部屋干しは扇風機の風だけでは不足!換気による気流の重要性

雨の多い夏で、秋も秋雨前線の停滞が続くと、洗濯物が乾きにくくてスッキリしませんよね。

冬場は仕方がないとしても、たまった洗濯物を見ていると、秋晴れでカラッとした天気が恋しい気分になることもあります。

洗濯物の部屋干しが増えているご家庭が多い中、効率の良い換気法や、部屋干しのポイントを知りたいところですよね。

今回は、「扇風機」を効果的に使う部屋干し方法をご紹介します。

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換気の基本を押さえよう!

換気の基本は「空気の流れを意識する」ということです。
お部屋の中に空気の流れを作るためには、入口と出口が必要です。

必ず、2つの窓を開けましょう。

その際は、開けた窓の対角線上の窓を開けると、気流がスムーズに動き出します。
もし、対角線上に窓が無ければ、換気扇を空気の出口として活用しましょう。

さて、ここで、窓の開け方についてポイントがあります。
それは、「窓は全開にしない」ということです。

ろうそくの火を吹き消す時を想像してみて下さい。
誰もが、口をすぼめて細く強い息を吹きますよね。

冷たくなった手を温める時は、口を広げて「はぁ~」と吹きますが、ろうそくの火を消すように、息の流れに勢いをつけたい時は、細い息が効果的です。

換気にも同じことが言えます。

窓から入る空気も、細い方が勢いもあり、効率的に流れを作ることができるのです。
換気のポイントは、「入り口となる窓は大体15㎝ほど開け、出口は全開」と覚えておきましょう。

さらに、空気の通り道に扇風機を置いて、風で空気を後押ししてあげましょう。
空気の流れに勢いが増し、より効果的に換気を促すことができます。

雨の日の部屋干し、換気はどうする?

換気の基本を押さえたところで、ここでは、雨の日の換気について考えてみましょう。

雨の日は、お部屋の中の湿度がグッと上がります。
皆さんはこの湿気がどこから来るものだと思われますか?

湿気は外から来るものだと思われがちですが、実は湿気は室内でも常に発生しているのです。

雨の日は、ただでさえ、外からの湿度がお部屋に入り込みます。

水回りから上がってくる湿気や、お風呂や調理の際の蒸気などの室内の湿気に加えて、部屋干しをすれば、室内の湿度はグングン上がります。

この状態でお部屋を閉め切っていた場合、室内の空気の水分量は飽和状態になります。
洗濯物の水分は蒸発できないまま洗濯物の中にとどまり、いつまで経っても乾きません。

これでは、嫌な生乾きの原因となりますし、カビの発生も心配ですね。

雨の日にも換気して、よどんだ空気を排出することが必要なのです。
雨が入らないように、少し窓を開け、換気扇などに向けて流れを作り、空気を外に排出しましょう。

入り口と出口の中間地点に扇風機を置いて、空気に流れを作ります。
その際に、洗濯物にも扇風機が当たるように配置を考えましょう。

空気の流れによって少しではありますが、閉め切った状態よりも湿度は下がり、扇風機の風が洗濯物に直接当たることによって、多少、水分の蒸発も促してくれます。

換気も乾燥も叶える!扇風機の2台使い

ここからは、雨の日にいかに短い時間で洗濯物を乾かすことができるかということについて、考えていきます。
まずは、扇風機の2台使いです。
扇風機が2台あるご家庭も多いと思います。

夏が終わったからといって、しまい込まずに、部屋干しに有効活用しましょう。

まず、1台目の扇風機は、換気に使います。

対角線上に開けた窓の入り口側の辺りに扇風機を1台置きましょう。
これは、換気を効率的にするためです。

雨の日に風が無いと、窓を開けてもなかなか空気に流れが出ません。

扇風機で人工的に流れを作ることによって、換気をスムーズにし、湿気の排出を促しましょう。
この時、扇風機は強い風力にし、首振りは無しに設定しましょう。

また、より空気の循環をコントロールできるサーキュレーターを使用するのもおすすめです。

次に、洗濯物にまんべんなく風が当たる場所に2台目の扇風機を置きます。
これは、洗濯物自体に風を送ることによって、水分の蒸発を促すためです。

この時は、換気のための風力よりは弱くし、首振り機能を使います。

洗濯物と洗濯物の隙間には湿気が溜まりがちです。

弱めの風力と首振り機能によって、換気のための空気の流れを遮断することなく、風通しを良くすることができるのです。

このように、2台の扇風機を、それぞれ異なる目的に合わせて使いこなすことで、効率的に洗濯物を乾かすことができます。

部屋干しを最短で!扇風機+除湿機

続いて、扇風機と除湿機を使った部屋干し方法をみていきましょう。

まず、除湿機を使う場合は、ドアや窓はすべて閉め切ります。

湿度は高い方から低い方に移動します。

除湿機を使用して、せっかくお部屋の湿度を下げようとしても、窓やドアの向こうからの湿度が移動してきては、なかなか湿度は下がりませんよね。

しっかり閉め切って、除湿効果を高めましょう。

次に、扇風機の置く場所についてです。

扇風機は、洗濯物と平行になる場所に置きます。
これは、洗濯物と洗濯物の間に、風の流れを作るためです。

そのため、洗濯物同士の間隔は10㎝以上あけて干し、隙間の風の流れを遮らないように気をつけましょう。

また、扇風機は首振り機能を使用し、風がまんべんなく洗濯物に当たるようにすることもポイントです。

そして、ご自宅の中でも小さな部屋を選んで部屋干しをしましょう。
リビングよりも、浴室や小さなお部屋が良いです。

当然ですが、お部屋が狭ければ、その分早く湿度が下がります。

時間がかかればかかるほど、菌が増殖し、生乾き臭の原因となりますので、最短時間で乾かせることを意識して場所を選ぶと良いですね。

最後に、お部屋を閉め切って洗濯物を干した後は、空気の入替が必要です。
換気を忘れずに行いましょう。

扇風機+エアコン!効果的な部屋干しはエアコンのモード選びで!

続いては、扇風機とエアコンを使った場合をみていきましょう。

エアコンを活用されている方は多いと思いますが、運転モードの選び方に迷った経験はありませんか?

エアコンには、冷房・暖房・ドライ・衣類乾燥モードなど、いくつかの運転モードがあります。

一番良いのは、やはり、「衣類乾燥モード」です。

「ドライモード」では、人が快適と感じる50%~60%までしか湿度は下がりませんが、「衣類乾燥モード」では、さらにそれより低く湿度が下がります。

もし、「衣類乾燥モード」がない場合は、「冷房モード」を選ぶことをおすすめします。

つい「ドライモード」を選びがちですが、上記にあるように、「ドライモード」では湿度は50%以下には下がりません。

快適な湿度ではなく、湿度を下げる、といった点においては、「冷房モード」の方が圧倒的に効果的なのです。
また、「ドライモード」より、比較的省エネで除湿することができるのも冷房を活用するメリットです。
設定温度はなるべく低めにすると効果的です。

そして、エアコンの電気代が気になる方は、途中から「送風モード」に切り替えて、扇風機に加えて風を活かす方法もおすすめです。

これから寒くなる季節は、気温と冷房の設定温度との差が小さいので、エアコンにかかる負担も小さく省エネです。

使用しない一番小さなお部屋を選んで、冷房の除湿効果を高めましょう。

この際も、冷房の除湿効果を最大限に活かすため、ドアや窓は閉め切り、部屋干し終了後に換気をして空気の入替をしましょう。

浴室乾燥機+扇風機でイイトコどり!?

最後に、浴室乾燥機を使った場合をみていきます。

洗濯物を干し、乾燥スイッチを押しておまかせ、と簡単に済ませてはいませんか?

この状態だと、洗濯物の湿度と乾燥機能による気温上昇が相まって、浴室内はまさに高温多湿のサウナ状態です。

これでは、洗濯物の乾燥に効果が出るまでに、浴室内の乾燥に時間が取られてしまい、とても効率が悪くなってしまいます。

そこで、まずは「換気」なのです。

元々の浴室内の湿気と洗濯物の湿気を、この換気で追い出します。

この時、浴室内の水滴をタオルで拭き取ったり、浴槽のふたをする、もしくは浴槽内の水を抜くなどして、短時間で湿度が下がるひと手間も効果的です。

また、浴室乾燥は外からの乾いた空気を取り込んでいるので、ドアの下部にある換気口はふさがない様に注意しましょう。

このように、換気を十分に行い、浴室内の湿度が下がってきたところで、乾燥モードに切り替えましょう。

ここで気になるのが電気代です。
これまでご紹介してきた方法の中でも、断トツで電気代がかかるのが、この浴室乾燥機です。

そこで、ちょっとした裏技をご紹介します。
まず、換気をしたあと、1時間程、「乾燥モード」にします。

浴室は自宅のどの部屋よりも狭いので、その分除湿効果が早く出ます。

ある程度湿度が下がり、浴室内が高温になったところで乾燥スイッチを切り、扇風機を回しましょう。

そして、脱衣所などのコンセントから電源を取り、扇風機を浴室内に置き、ドアを扇風機のコードが潰れない程度にできるだけ閉めます。

浴室乾燥と扇風機のW使いの裏技、気になる方はぜひ試してみてください。

部屋干しに対する意識を変えてみよう!

いかがでしたでしょうか。

ここでは、部屋干しについて、換気など空気の流れや湿度調整に重点を置いて、家電を活用した、いくつかの方法をご紹介しました。

ですが、その他にも効果的な洗濯物の干し方や、干す前のひと手間など、多くの知恵や工夫するポイントがあります。

最近では、花粉やpm2.5などの大気汚染や、仕事で夜干しが多くなったりと、部屋干しは雨の日だけのことではなくなってきています。

ただ、「嫌だな、今日も部屋干しか・・・」と何となく部屋干しをするのではなく、外干しと同じ一つの選択肢として極めてみると、憂鬱な気分も無くなるかもしれませんね。

環境が変わり生活が変わっても、知恵と工夫でいくらでも明るく快適に過ごしていけると思いますよ。