睡眠は何時間我慢できる?ギネス記録に挑戦した少年

睡眠時間を削ると、体調が悪くなったり集中力が下がるという方は多いのではないでしょうか。

睡眠は、少しでも我慢すると不調が出てしまいますが、アメリカでは不眠のギネス記録に挑戦した少年がいました。

その少年はいったい、何時間睡眠を我慢することができたのでしょうか。

その結果とギネス記録に挑戦中に現れたさまざまな症状についてお伝えします。

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睡眠時間を削るのは危険!深刻な副作用が出る恐れ

最近、「睡眠負債」という言葉が話題になっています。

聞いたことがあるという方も多いでしょうか?

睡眠負債とは、慢性的な睡眠不足や睡眠の質が下がることで、脳や身体に深刻なダメージが蓄積されていくことを指した言葉です。

明らかな不眠に限らず、寝つきが悪い、途中で目が覚めるといったような小さな問題でも、身体にダメージを蓄積させます。

スマートフォンやパソコンなどの使用も睡眠の質を下げるので、睡眠負債はまさに、現代人特有の問題とも言えます。

残業や仕事の締め切りに追われるなどして、眠れない日々が続くと著しく集中力が低下したり、体調に異変が起こります。

このように人間は、睡眠時間が削られるだけでも身体から大きなSOSが出されるのです。

では、意図的に睡眠を我慢するとどれほどのダメージが出るのでしょうか。

次の章では、睡眠を我慢するという危険すぎるギネス世界新記録に挑んだ少年についてお伝えします。

睡眠を長時間我慢!ギネスに挑戦した少年

1章では、睡眠負債によって身体が大きなダメージを受けることがわかりました。

この章では、睡眠不足が身体に与えるダメージを知ってか知らずか危険すぎるギネス記録に挑んだ高校生についてお伝えします。

その危険すぎるギネス記録とは、睡眠を何時間我慢できるかというものです。

1964年当時、高校生だったランディ・ガードナーさんが挑戦しました。

高校生という大事な時期に、無謀な挑戦に挑んだランディさんはいったい何時間、睡眠を我慢することができたのでしょうか。

普通の人間であれば、2日も我慢すればさまざまな身体の不調が出てきてギブアップしそうなものですが、ランディさんが打ち出した記録はなんと、11日間です。

11日間、1度も睡眠を取ることなく生活を続けたのです。

これには、スタンフォード大学の教授が立ち合いのもと挑戦しており、信ぴょう性が高く、ギネスブックにもしっかり掲載されている記録です。

しかし、そんな大記録を打ち立てたランディさんには数々の危険な症状が現れます。

次の章では、記録に挑戦中のランディさんを襲った症状についてお伝えします。

睡眠を264時間も我慢!ギネス挑戦中に現れた症状

ランディさんは、11日間(264時間)もの間、睡眠を我慢するという大記録を打ち立てましたが、その挑戦中にはさまざまな症状が現れました。

そもそもなぜ、高校生のランディさんがこんな記録に挑戦したかというと、冬休みの自由研究だったそうです。

自由研究に、これだけ本気で挑んだのは後にも先にもランディさんただ1人ではないでしょうか。

さて、本題に戻りますが、ランディさんが記録に挑戦したときに現れた症状をお伝えします。

まず、挑戦2日目には、目の焦点が合わなくなったそうです。

これだけでも脳にかなりのダメージが出ているのがわかります。

そして、5日目には感情のコントロールが効かなくなり、急に落ち込んだり苛立ったりと理性を失い始めます。

次の章では、不眠のギネス記録の後半戦で現れた症状についてお伝えします。

睡眠の我慢に挑戦!時間経過と共に症状が深刻化

不眠のギネス記録に挑んだランディさんでしたが、2日目の段階で目の焦点が合わなくなるという深刻な症状が現れました。

後半では、時間が経つにつれ更に深刻な症状が現れます。

この章では、その深刻な症状の数々をお伝えします。

まず、5日目を経過してからは、集中力や記憶力に著しく障害が現れ始め、考える力も衰えていきました。

終盤では、自分がプロのスポーツ選手であるという妄想や幻覚症状まで現れます。

更に、視力の低下や被害妄想、記憶障害とあらゆる障害も現れます。

このように、睡眠を我慢すると脳が激しいダメージを受けることがわかります。

この挑戦には、睡眠研究に携わるスタンフォード大学のウィリアム・ディメント教授が立ち会っていたのですが、なぜこの危険な挑戦を止めなかったのでしょうか。

結果的には、症状が現れたのは挑戦中だけで後遺症などは残らなかったそうですが、立ち会った教授がそこまで見越していたのかは不明です。

今の時代では、とても考えられない危険な挑戦でしたが、不眠の記録には他にも挑戦した方がいます。

次の章では、ランディさんの挑戦以降に不眠のギネス記録に挑戦した方についてお伝えします。

不眠記録は幻に!睡眠の我慢は危険とギネスが判断

不眠のギネス記録に挑戦したランディさんには、あらゆる危険な症状が現れました。

冬休みの自由研究のためにこれだけ身体を張ったランディさんでしたが、幸い後遺症は残りませんでした。

この当時はまだ、睡眠を我慢することが危険だということが科学的に不明確だったため、不眠記録に挑戦する方が、たくさんいたそうです。

今では、健康に害を及ぼすような記録の挑戦には倫理的に「待った」がかかりそうですが、ランディさんの挑戦後にも大きな不眠記録を打ち立てた方がいました。

2007年に、イギリスのトニー・ライトさんも不眠のギネス記録に挑戦し、266時間という大記録を達成しました。

しかし、この記録は身体に大きな害を及ぼすということで、ギネスブックには掲載されませんでした。

ランディさんの挑戦以降は不眠の記録はギネスブックに掲載されていません。

睡眠の我慢は免疫力が下がる!実験ではラットが死亡

不眠のギネス記録は、ギネスブックの掲載に待ったがかかるほど、危険な行為であることがわかりました。

この章では、動物実験で分かった不眠が身体に及ぼす意外な影響についてお伝えします。

アメリカの睡眠に関する研究を行っている機関では、過去にラットを使った断眠の実験を行っています。

特殊な装置を駆使し、ラットを長時間眠らせないようにする実験ではなんと、わずか2週間でラットが亡くなってしまったのです。

断眠により、免疫力が低下しストレスホルモンが大量に分泌されるなど、時間経過と共に深刻な症状が現れました。

最終的には、免疫力が下がったことで微生物による感染症を発症していたそうです。

気になる実験内容ですが、ラットが眠ろうとしたときに水に落として覚醒させるというものでした。

アナログかつ残酷な印象を受けてしまう実験でしたが、睡眠を我慢することがどれだけ危険かがわかる実のあるものです。

眠れないと身体に大きなストレスがかかり、ストレスは免疫力を著しく低下させます。

長時間の断眠もそうですが、短い時間しか睡眠が取れない状況が何日も続くことも健康に害を与えることがわかっています。

ランディさんのように、深刻な精神的な症状が現れることもあります。

睡眠時間は必ず確保!ギネス記録はくれぐれも真似せずに

ランディさんのギネス記録挑戦中に現れた症状やラットの実験で、睡眠時間がいかに重要なものなのかがわかりました。

どんなに忙しくても最低限の睡眠時間は必ず確保するようにし、くれぐれも睡眠を意図的に我慢するという危険な真似はやめましょう。

睡眠時間は、人間や動物が健康に生きる上で1番と言っても良いほど重要な時間です。