トイレの内側?外側?電気のスイッチはどこにあるべきなのか

毎日、使っているトイレ。

自宅トイレの電気のスイッチ場所が、どこにあるかやどんな種類か考えたことがありますか?

ホテルや知人の家に行った時に、自分の家とトイレのスイッチの位置が違って戸惑ったことがあるのではないでしょうか。

実際に、トイレの電気スイッチの位置は、どこにあるのが正しいのか、また最近のスイッチ関連も探ってみましょう。

電気のスイッチがトイレの中にある場合

自宅の部屋の電気スイッチが、内側にあるのに対して、トイレだけ外にあるのは不自然と思う人も少なくありません。

そう感じる人は、新築を建てた時にトイレの電気のスイッチを含めて、すべて内側に付けているようです。

外側に付ける人は、「使い慣れたスイッチ位置」という理由もありますが、トイレが暗く窓がない場合や夜間で、スイッチがトイレの内側にあると、スイッチの場所が探しにくく不便に感じることがあるからです。

また、内側にスイッチが付いている場合、ドアが開き戸の場合には、ドアを開きながらスイッチを探さなければなりません。

しかし、トイレの中にスイッチがあれば、間違って他の人に電気を消されてしまうことはありません。

自分以外の人が使用中であった時に「電気の消し忘れかな?」と思い、外から電気を消してしまって、使用中の人がびっくりしてしまうこともありませんね。

トイレ以外には、玄関や屋外照明のスイッチも同様です。
こちらは、悪戯防止や防水の目的があり、外側にあるのは不便に感じます。

さらにスイッチが内側にあることで、外側の壁がスッキリした印象になります。

電気のスイッチがトイレの外にある場合

反対に電気のスイッチがトイレの外側にある場合は、トイレのドアを開けた瞬間には、明るい方がいい人には向いています。

他にもトイレの入口に段差がある、バリアフリーではない少し古い家などは、外側にあった方が足元が早めに見えて、確認できるという利便性もあります。

もう1つのメリットは、換気扇スイッチと併用している場合に、換気扇の付けっぱなしを防止することもできることです。

しかし、トイレを使用中の人がいても気が付かず、電気を消してしまうこともあったり、それとは逆にスイッチを間違って付けてしまった時に、消し忘れが起こることも多いようです。

また、トイレ以外で、電気のスイッチが外側にあるのが浴室です。

浴室は電気のスイッチを内側に設置してしまうと、濡れてしまいます。

お金をかけて無理やり内側に付け、防水スイッチにするメリットもないので、通常は外側に付いていることが多いのです。

また、階段は外側というよりも「手前側」にありますが、こちらも転倒防止の為に、外側に付いているのです。

トイレの電気と換気扇が1つになっているスイッチ

窓のないトイレに多く見られるのが、「換気扇と電気のスイッチが1つになっている」スイッチです。
このスイッチは、賃貸アパートや狭小地に建てられた家などに、付けられていることが多くあります。

中には、スイッチをオフにしたあとに、換気扇だけは一定時間後に自動で、消えるという優れたものもあります。

また、スイッチランプも動作によって、色分けされていて分かりやすくなっている製品もあるようです。

しかしながら、2つのスイッチが1つになっているものだけではなく、別々にしているところもあります。

実は、トイレの換気扇の電気代は、24時間回しっぱなしでも月100円以内なので、窓のないトイレなどは、電気と換気扇のスイッチを別に付けて、換気扇のスイッチは付けっぱなしにしてるところも多いです。

その場合には、換気扇のスイッチはトイレの内側に、電気のスイッチは外側に付けているという家庭が多いようです。

どちらにせよ、換気扇を付けることによって、トイレの使用後に使った人も後から使う人も、臭いが気になることも少なくなります。

このようなことから、窓があってもなくてもランニングコストがさほどかからないので、付けてもいいかもしれません。

ただし、スイッチの場所はお好みのようです。

電気のスイッチを入れなくてもよいトイレ?

換気扇同様に、トイレの電気のスイッチに関連するものとして、人や物の気配を感知して、電気を付けてくれる人感センサーがあります。

照明電気のスイッチの位置が、決められない場合や、壁をシンプルのままにしたい場合には、人感センサーを付けてもいいかもしれません。

人感センサーのスイッチは、基本的にスイッチは中にあることが多いようです。

なぜなら、人感センサー付きの照明だと、分からない来客が使った時に外にスイッチがあると、消してしまう可能性があるからです。

ただし、センサーの取り付け場所に気を付けないと、トイレの中で長居をしている時に、急に真っ暗になってしまうこともあり得るので、注意をした方がいいでしょう。

しかし、帰宅した際にトイレの電気を消し忘れた「やってしまった感」はなくなりますね。

また、人感センサーは長く使えるものなので、電気はled電球を付けることをおすすめします。
購入する際には、商品によって自動消灯までの時間に若干の誤差があるので、確認してから購入しましょう。

もしもトイレのスイッチの位置を変えるなら…

もしも、自宅のトイレのスイッチを変更するなら、スイッチの場所が分かるように、ホタルスイッチにするとトイレの内側でも外側でも電気のオンとオフがはっきり分かります。

また、スイッチの位置を変更しない場合には、トイレの入り口のドアに小窓を付けることによって、中の電気が消えているかどうかが見て確認することができます。

もし、新築を計画していたり、自宅のトイレのスイッチ場所を移動・増設をする場合には、1階と2階のそれぞれのトイレの使い方によって、スイッチの位置を変えてみるのもいいかもしれません。

2階は、ほとんど家族だけが使うことが多いので、使い勝手を優先してもいいでしょう。

また、スイッチの戻りが悪くなってきたと思ったら、早めに新しいものに取り替えましょう。

今は、通販サイトなどで、パーツは安くてに入ります。
交換する際は、電気工事業者にお願いしましょう。

さらにスイッチだけでなく、換気扇も増設するのなら、配線の増設工事も伴うのでやはり電気工事業者に依頼をした方がいいでしょう。

トイレの電気のスイッチを変える時にかかる費用

では実際、トイレの電気スイッチを変更する費用はいくらくらいになるのでしょうか?

スイッチ本体は、シングル・ダブル・トリプルのスイッチがあり、価格はシンプルなものなら約500円から900円くらい、ホタルスイッチでは、約700円から1200円くらいです。

進化した、壁とフラットなタイプ・ledの白色ホタルスイッチ・さらに壁面に調和している感触がよいスイッチは、約1200円から3000円くらいで手に入ります。

電気を消した後に、換気扇だけ遅れて停止するスイッチは、約4500円くらいからで、また便利な人感センサーのスイッチは、約15000円からとぐっと高くなります。

これに作業費用が各々、6000円程度になるようなので、交換してから後悔をしないためにもスイッチ選びは慎重にしましょう。

しかし、ほとんどの電気工事業者では、複数個所を交換した場合にはスイッチ本体を除いた工事費用を、割り引いてくれる業者が多いので、まとめて交換や増設をしてもいいでしょう。

また、日常でスイッチのハンドル・カバーが熱くなっていたり、操作が異常に軽かったり、重かったりする場合がある時は、事故につながる可能性が高いので早めに交換をしておきましょう。

生活する人が不快でなければ内でも外でもOK!

結局は電気の消し忘れは、内側にあっても外側にあっても忘れるものは忘れるのです。

スイッチ位置は、その家の生活スタイルに合わせるのがベターと言えます。

トイレのスイッチの取り付けの前に、実際にシュミレーションをしてみるといいでしょう。

電気の付けっぱなしを防止したいのか、子どもが入った時に分かりやすい方がよいのか、など目的を明確にしておいた方がいいかもしれません。

どこに付けるかのルールはなく、快適な日常を過ごすことが大事ですね。