acアダプターが断線!修理方法は?未然に防ぐ方法もご紹介!

PCやスマホを充電しようと思って、何故か充電がされず、「なんで充電できないのだろう?」と思った経験はありませんか?

そして、acアダプターを確認してみると、ケーブルの根本部分の電線がむき出し状態だったということもあるでしょう。

acアダプター故障の原因には、色んなパターンがあったりします。

この記事では、修理方法や、故障を未然に防ぐ方法をご紹介します。

acアダプターの故障によく見られるケース

acアダプターは、PCやスマホ、タブレットなど、様々な精密機器には必要不可欠なアイテムですよね。
お家で毎日使ったり、カバンに携帯し、どこでも充電ができるようにしている人も多いです。

近年、スマホの利用者はずっと伸び続けており、1人1台の方もいれば、1人2台以上持っている方もいらっしゃいます。

そのため、acアダプターを使いまわしたりすることが増えていることでしょう。
そんな中、acアダプターの故障でよく見られるケースがあります。

それは、「断線」です。

ケーブルの途中や、ケーブルの根本から電線がむき出しになってしまい、断線が起こってしまいます。

それが原因で、電気の供給ができず、使えなくなってしまうケースがとても多いのです。

ケーブルを色んな方向へ動かしたり、折り曲げたりすることで、ケーブルにストレス(負荷)がかかってしまって、断線し、acアダプターとして機能しなくなるのです。

断線の場合の修理方法については、下記にてご説明します。

acアダプターが断線による故障の場合の修理方法①

acアダプターが断線した場合の修理方法についてです。

確実に断線しているか確認するには、電流が流れているかをチェックする「テスター」と呼ばれる機器が必要になってきます。

ですが、実際にacアダプターをコンセントに接続をして、ケーブルを色んな方向へ動かしても充電がされなかったら、断線している可能性はとても高いです。

そのため、充電がされなければ、断線している可能性が高いと判断をしてもよろしいでしょう。

しかし、断線以外にもacアダプターが内部に電気を溜めてしまっている場合があるので、ちゃんとテスターを使って、放電がされているかの確認を必ず行いましょう。

それでは、気になる修理方法ですが、下記をまず揃えます。

・カッターナイフ
・ハンダゴテ
・絶縁テープ
・ニッパー
・接着剤

最低限これらがあれば、修理を行うことができます。

それでは、手順を次の項目に、続けてご紹介します。

acアダプターが断線による故障の場合の修理方法②

まず最初に、手元にacアダプターをご用意してください。
用意できたら、下記の修理方法の手順に従って、修理を行ってください。

1.acアダプターの本体のプラスチックカバーを開きます。(溝部分にカッターナイフで切込みを入れながら開けるといい)

2.断線したケーブル部分の両端をニッパーで切断します。

3.切断面の先端から2~3センチぐらいで、カッターナイフでケーブルに切り込みを入れて、電線をむき出しにします。

4.それぞれむき出しにしたハンダゴテを使用して、電線の先端がもつれないようにまとめます。
※電線が複数あればそれぞれをまとめてあげます。

5.+極と-極が反対にならないように、切断したそれぞれを、ハンダゴテで繋ぎます。

6.テスターを使って、電流がきちんと流れるかどうかを確認します。

7.プラスチックカバーをもとに戻してあげます。

8.プラスチックカバーがカチッとハマらなければ、接着剤で固定してあげましょう。

この手順でacアダプターの修理が行なえます。
是非、修理の参考にしてみてください。

修理方法はあるが、素人が行うと電子機器本体を壊してしまう?

acアダプターの修理方法はいかがだったでしょうか?
ハンダゴテについてあまり知らない方は、難しかったかもしれません。

文字だけでは難しい方は、インターネットの動画サイトに、実際に修理している動画などが投稿されているので、そちらも参考にしてみてください。

ちなみに、修理方法を先程お伝えしましたが、注意してほしい点が1つあります。

それは、修理方法の5番目についてですが、それぞれ切断した電線をハンダゴテでまとめ、それらをつなぎ合わせる際に、+極と-極を反対にして接続しないように細心の注意を払うようにすることです。

大体のacアダプターの修理であれば、ケーブルの色にちゃんと合わせれば、問題はありません。

ですが、万が一ということもありますので、必ずテスターを使用して正しく電流が流れるかどうかのチェックをしましょう。

もし、反対にした状態で充電を行ってしまうと、接続したPCやスマホが故障してしまいます。
修理を行う場合は、必ずチェックをするようにしましょうね。

acアダプターの断線を未然に防ぐ方法とは?

修理方法をお伝えしておりましたが、そもそも修理するのはとても面倒です。
それに、acアダプターは消耗品でもあり、いつかは壊れてしまいます。

ですが、大切に丁寧に扱えば、断線もさせること無く長く利用することができるので、後悔しないように未然に防ぐ対策を行うことも大事です。

未然に防ぐ対策法として、下記のような方法があります。

【スマホ/タブレットのacアダプターの場合】

ボールペンの中にあるバネをacアダプターに利用する方法です。

acアダプターと端末本体を接続する部分にバネを巻きつけることで、根本で折り曲がらないようにすることでき、断線しにくくすることができます。

簡単に安価に取り付けることができるので、知らなかった方は、是非やってみましょう。

【PCのacアダプターの場合】

まずは、糸を用意します。
根本から3センチほど、隙間なく糸を巻き付けて、しっかりと結び、最後に接着剤で固定をしてあげます。

この方法を行うことで、根本からケーブルが折り曲がらずに済み、ケーブルにストレスがたまらないようになります。

取れそうな場合は、絶縁テープで糸を包むように貼るといいですよ。

未然に防ぐことも大事!だけど、巻取りが原因かも?

修理方法のほかに、未然に防ぐ対策をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?

消耗品を長く使用できるように、ちょっとした工夫を施すだけで長く使えるようになるので、とてもおすすめです。

ですが、中にはケーブルの巻取りが強すぎて、ケーブルに対して大きなストレスを与えてしまう場合もあります。

実際に巻取りを強くしている方で、思い当たる方もいるのではないでしょうか。

ケーブルにストレスを多く与え続けると、根本だけではなく、ケーブルの所々で裂けてしまって、断線してしまうケースもあったりします。

なので、ケーブルをまとめる際、acアダプターにぐるぐると巻きつけるように管理するのではなく、なるべく緩やかなカーブを描くようにケーブルを巻きつけましょう。

このようにケーブルの巻取りを強くしすぎないだけでも、ストレスが軽減されて傷みにくくなります。

ちょっとした対策と巻き取り方を見直すだけで、acアダプターを長く利用することができるので、acアダプターの扱いを変えてみるのはいかがでしょうか?

acアダプターは大切に使おう!

acアダプターの修理方法や未然に防ぐ対策法などいかがでしたか?

結局、acアダプターを修理をするのは大変というのも、理解してもらえたかと思います。

もし、まだ修理をしなくていい段階であれば、acアダプターをより長く使えるようにするために、ご紹介した対策をやってみてください!