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介護に便利な電動ベッドの選び方は?おすすめ商品もご紹介!

2018.2.15

現在の日本は、世界でも稀な超高齢化社会といわれています。

「老老介護」や「介護離職」など様々な問題がありますが、根本にあるのは在宅で介護されている方の心身への負担です。

腰を痛めたり、社会とのつながりが減って精神的に参ったりと、様々な障害があるのが現実です。

そこで、今回は、在宅介護での体への負担を少しでも減らせる、電動ベッドについてご紹介していきます。

その選び方やおすすめの商品もご紹介しますので、気になる方はぜひ参考にしてみて下さい。

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介護が必要な人はどれくらいいるの?

今回は、介護に便利な電動ベッドの選び方やおすすめ商品についてご紹介していきますが、そもそも介護の現状はどうなっているのでしょうか?

日本政府が発表した「平成29年版高齢社会白書」によると、2016年の65歳以上の高齢者人口が3,459万人になり、総人口に占める割合も27.3%と、上昇の一途を辿っています。

この高齢者人口は今後も増加を続け、2025年には3,677万人、そして2042年にはピークを迎え、3,935万人にまで膨れ上がると予想されています。

このように、高齢者の割合は増加し続けるため、介護は「遠い誰かの話」ではなく、いずれ身の回りに起きてくる身近な問題といえます。

では、その中でも介護されている方はどれぐらいいらっしゃるのでしょうか?

厚生労働省が行った「介護給付費等実態調査」によると、2015年度には、介護給付を受けている人が600万人を超えました。

そのうち、介護する側の負担が重い介護サービスを受けている方は、484万人にも達します。

介護サービスを受けている方でも、施設に入所されている場合は、ご家族の心身的負担はそれほど重くない場合が多いと思います。

ただ、この484万人の3/4以上の方は、介護者の負担の重い在宅介護です。

その中でも、「身の回りの世話ができない・立ち上がりなどの動作が一人でできない」という要介護3から、「介護なしでは日常生活が送れない」という要介護5までの方は、110万人以上にものぼります。

このように、より負担の重い在宅介護をされている場合、多くの問題が発生しているのが現実です。

次項では、どのような問題や悩みが発生しているのかを見ていきましょう。

介護者の問題点や悩みとは?

先ほどもお伝えした通り、多くの方は、負担のより重い在宅介護をされています。

では、どんな問題点や悩みがあるのでしょうか?

まずは、介護する側の問題点を見ていきましょう。

《肉体的問題》

現在の日本では、今でも女性が介護を担っている場合が多いのが現状です。

特に、「奥様が旦那様を介護する」場合や、「お嫁さんや娘さんが父親を介護する」場合、女性よりも男性の方が体が大きいので、より肉体的にはきついものがあります。

入浴や排泄の介助では、抱きかかえたり、体を起こしたりと、要介護者の体重を受けながらの動作のため、体への負担は大きいものです。

また、褥瘡(じょくそう)ケアも辛いものがあります。

褥瘡とは、簡単に言いますと、寝たきりになることで、自身の体重で圧迫されてしまう箇所の血流が悪くなったことで、ただれや傷が発生してしまうことです。

「床ずれ」とも呼ばれています。

この褥瘡ケアをするためには、自動寝返り機能がついた電動ベッドなどがあればとても楽です。

しかし、ない場合、夜中でも頻繁に寝返りを打たせる必要があるため、しっかりとした睡眠時間がとれず、睡眠不足で疲れがとれないという問題があります。

《精神的問題》

精神的疲労もとても重大な問題です。

特に、介護の程度が重度の方であると、24時間気が抜けないため、自分の時間や休みがとれず、精神的に参ってしまう方も多いです。

また、子育てであれば先が見えていますが、介護の場合、先が見えない不安があります。

「早く終わってほしい」と思うと、介護される方の死を望むということになってしまうので、そこでも心の葛藤があり、精神的な負担となってしまいます。

さらに、介護される方からの暴言や暴力、周囲の理解や支援が乏しいという状況も、精神的に追いつめてしまう原因でもあります。

《経済的問題》

最近、「介護離職」という問題が注目され始めていますが、これは介護により仕事を辞さざるをえないことです。

休職など、離職以外の選び方ができればよいのですが、その期間がわからないため、なかなかそういう訳にはいかないことが多いでしょう。

また、施設に入ることができれば離職せずにすみますが、今は入居待ちの方がたくさんいらっしゃるので、なかなか入ることが難しい状況があります。

そのため、どうしても在宅で見ることになり、離職するしかないということになってしまいます。

そうなると、収入も途絶えてしまい、経済的にも困窮してしまうという状態の方が増えています。

このように、介護者には様々な問題点があります。

その中でも、今回は、肉体的問題にスポットをあてたいと思います。

腰痛や体の疲れなどいろいろな悩みがありますが、少しでも軽減できれば本当に助かるはずです。

そこで、介護者にとって体力的に負担が少なくなる電動ベッドや、その選び方についてご紹介しましょう。

電動ベッドの選び方の参考に!電動ベッドの機能や種類

介護者の負担を減らしてくれる電動ベッド、選ぶにはどんな機能や種類があるのかを知らなければなりません。

《機能》

電動ベッドには、3つの機能があります。

【背上げ機能】

ボタン操作により、ベッドの背もたれを起こせる機能です。

要介護者の体を起こせるので、ベッドからの移動が楽にできたり、ベッドの上で食事がとれるなどのメリットがあります。

【高さ調節機能】

ボタン操作により、ベッドの高さを調節する機能です。

要介護者がベッドから降りやすい高さにしたり、介護者が腰を痛めずにお世話しやすい高さに調節できます。

【膝上げ機能】

ベッドの膝の部分を、ボタン操作で持ち上げる機能です。

背もたれを起こして座った状態の場合、段々と体が足元側へとずり落ちてきてしまうため、膝上げをしておくと、それを防ぐことができます。

また、背上げと膝上げを交互に行うことによって、ベッドに横たわったままでも、血流が悪くなるのを防ぐことができます。

《種類》

種類は、ついているモーターの数によって区分されます。

【1モーター】

背上げ機能か、もしくは高さ調節機能のどちらかがついたタイプです。

比較的体の自由が効く人用で、起き上がる際の補助として使用するのにおすすめです。

【2モーター】

背上げ機能と高さ調節機能の両方がついているベッドです。

背上げ機能に連動するような形で膝上げ機能がついているものも多いので、自分で立ち上がったり、起き上がったりするのに不自由な方におすすめです。

【3モーター】

背上げ機能、高さ調節機能、膝上げ機能の全てが備わったベッドです。

それぞれ細かな調節ができるため、長時間ベッドで過ごす人や、自分では寝返りができない人におすすめです。

【4モーター】

これは新しい種類のベッドで、背上げ機能・高さ調節機能・膝上げ機能全てがついている上に、肩の部分を傾けることで寝返りの補助ができるタイプです。

それぞれ細かに調節できるので、きめ細やかな介護ができます。

また、タイマー式の自動寝返り機能がついているものもあり、介護度が重度の方の床ずれ防止に役立ちます。

このように、モーターの数により、ついている機能も違ってきますが、ではどういう選び方をすればよいのでしょうか?

次項では、電動ベッドの選び方をご紹介しましょう。

電動ベッドの選び方!どんなことを基準にして選べばいい?

では、電動ベッドの選び方について、その基準となる項目を見ていきましょう。

《要介護者の状態》

何といっても、要介護者の状態がまずは基準になります。

足腰が悪いだけなのか、自力では起き上がれないのか、ずっと寝たきりの状態なのかなど、その人の状態によって、電動ベッドの必要とされるモーター数は変わってきます。

軽度の方であれば、1モーターか2モーターの電動ベッドが適しているでしょう。

重度の方であれば3モーターか4モーターがおすすめです。

《大きさ》

要介護者の身長や体重、お部屋の広さなどを考慮して、大きさを選ぶ必要があります。

電動ベッドの大きさはいくつかありますが、代表的なものを挙げていきましょう。

【長さ】

ショート(180cm):要介護者の身長が150cm未満の方におすすめ

レギュラー(191cm):要介護者の身長が150〜170cmの方におすすめ

ロング(205cm):要介護者の身長が170cm以上の方におすすめ

【幅】

83cm:幅が狭いため介護しやすく、また、狭い部屋にも適している

91cm:ゆったりとしたスペースがありながらも、介護しやすい

100cm:体の大きな方でもゆっくりと寝ることができ、また、寝返りもしやすい

このように、サイズがそれぞれ異なるため、要介護者にも介護する方にも使いやすいベッドを選ぶようにしましょう。

《マットレス》

モーター数や大きさも、選び方の基準としてとても重要ですが、要介護者にとってはマットレスも大事です。

マットレスも、硬いものから柔らかいものなどあらゆる種類があるため、選ぶのがちょっと難しいかもしれません。

そこで、要介護者の状態に合わせて選ぶとよいでしょう。

例えば、人の手を借りれば自立できる方は、起き上がったり移動がしやすい硬いマットレスがおすすめです。

自力で起き上がれても、人の手を借りなければ移動ができない方は、硬いマットレスで縁がしっかりとした、姿勢を安定しやすいものがおすすめです。

一方、寝たきりの方には体圧分散マットレスがよいでしょう。

これは、体圧がバランスよく分散されることにより、床ずれ防止になるからです。

介護者の負担を減らすだけでなく、要介護者の負担も減らせるようなマットレスを選ぶとよいでしょう。

電動ベッドの選び方や使い方での注意点とは?

前項で電動ベッドの選び方についてご紹介しましたが、その際に注意すべき点はあるのでしょうか?

また、使用するにあたっても注意点はあるのでしょうか?

《ベッド柵の隙間を確認》

今まで、電動ベッドでの死亡事故が何件か起きていますが、ベッド柵の隙間に頭や頸部、手足が入り込んで起こる事故が多くなっています。

そのため、ベッド柵を選んだり使用する際は、隙間の大きさを確認するのはもちろん、安全カバーをつけたり、ベッド柵とベッド柵との間に隙間ができないようストッパーをはめたりと、安全対策をする必要があります。

《壁とベッドとの隙間を開けない》

壁と電動ベッドとの間に隙間があると、何かの拍子に転げ落ちて隙間に挟まり、怪我をする可能性があります。

そのため、使用する際は、隙間を開けないよう、壁にぴったりとくっつけるのが安全です。

《キャスターの確認》

キャスターつきの電動ベッドの場合、使用する際は必ずストッパーをかけておいて下さい。

ベッドから降ろす際などに、急にベッドが動いてしまうと怪我のもとになってしまいます。

《ベッドの高さ》

例えば、車いすの方が電動ベッドへ移る際は、立った状態でお尻がしっかりとベッドに乗るぐらいの高さに、ベッドの高さを調節しておきましょう。

その際、高すぎると、お尻がベッドに乗れずにずり落ちてしまう場合があるからです。

また、ある程度体が動く方は、自分で動いてベッドから落ちてしまう可能性もあります。

そういう時に備え、ベッドの高さを1番低くしておく方が安全です。

さらに、ベッド下にマットレスなど衝撃を和らげるものを置いておくのもおすすめです。

おすすめの電動ベッドは?

電動ベッドの選び方や注意点を見てきましたが、実際、どんなおすすめ商品があるのでしょうか?

ここでは、おすすめの電動ベッドを、モーターの種類別にご紹介していきます。

《1モーター》

【ケアレット・プライム(株式会社プラッツ)】

JIS規格を認証取得している多機能の電動ベッドで、組み合わせにより6種類のタイプから選ぶことができます。

大きな特長としては、3つあります。

①要介護者の大腿部の長さに合わせて、膝が屈曲する位置を調節できるフィッティング機能がある

②背上げを行う際に、まず膝から屈曲させることにより、背と膝の角度が常に100度以上開くよう設計され、腹部が圧迫されるのを防ぐライジングモーション機能がある

③背上げを行う際、背もたれの部分を後方にスライドさせながら上半身を起こすバックオフ機構があり、腹部や背中への圧迫を軽減する

要介護者が楽に背上げができるように作られた電動ベッドです。

さらに、柵が2つついており、マットレスは3種類から、デザインは2種類から選択できます。

《2モーター》

【楽匠S 2モーター(パラマウントベッド)】

JIS規格を認証取得している電動ベッドで、7つの特長があります。

①頭側と足もと側を繋ぐ「すのこ状」の連結部分が、背を上げる時に体に沿って伸び上がって曲がるため、体がずれず、安定した座位の姿勢がとれる

②膝を上げた際に、足先の角度が水平と山なりの2種類から選ぶことができ、足のむくみを防ぐことができる

③ベッド幅が100cmあり、ゆったりとした広さがあるため、寝返りがしやすい

④20cmという超低床なので、安心した端座位がとれ、万が一ベッドから落ちても衝撃が少なく、また、高さは65cmまで上げることができるので、介護者が腰を痛めることなく介護できる

⑤高さを調節する際、まっすぐ上昇・下降できるため、余計なスペースを必要としない

⑥木製ボードを使用し、高級感溢れるデザインになっているため、お部屋に溶け込みやすい

⑦モーター音が静かなので、夜でも気兼ねすることなく使える

要介護者にとっても、介護者にとっても、両方が使いやすいように作られたベッドです。

また、オプションで、マットレスや補助用具、寝具一式も購入できます。

《3モーター》

【和夢 彩(シーホネンス)】

JIS規格を認証取得しているもので、2015年度グッドデザイン賞も受賞しています。

5つの特長が挙げられます。

①誤嚥のリスクを減らすため、ヘッドレストを動かすことで、頭部だけを30度傾けられる、業界初のヘッドレスト機能がついている

②樹脂製でできた床面にメッシュ状の隙間を開けることで、通気性を確保している

③最低床高25cm、最高床高67.5cmを実現し、要介護者の立ち上がり時の安全性や、介護者の腰痛予防・楽な介助作業を実現している

④最終操作から5分が経つと自動的にスイッチがオフになるスマートオフ機能など、手元リモコンに新機能がたくさん搭載されている

⑤背を上げた時に体がずれるのを防ぐスイングバック機能など新機能もたくさん搭載されている

《4モーター》

自動で寝返りを促すような4モーターの電動ベッドはまだ新しく、在宅用に販売されているものはありません。

ここでは、レンタル用のものと、医療機関向けの商品をご紹介します。

【4WDベッド(ランダルコーポレーション)】

これはレンタル専用の商品になります。

肩の部分、左右それぞれを傾けることができるため、寝返りをしやすくしたり、起き上がりやすくしてくれます。

【自動寝返り支援ベッド(フランスベッド)】

医療機関や介護施設向けの商品です。

床板を左右に少しずつ傾けることができるため、要介護者が眠っている時でも、起こさずに寝返りを促すことができます。

また、寝返りの速度や角度、操作時間などを設定することができ、24時間自動運転が可能なため、介護者や看護者の負担を減らすことができます。

電動ベッドを取り入れて、少しでも介護生活を楽に!

電動ベッドの種類や選び方、おすすめ商品などをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

高さ調節機能や背上げ機能などいろいろな機能があり、要介護者も介護者も、できるだけ負担を減らすような商品が多くありました。

在宅で介護をするということは、体力的にも精神的にも負担が大きいものです。

そのため、できる限り負担を減らして、ご自宅で快適に過ごしたいですよね。

電動ベッドをご利用して、少しでも介護が楽になれば嬉しいですね!

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