どうして眠くなるの?風邪薬と睡眠の関係・風邪予防方法!

なんとなく寒気がする、頭痛がする、鼻水が出る…。

この冬の乾燥する季節、悩ましいのが風邪の諸症状ですよね。

そんなとき、つい手軽にドラッグストアで風邪薬を購入し、服用する人も多いのではないでしょうか。

しかし、風邪の薬は服用すると眠気が襲ってくる、という認識がありませんか?

それはなぜなのでしょうか。

今回は、風邪薬と睡眠の関係性について、詳しくお話ししましょう。

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風邪の状態の定義とは?

私たちは咳が出る、鼻水が出る、熱っぽいなど、普段とは違う身体の症状を風邪と呼びますよね。

しかし、風邪の定義とは一体なんでしょうか?

一般的に風邪の定義として、初めはのどの痛みやくしゃみ、鼻水、全身のだるさ、頭痛などから、やがて咳、鼻づまり、そして発熱などと主に上半身に様々な症状が現れることを風邪と言います。

睡眠が不足している時や食生活の乱れ、寒さが厳しくなったりすると、ひきやすくなりますよね。

特徴として、同時にいくつかの身体的症状が現れます。

そんな風邪の原因は主にウイルス感染と言われていますが、他にマイコプラズマと呼ばれる微生物や、溶連菌などの菌類が原因で起こることもあります。

そして、風邪を引き起こす風邪ウイルスは細かく100種類以上に分かれていますが、代表的なものとしては約10種類と言われています。

風邪ウイルスの中には鼻風邪を引き起こすものや、下痢や腹痛などを引き起こすもの、季節によって大流行するインフルエンザウイルスも、風邪ウイルスに分類されます。

風邪、とたった一言で簡単に表せられるものでも、その内容は複雑です。

では、風邪に効く薬とはどんなものなのでしょうか。

風邪薬の主な成分とは

一般的なドラッグストアで販売されている風邪薬を「総合感冒薬」(そうごうかんぼうやく)と言います。

医師の診察を受けて処置される薬は通常1~数種類が処方されますが、総合感冒薬は1剤で風邪の様々な症状を和らげるように作られています。

その主な成分は鎮痛・解熱の効果のあるもの、ヒスタミン、鎮咳・去痰の効果のあるもの、生薬・カフェインなど様々です。

では、その効果とはどんなものなのでしょうか?

・鎮痛・解熱

その名の通り、熱を下げ、痛みを抑える薬です。

のどの痛みや関節通、頭痛などのつらい痛みを緩和してくれます。

主な成分としてアスピリンやイブプロフェンなどです。

・ヒスタミン

くしゃみ、鼻水に有効な薬です。

風邪だけでなく花粉症の季節にも良く効くのではないでしょうか?

副作用でのどの渇きや眠気が出ます。

・鎮咳・去痰

咳止めとして処方される薬です。

ノスカピン、チペビジンなどが一般的な成分です。

他にも気管支を拡張する作用のあるものもあり、息苦しさが緩和されます。

・生薬・カフェイン

鎮痛、解熱に作用する天然成分でできたものを生薬と言います。

ゴオウ、カンゾウ、キキョウなど、聞いたことがあるのではないでしょうか?

カフェインはだるさ、眠気予防の目的で配合されていることがあります。

他にも様々な成分が配合されて、一つの風邪薬となっています。

では、なんの成分が睡眠と関係があるのでしょうか?

風邪の薬と睡眠の関係

風邪薬と一言で言っても様々な成分が入っていることがわかりましたが、では、一体どの成分が睡眠と関係しているのでしょうか?

それは「抗ヒスタミン薬」と呼ばれる成分です。

ヒスタミンとは、鼻水やくしゃみなどを引き起こす化学物質です。

花粉の季節にもよく聞く言葉ですよね。

抗ヒスタミン薬はそのヒスタミンの働きを抑制し、鼻水やくしゃみを止める作用があります。

しかし、ヒスタミンには脳を覚醒させる作用があるので、それを抗ヒスタミン薬で抑えることにより、眠気や判断力の低下などを引き起こすのです。

眠気と言うより、抗ヒスタミン薬が脳の機能の低下を導いているのですね。

抗ヒスタミン薬の配合された薬剤が寝る前に飲むように指示されるのも、こう言った理由があるのです。

風邪を早く治すには睡眠が大切

この様に風邪薬には睡眠を誘発する成分があることがわかりました。

しかし、薬のせいとはいえ、「風邪をひく」ということは普段と違う体調になるほど弱っている、ということです。

やはり、引いてしまった風邪には栄養と睡眠が大切です。

さきほどお話しした様に、風邪薬は風邪を治すものではなく、症状を抑え、楽にするものです。

鼻が詰まって寝られない、夜になると咳が出て良く眠れない、そんな症状を抑え、良い睡眠を得るためにも薬の力に頼るのも時には必要です。

風邪薬を服用し、身体を温めてから眠ることで身体の免疫力を高め、風邪を早く治すことに繋がります。

昔は風邪をひいてしまった時はお風呂に入らない方が良い、と言われてきましたが、今では高熱でない限り、入浴はした方が良いと言われています。

入浴をすることで簡単に身体が温まり、体温を上げることで抵抗力を高め、風邪に対する免疫をあげます。

ゆっくり寝ることが風邪をひいた時の一番の対策なのかもしれません。

風邪の薬を服用するタイミング

ここまで、風邪の薬と睡眠についてお話ししてきましたが、ここからは風邪をひいてしまった時の薬の飲み方についてお話ししましょう。

処方された風邪の薬には、「食前」「食後」「食間」「寝る前」など指示がしてあるものがほとんどです。

皆さんは、どうして服用する時間帯が決められているのかご存知ですか?

それは、最も薬を効果的に作用させることのできる時間、ということです。

「食前」とは、食事をする30分前を指します。

この時間が最も胃が空になる時間で、薬をダイレクトに吸収できることから効果が早く現れます。

しかし、胃への刺激が強いため、胃が荒れやすくなります。

一般的には食欲を促進させる薬や吐き気止めなど、食事に関する薬が多く指示されるのがこの時間帯です。

「食後」とは、食事をしてから30分ほどの時間を指します。

この時間は食事を終え、胃の中の食べ物の消化が始まり、薬による胃への負担が少ない状態です。

多くの薬がこの食後に服用する指示が出されているのは、胃への刺激を減らし、薬を吸収しやすくするためです。

「食間」とは、食事と食事の間、という意味で前回の食事から約2時間後を指します。

食事を終えてから2時間後には大体の食べ物が消化され、胃酸の分泌が少なく、薬の吸収がされやすい状態です。

漢方薬や胃の粘膜を保護する薬は食間に指示されることが多いです。

そして、「寝る前」とは、就寝前20分ほどの時間を指します。

この時間に指示される薬は、睡眠導入剤や眠気を引き起こす薬が処方されます。

薬を服用する指示には必ず意味があります。

時間・容量を守って服用することが、風邪を早く治すために大切なことなのです。

風邪をひかないためには十分な睡眠と栄養を摂ること!

風邪をひいてしまったら、薬を服用し十分な睡眠を得ることで早く治すことができることがわかりましたが、では風邪をひかないようにするには、どうしたら良いのでしょうか?

風邪をひかないようにするには、ウイルスを身体に入れないことが大切です。

うがい・手洗いはもちろん、外出時に人ごみに入ることが予想されるときは、マスクを着用しましょう。

そして、十分な栄養を摂取します。

バランスの取れた食事はもちろん、サプリなどでビタミンなどを補給したり、野菜ジュースで意識的に野菜を取ることも良いでしょう。

一番大切なことは、睡眠時間をきちんと取ることです。

しかし、ただ長い時間眠れば良い、というわけではありません。

質の良い睡眠は、自律神経を整え、身体の疲労感を取り免疫力を高めます。

また、寝る時に加湿器を使い、乾燥から喉を守ることも重要です。

喉から来る風邪が多いのは、就寝中の乾燥が大きな要因となります。

このように簡単なことで、風邪をひきづらくすることができます。

季節柄しかたない、と諦めないで、簡単なことで風邪の予防に気を配りましょう。

風邪の予防も対策も睡眠が大切

いかがでしたか?

風邪薬と眠気との関係についてご説明しました。

風邪薬を飲んで頭がぼーっとするのは、抗ヒスタミン薬が含まれていたからだったのですね。

風邪をひいたら薬を飲むのも大切ですが、やはりゆっくり養生することが大切です。

眠気が襲ってくるのは薬のせいだけでなく、身体が休息を求めている証拠です。

消化の良いものを食べ、暖かくし、ゆっくり寝て早く風邪を治してくださいね。