子供が風邪をひいて眠れない!睡眠中に出来る対処法とは!

子供が小さいときは、保育園や幼稚園でよく風邪をもらってきますよね。

子供が風邪をひくと、どうしても治るまでに時間がかかり、咳で何度も起きてしまったり、鼻が詰まったり、寝ているときも辛そうですよね。

今回は、子供が風邪にかかりにくくするための工夫と風邪にかかってしまった場合、睡眠中に出来る対処法について調べてみました。

子供の風邪が流行する時期・ウイルスの種類

子供が保育園や幼稚園に通っていると季節を問わず、色々な病気をもらってきますよね。

その中でも風邪は多くの子供がかかりやすく、鼻詰まりや咳でよく睡眠もとれず苦しそうにしていると、かわいそうです。

では、風邪はどんな時期に流行しやすいのでしょうか。

風邪は一年中流行しているイメージですが、特に、夏と冬は流行りやすい傾向にあります。

まず、夏には、ヘルパンギーナ、プール熱、アデノウイルスなどの夏風邪が流行します。

上記のどの病気も38度以上の発熱症状があり、喉の腫れ、嘔吐などの症状が出ることが多いです。

また、小さい子供の間で夏に流行する手足口病は、米粒ほどの水泡性の発疹が手、足、口に出来てしまい、痒みや脱水症状を起こす事もあります。

そして、冬に流行る風邪には、インフルエンザ、RSウイルス感染症、ロタウイルス、ノロウイルスなどがあります。

ウイルスは水分を含んでおりますが、冬に空気が乾燥する事で、水分が乾燥した空気にさらされます。

そして、ウイルスは軽くなり、空気中を浮遊しているのです。

さらに、冬に気温が下がる事で体の抵抗力が弱まり、風邪にかかりやすくなる、と言われています。

特に子供は抵抗力や免疫が弱いので、風邪にかかりやすいのです。

子供が風邪にかかりにくくするためには、お部屋の湿度に注意

集団生活をしていると風邪にかかりやすくなってしまいますが、出来る事なら風邪をひかせたくないですよね。
ここでは、子供が風邪にかかりにくくする対策をお伝えします。

保育園や幼稚園では管理出来ませんが、お家にいるときは、お部屋の湿度を50%~60%くらいに保てるように心掛けましょう。

湿度は目に見えないものなので、湿度計を用意すると良いでしょう。

加湿器がお家にある方は、お家にいる間は、加湿器をつけてあげましょう。

特に、寒い冬は暖房をつけて寝ると空気が乾燥し、睡眠中に風邪をひいてしまうこともよくありますよね。

よく、水蒸気が目に見えるスチーム式や超音波式の加湿器があります。

この種類の加湿器は、電気代が高いものが多く、蒸気の吹き出し口が熱くなるので、小さい子供がいるご家庭にはおすすめ出来ません。

もし、新しく加湿器を購入しようと考えているなら、ハイブリッド式加湿器をおすすめします。

ハイブリッド式加湿器とは、加湿器の中でお湯を沸かし、そのお湯をフィルターに含ませ、空気を送る加湿器の事です。

また、吹き出し口が熱くなりにくいので、小さい子供がいるご家庭でも安心して使えます。

電気代も安く、加湿スピードが早いのもハイブリッド式加湿器の特徴です。

ご家庭に加湿器がないという方は、濡れタオルをお部屋に干し、乾燥を防ぎましょう。

子供が鼻風邪で睡眠出来ないときは?

子供は、小さいうちは、自分で上手く鼻をかんだりする事が出来ないので、寝ようと思っても鼻が詰まって眠れない事もあります。

鼻水は、ウイルスや細菌を追い出すための役割を果たしますが、風邪でなかなか眠れない子供の様子を見ていると可哀相ですよね。

鼻水が出るときや止まらないときは、どのように対処すれば良いのでしょうか。

まず、子供がお風呂に入れる状況なら、子供がお風呂から出た後に、鼻水を吸い取ってあげましょう。

蒸気で鼻水が柔らかくなる事で、吸い取りやすくなります。

もし、子供がお風呂に入れない状況なら、蒸しタオルなどで鼻を暖めてあげ、鼻水を柔らかくし、その後鼻水を吸い取ってあげましょう。

中には、鼻水を吸い取ろうとしたら、子供が暴れてなかなか吸い取れないという方もいらっしゃると思います。

その場合は、耳鼻科に行くと、専用の機械で鼻水を吸い取ってくれるので、おすすめです。

鼻詰まりがすっきりすると子供も楽になって、ぐっすり睡眠してくれますよ。

子供が咳で睡眠出来ないときは?

では、子供が、咳が辛そうで睡眠出来ないときは、どのようにすれば良いのでしょうか。

咳も鼻水と同様に風邪の細菌やウイルスを外に出そうとする働きがあります。

薬で咳を止める方法もありますが、せっかく体がウイルスを追い出そうとしている働きを薬で止める事に否定的なお医者さんもいます。

そこで咳が出るときは、お部屋を加湿し、こまめに水分補給をするようにしましょう。

もし、咳が続くようなら、気管支炎や喘息、肺炎の疑いもあるので、こまめに病院を受診するようにしましょう。

また、咳の中でも痰がからむ咳があります。

それは、鼻水がのどに落ちているため、痰になってしまうのです。

痰になると喉も呼吸も苦しくなってしまい、可哀相ですよね。

その場合は、耳鼻科やご自宅で鼻水を吸い取ってあげましょう。

子供が睡眠出来ないときは上半身を高くしてあげよう!

子供が風邪を引いてしまった場合、まず病院に行く方が多いと思います。

小さい子供には、強い薬が処方出来ないので、小児科でシロップを処方される事も多いですが、なかなか効き目が弱く、風邪を治すにも長い時間がかかります。

また、子供が咳や風邪で2~3時間毎に起きると、看病しているお母さんも寝不足になり、辛いですよね。

そんなとき、少しでも子供がゆっくり睡眠してくれる方法をご紹介します。

まず、枕の位置を高くしてあげます。

そして、子供の腰から頭までの上半身の下にタオルやクッションを敷いて、上半身を高くしてあげましょう。

上半身を高くする事で、呼吸がいくらか楽になり、痰や、喉に落ちた鼻水が飲み込みやすくなります。

呼吸が楽になると、子供もぐっすり寝てくれて、風邪を早く治る事が期待出来ますよね。

また、なるべく側についてあげて話しかけたり、コミュニケーションをとるようにしましょう。

子供は、少し具合が悪くなっても心細くなってしまうものです。

愛情が確認出来ると、心が落ち着き、回復も早い事でしょう。

子供の脇の下にペットボトルを挟む方法も

中には、風邪で鼻詰まりが辛いときにペットボトルを脇に挟んで、鼻詰まりを解消する方法もあります。

「そんな方法で本当に良くなるの?」と疑う方も多いかもしれません。

しかし、意外に効果があるので、一度お試しください。

これは、ペットボトルを脇に挟む事で、ペットボトルを挟んだ方と逆の鼻詰まりが解消される、という方法です。

まず、空になったペットボトルを用意してください。

このペットボトルを脇の下に挟みます。

こうすることで、片方の脇の下が圧迫され、その反対側の交感神経が刺激され、鼻の血管を収縮し、鼻詰まりを解消してくれるのです。

ポイントは、鼻が詰まっている方と逆の脇の下にペットボトルを挟むという点です。

この方法だと、薬を服用することなく、睡眠中の子供の鼻詰まりが楽になるので、お母さんも安心ですね。

しかし、この方法は、子供が起きてしまうかもしれませんし、あくまでも一時的な解消法なので、鼻水・鼻詰まりが長引く場合は、病院を受診しましょう。

睡眠しやすい環境を作り、早く風邪を治してあげよう!

色々な方法を紹介しましたが、まずは、お部屋の湿度をあげ、風邪をひきにくいような環境を作ってあげましょう。

子供が風邪をひいたときは、看病するお母さんも大変で、睡眠不足になりがちですよね。

子供の風邪の状況にあった対処方法で、早く風邪を治してあげましょう!