありますが、基本的には猫は狭くて快適な場所が好きです。
そして冬場はもふもふした手触りのふかふかベッドがお気に入りの場所になります。
飼う猫によって多少の違いはあるかもしれませんが、猫が好む場所などを総合的に判断して猫用のベッドなどを選ぶのが良いでしょう。
猫と一緒に寝ることは
猫と一緒に寝ることにデメリットや危険性はありますが、しっかりとケアをしたり病気の際は一緒に寝るのを避ければ、そんなに問題はないかと思います。
一緒のお布団に入りたがるということはしっかり飼い主を信頼し、甘えている証拠です。
飼い猫が一緒に寝てくれない場合、信頼関係をじっくり築いていく必要があります。