羊毛布団とはどんなもの?干し方やお手入れの方法とは

お家に羊毛布団がある、というご家庭は多いのではないでしょうか。

お客さんが泊まる時に使用したり、あればとても重宝する羊毛布団ですが、皆さんは正しい干し方や、お手入れ方法があるという事を、ご存じでしょうか。

羊毛布団はどうお手入れをすれば良いのか、お洗濯をして良いのかという事や、干し方などをご紹介します。

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羊毛布団とはどんなもの?

羊毛布団の干し方などを知る前に、まずは、羊毛布団とはどのようなものかを知っていただきたいと思います。

ご家庭に1つでもあると重宝する羊毛布団ですが、羊毛布団はどのようなもので、どのような特徴があるのでしょうか。

・どのような繊維か

羊毛布団とは、その名の通りヒツジの毛から作られたお布団です。

他の繊維から作られたお布団と比べ、吸湿性や発散性にも優れているので、いつもさらさらとした肌触りが特徴のお布団です。

羊毛が外の湿度に合わせて吸湿と発散を繰り返すので、お布団がじめっとする事が無いのです。

・羊毛布団は健康に良い、と言われているのはなぜか

人は寝ている間にも汗をかきますよね。

羊毛は、他の素材に比べて、保温性や湿気の吸湿、発散性が優れているので、人が寝ている間にかいた汗を吸い、お布団の外に発散させてくれる効果があります。

布団の中に湿気がなくなる事で、じめじめする事が無く身体をしっかりと温める事から、健康に良いと言われるようになりました。

・羊毛布団はなぜ薄いのか

お伝えしている通り、羊毛は湿気を発散させる事で身体をしっかりと温める事が出来るため、他の素材のように分厚くしなくてもしっかりと温まる事が出来ます。

また、羊毛はとても高価なものですので、他の素材のものと同じように厚みを作ってしまうと、値段が上がりすぎてしまうため、他のお布団よりも薄く製造されています。

以上が羊毛布団の特徴です。

次は、お布団を干す理由についてご説明します。

お布団はなぜ干すの?その理由とは

休みの日はお布団を干す人が多いですよね。

では、なぜお布団を干すのか、お布団を干す事でどのような効果があるのか、知っている人はどのくらいいらっしゃるでしょうか。

ここでは、知らない、という人のためにご説明しますね。

お布団は天日干しする事で、

・ふっくらする
・嫌な臭いがなくなる
・ダニ対策が出来る
・殺菌が出来る

という効果があります。

お布団を干す事で一番重要な事は、「お布団を乾燥させる」という事です。

先程お伝えしましたが、人は寝ている間にも2カップ程の汗をかくと言われています。

その汗を吸収したお布団は、中に湿気が溜まりお布団はぺたんこ、そして皮脂が付着したお布団は嫌な臭いの原因となってしまいます。

そして一番の問題はダニです。

ダニは湿気が多い場所に生息し、皮脂などを餌としているため、お布団は絶好の生息場所なのです。

こんなお布団で寝たいとは誰も思いませんよね。

お布団を干す事でお布団の中綿が乾燥し、湿気が無くなりふっくらとした肌触りでサラサラなお布団にする事が出来ますし、湿気がなくなるという事はダニの繁殖も抑える効果が期待出来るという事ですよね。

注意点ですが、太陽光で殺菌出来るのは太陽光に当たっている表面部分だけですので、中のまでは殺菌する事は出来ません。

ですが、表裏をしっかりと太陽光に当てる事で、肌に直接触れる部分は殺菌効果が期待出来るため、しっかりと干してあげると良いでしょう。

では、次に、羊毛や綿など素材別のお布団の干し方について見てみましょう。

羊毛や羽毛など素材によってお布団の干し方は違う!?

お布団を干す事で、様々なメリットがある事がわかりましたね。

では、皆さんはお布団には正しい干し方があるという事はご存じでしょうか。

正しい干し方でも、お布団には様々な種類がありますよね。

お布団の種類によっても、正しい干し方が違います。

では、種類別に正しいお布団の干し方を見てみましょう。

・羽毛布団

羽毛布団は、風通しの良い日陰で干すのがベストです。

羽毛布団の場合は、四角に縫っているダウンパックと呼ばれる部分があります。

ダウンパックの中は臭いが付きやすくなってしまうので、干す時に手で軽く抑え、ダウンパック内の空気の入れ替えをすると良いでしょう。

殺菌効果を期待するのであれば、2週間に1回、30分程度日光に当てると効果的です。

・羊毛布団

羊毛布団は動物性の繊維で出来ている為、湿度の高い場所に長時間置いてしまうと、臭いやへたりの原因となってしまうので、1週間に1回、表裏2時間ずつ干すと良いでしょう。

羊毛は1度へたりが出てしまうとなかなか戻らないという特性がありますので、こまめに天日干しする事で臭いやへたりの予防をする事が出来ます。

・綿布団

綿布団は長時間日光に当てて干してしまうと綿を傷めてしまうので注意が必要です。

夏は午前中に1~2時間程度、冬は午後2時位まで干しておくとベストです。

日光に当てる事で殺菌効果を期待する事は出来ますが、殺菌出来るのは日光が当たっている部分のみですので、途中でひっくり返す事で両面の殺菌効果が期待出来ます。

また、お布団を取り入れる時に布団叩きで叩くという人が多いと思いますが、お布団を叩く事で中の素材が切れてしまったり、繊維を壊してしまいます。

お布団の表面の布も弱くなってしまうため、お布団を干した後は布団叩きで叩くのではなく、なでるようにすると良いですよ。

梅雨の時期はこの方法で!お布団の室内での干し方と3つのメリットとは

時間が無くてお外でお布団が干せないという人や、梅雨や冬などの雨の時期、花粉が飛ぶ時期はなかなかお布団を外で干す事が出来ませんよね。

そんな場合は、室内でお布団を干すという人も多いと思います。

実は、室内でお布団を干すと3つのメリットがあるという事を皆さんはご存知でしょうか。

室内でのお布団の干し方と、その3つのメリットについてご紹介していきます。

まず、室内でのお布団の干し方は

①お布団の表と裏に掃除機をかける
②布団干しにお布団をかける
③お布団を干しているお部屋に除湿器をかける

という事です。

干す時間は、天日干しと同様に、午前10時~午後3時の間の2、3時間を目途に干しましょう。

干す時のポイントとしては、

・お布団の中の水分を出し、また、お部屋の水分を吸収しないように注意する

・室内用の物干し竿を使ってスペースを取りすぎないようにする

・お外でお布団を干す時と同様に、お布団は叩かない

などのポイントに注意しましょう。

特に室内干しの場合は、お布団をM字になるように干す事で、お布団の表と裏、両方に均等に風が通りやすくなります。

室内でのお布団の干し方が分かったところで、3つのメリットはどのような事があるのでしょうか。

メリット① 天候に左右されない

梅雨で雨が酷い季節や、冬で雪が降っている等の、天気の状態に左右される事なくお布団を干す事が出来ます。

メリット② 花粉や黄砂などのアレルゲン物質を気にしなくてもいい

花粉や黄砂、最近話題のPM2.5などのアレルギーと原因となってしまう物質がお布団に付着させる事無く、お布団を干す事が出来ます。

メリット③ 自分の都合でいつでも干す事が出来る

せっかくの休日はお出かけする、という人もいらっしゃいますよね。

室内でお布団を干す事で時間に追われる事なく、お布団を干す事が出来ます。

以上のように、室内でお布団を干す事でメリットもあります。

特に羊毛などのお布団は湿気が高いとへたってしまうので、こまめに室内干しすると良いですね。

干し方がわかったら!羊毛布団を洗濯する方法は?

毎日使うお布団、正しいお布団の干し方を試してみても、天日干しだけでは不安、という人もいらっしゃいますよね。

ですが、お布団って洗濯機で丸洗いしてもいいのか、迷ってしまいますよね。

ここでは羊毛布団はお洗濯出来るのかを見ていきましょう。

先ほどお伝えしたように、羊毛とは湿気を吸収、発散する特性を持っており、寝ている間にかいた汗を吸収、発散してくれます。

そのため、長い間使っていると汗のシミやほこりなどがついてしまったり、臭いが発生してしまう事もあります。

そんな時どうしてもお洗濯をしてしまいたくなりますよね。

では、お洗濯する方法としてはどのようなものがあるのでしょうか。

・自宅の洗濯機で丸洗い
・コインランドリーを使う
・クリーニングに出す

という方法が思いつきますね。

方法別に注意点をまとめてみましょう。

・自宅の洗濯機で丸洗い

羊毛は自宅の洗濯機で丸洗いする事は出来ません。

ですが、染みなどが一部分についている場合のみ、やさしく手洗いをする事で洗濯機よりも縮みを少なくして洗う事が出来ます。

・コインランドリーを使う

自宅の洗濯機がダメならば、コインランドリーならば、と考える人もいらっしゃると思います。

ですが、コインランドリーの洗濯機も羊毛が縮んでしまったり傷んだりしてしまうため、あまりお勧めは出来ません。

・クリーニングに出す

一番安心なのはクリーニング店に出す事です。

特に羊毛布団は、有機溶剤を使用するドライクリーニングをお願いすると、繊維が縮む事が無くお洗濯する事が出来ます。

羊毛布団をお洗濯する場合はクリーニング店にお願いすると良いですね。

また、もしあまりお洗濯したくないという人は、シーツやカバーを使う事で、お洗濯も簡単にする事が出来、あまりお布団を汚さずに使う事が出来るので、試してみると良いでしょう。

羊毛布団はなぜ洗濯してはだめなのか?対策や方法はある?

先ほど、お布団の正しい干し方をしても不安な人は、洗濯すると縮んでしまう為、クリーニングに出すのが一番良いとお伝えしました。

なぜ、洗濯をすると縮むのでしょうか?

それは羊毛の表面が関係しています。

羊毛の表面はウロコ状のようになっています。

ですが、この表面のウロコが水に濡れてしまうとウロコが開いてしまいます。

このウロコが開いた状態で、洗濯機の中で脱水をするときに力が掛かってしまうと、羊毛の繊維同士が絡まってしまい、絡まった状態で乾燥してしまうと縮んだ状態となってしまいます。

では、どうすれば良いのでしょうか。

それは、ウロコが開いたとしても、力を加えなければ繊維が絡まる事がないので、洗濯機を手洗いをするようにしてみると良いでしょう。

そして、一番の方法は、「ウロコを開かせない」という事です。

表示タグにドライマークがついている製品専用の洗剤はシリコン樹脂で表面を覆うようになっており、ウロコを開きにくくする作用があります。

もし、羊毛の製品を使用するという人は、普通の洗濯用洗剤ではなく、ドライマーク専用の洗剤を使用する事で縮みを防止する事が出来ます。

羊毛布団は干し方や洗濯に注意が必要!

以上のように、羊毛は1週間に1回、表裏2時間ずつ干す事で臭いやへたりを防止する事が出来ます。

もし、「天日干しだけでは不安…」という人はクリーニングや、部分的な汚れであれば手洗いをするなどして清潔に保つと良いでしょう。

手洗いをするという人は、羊毛に力をかけないように注意をして、お洗濯してみてくださいね。