お布団、お風呂、床・・・毎日利用するものですが、掃除の頻度はどれくらいなのでしょう。
また、掃除をしたいと思っても、いまいち効率の良い掃除法が分かりませんよね。
今回はお布団やお風呂、床などの掃除方法や、気になる掃除の頻度をご紹介します。
お布団の掃除について
お風呂の床やお布団などはダニやカビが発生しやすい場所です。
お風呂は自分で掃除をすれば良いのですが、お布団はかさばるので大変ですよね。
そこで布団掃除機の出番です。
布団掃除機にはいくつかの機能が備わっています。
今回はそれをお教えしたいと思います。
1.回転ブラシ
ペットがいる、または抜け毛の多い人には便利な機能です。
ただしこちらと叩き機能のどちらか片方しか備えていないものも多いので、購入時にはよく調べて下さい。
2.振動板
いわゆる叩き機能です。対象を叩いてアレルゲンを浮かび上がらせます。
振動板の数は機種によって異なります。
3.UVランプ
布団掃除機が活用されるようになった理由とも言える機能です。
お布団に棲み着いた細菌を増殖させないと言われていますが、弱らせることは出来ても死滅は無理だとされています。
しかしダニ以外には効き目があるため「ダニは殺せない」ということを覚えておきましょう。
4.熱風
およそ70℃ほどの熱風を吹き付け、お布団を乾かします。
またダニは50℃以上の熱に弱いため、全部ではありませんが数を減らすことが出来ます。
お風呂掃除は毎日するもの?
お風呂の鏡が曇ってきたり、壁や床にこびり付いたカビや汚れを落とすために掃除を行いますが、お風呂掃除は意外と重労働です。
どのタイミングで、何回行えば良いのでしょうか。
そもそも日本人の7~8割は毎日お風呂に入ります。
湯船に浸かるという日本独特の習慣があるからなのでしょうが、だからといって掃除も欠かさず行っているのかは分かりません。
実際、掃除も毎日するという人は4人に1人くらいだそうです。
続いて週に2、3回。さらに週に1回と続きます。
それでも一週間に何度かは掃除をするようです。
一人暮らしで時間も体力も残っていないからたまにしかやらないという人もいれば、お風呂は自分の城のようなものだからきちんと磨いているという人もいるでしょう。
それではどれくらいの時間を掛けて掃除をしているのでしょう。
軽く水洗いをするだけなのか、隅から隅まで念入りに洗うのか、いろんなやり方があるかと思われます。
一回の掃除には、大体5~10分程度という場合が多いようです。
長すぎず、短すぎず、ほどほどの時間と言えるでしょう。
お風呂掃除の頻度やタイミング
お風呂の掃除はいつ頃行うべきなのでしょうか。
毎日こまめにするべきなのか、それとも壁や床が汚れてきたと感じたらで良いのか、しっくり来るタイミングが分かりにくいですよね。
一番良いのはやはり毎日洗うことですが、だからといって毎回洗剤を使って綺麗に磨き上げなくても構いません。
使った分だけ洗い流せば十分なのです。
隅々まで洗うのは週に一回のペースで良いでしょう。
これなら多少ですが、労力を減らせます。
カビや汚れは時間経過で発生し、放っておくとこびり付いてしまってなかなか取れなくなります。
後に回すと必要以上に手間が掛かるので、普段からこまめに軽く洗う癖を付けましょう。
お風呂掃除に取り掛かる最適なタイミングは、お風呂に入った時です。
入ったついでに掃除をすれば、湿気と熱で汚れが浮いているので洗いやすいですし、服を濡らす心配もありません。
洗剤の泡などを流す時には浴槽のお湯を使えば水道代の節約にもなるという、一石二鳥どころか一石三鳥のお得さがあるのではないでしょうか。
入浴時に出来る汚れも、上がる時に洗い落としてしまえば、毎日綺麗です。
そうすれば家に帰ってきたらすぐに綺麗なお風呂を使うことが出来ますよ。
お風呂の床の掃除法
お風呂の床を上手く掃除するコツを今回はお教えしたいと思います。
まずはお風呂場全体を水やお湯で流しましょう。
汗や皮脂、石鹸などの汚れを軽く落とすことが出来ます。
お風呂から上がる前にやっておくと手間が省けますよ。
シャンプーや石鹸などが置いてあるところも忘れずに流して下さい。
ただし石鹸だけは一旦どかしてからお湯をかけないと、石鹸が溶けてこびり付き、新たな汚れとなってしまいます。
壁や床の溝などは、シャワーだけでは落としきれません。
週に2、3回のペースで構わないのでブラシやスポンジで擦ってやりましょう。
浴槽の中は栓を抜き、お湯が減ってきたら洗い始めると良いでしょう。
ポイントは温かさが消えないうちに汚れを落とすことです。
冷めると乾いてしまうので、冷え切ってしまった時や、一日以上経ってしまった場合などはスポンジの出番です。
一通り洗い終わったら、仕上げに冷たい水を掛けてやりましょう。
カビの主な原因は水分なので、室内の温度を冷水で引き下げれば乾燥しやすくなるのです。
そのままにしておくと水気が切れないので、布で拭き取りましょう。
お風呂上がりに使ったバスタオルを利用すれば簡単です。
梅雨時は特に念を入れて水気を取ることをおすすめします。
お部屋の床の汚れの原因
ダニは決してカーペットや畳だけに潜んでいるものではありません。
フローリングの床にも湧くのです。
昔はネズミが運んでくるイエダニが問題視されていましたが、現在は家を閉め切っている場合がほとんどなので、湿気と埃を好むコナダニに悩まされることが多いようです。
コナダニには人を刺すツメダニというダニが群がります。
刺されても病気などにはかかりませんが、とにかくかゆみを感じます。
ダニを防ぐには掃除と換気が一番有効です。
部屋のすみずみはもちろん、家具の裏やベッドの下などは埃が溜まりやすいので気を付けましょう。
梅雨時には押し入れやクローゼットの換気も行って下さい。
ダニが発生した時は、掃除機をかけてからスミチオン系の殺虫剤を撒きましょう。
掃除機の紙パックは必ず捨てて下さい。
フローリングは細かいゴミが目立つ上に、水気があると汚れがすぐこびり付くという難点があります。
湿気の籠もりやすいお風呂場などは要注意ですね。
そしてハウスダストから、喘息などのシックハウス症候群が引き起こされる可能性もあります。
また口や鼻から埃を吸い込むと、粘膜が炎症を起こして蓄膿症などにもなりやすいと言われています。
フローリングの埃の舞いやすさはカーペット以上なので、ハイハイをする赤ちゃんがいる家は特に注意するようにして下さい。
床掃除は乾拭きが重要
フローリングやお風呂場の床は、汚れが溜まりやすくカビやダニが発生しやすいポイントです。
そのためにはこまめな掃除が大切ですが、その中でも重要なのは「乾拭き」です。
乾拭きのやり方は様々ですが、最初に行うと埃を絡め取ってくれるだけではなく、ワックスのつやが増す上に、床の素材が長持ちするように守ってくれる効果も期待出来ます。
水拭きと一緒にやれば落ちる汚れの量も段違いですし、素足で歩いた時もすべすべしていて気持ちがいい感触になりますよ。
乾拭きは意外と大変な作業ですが、やった時とやらなかった時の差はとても大きいため、1回でもやってみると、これから乾拭きを省こうなどとは考えられなくなります。
何故タイミングが一番最初なのかというと、先に掃除機をかけてしまうと埃が舞い上がり、しばらくするとそれらが全て床の上に落ちてきます。
それでは掃除の意味がありません。
また水拭きを先にやると、床の隙間などにゴミを押し込んでしまいます。
そして乾くと全部出てきてしまうのです。
部屋の奥から入り口に向かうように、後ろへ下がりながら拭いていきましょう。
もし水拭きの後に乾拭きをするなら、水気が残っているうちにやると良いですよ。
いつでもすっきりした気持ちでいたい
毎日使うお風呂やお布団だからこそ汚れもたまりますし、掃除をしないままでは更に汚れてしまいます。
毎日のちょっとしたお掃除を習慣づけることで汚れがたまりにくくなるので、こまめに掃除をしてすっきりしておきたいですよね。
また、布団掃除機は商品によって機能や価格などは様々ですが、手軽にお布団やマットレス、ソファなどの掃除に役立てられるものが多いので、ご利用をご検討してみてはいかがでしょうか。