インテリアにアンティーク家具を取り入れよう!一人暮らし編

一人暮らしの狭い部屋では、インテリアにこだわったりアンティーク家具を置いたりするのは難しいですよね。

しかし、一人暮らしの部屋でも、アンティーク家具を置いてインテリアを楽しむ方法はあります。

今回の記事では、狭い部屋でもアンティーク家具を楽しむコツや工夫などをご紹介します。

一人暮らしの間取りでインテリアは楽しめる?

一人暮らし用の賃貸住宅というと、狭くて最低限の空間だけ、ということも少なくありません。

しかし、一人暮らしでもインテリアを楽しみたい、こだわりたいと思う人は多いでしょう。

特にアンティークテイストの家具は、狭い空間だと配置が難しく、なかなか挑戦できないという人もいるかもしれません。

一人暮らし用の賃貸住宅の間取りは、大きく分けて4つあります。

■1R

玄関を開けたらすぐに居室という、シンプルで無駄のない間取りです。

部屋にこだわりがなく、「寝るだけ」「家賃を安くしたい」という人におすすめですが、居室としての満足度は低いといわれています。

インテリアにこだわれるスペースも少ない間取りでしょう。

■1K

1Rと広さはあまり変わりませんが、居室とキッチンに仕切りがあります。

キッチンと居室が分かれているため、一人暮らしでもきちんと料理をしたい人や、においが気になる人におすすめです。

こちらも1Rと同様インテリアにこだわれるスペースは少ないとされています。

■1DK

1Kよりもキッチンのスペースが広く取られているのが1DKです。

1DKはキッチンのスペースが4.5畳~8畳未満ほどとされています。

広さによっては小ぶりなダイニングセットを配置でき、インテリアにこだわれる空間が作れます。

■1LDK

リビング、ダイニング、寝室が分かれており、快適に一人暮らしができる間取りです。

インテリアを楽しめ、リビングと寝室でテイストを変えることもできます。

ただし、家賃が高めになるという欠点もあります。

一人暮らしにおすすめ!ナチュラルアンティーク

一人暮らしでインテリアを楽しむためには、1DKもしくは1LDK以上の間取りがおすすめです。

しかし、空間が狭くなりがちな1Rだとしても、インテリアが楽しめないわけではありません。

工夫次第で、インテリアをあこがれのアンティークテイストにすることも可能です。

狭いことが強調される1Rですが、狭いからこそ統一感を出しやすいというメリットもあります。

1Rや1Kにおすすめなのは、「ナチュラルアンティーク」です。

すべて白系のアンティーク家具で統一し、圧迫感をできるだけ排除します。

また、白は膨張色なので部屋が広く見えるとされています。

部分的に木製の家具を取り入れると、明るい空間の中でもアンティークの味わいと雰囲気を楽しめます。

そして、揃える家具は背の低いものにするのがポイントです。

目線を低くすることで、部屋を広く見せる効果が期待できます。

和製アンティークの低くて小さい家具が一人暮らしにぴったり

アンティークというと、フレンチテイストやブリティッシュテイストなど、ヨーロッパのイメージが強いかもしれません。

しかし、和製のアンティークも味わいと懐かしさがあり、素朴で落ち着く家具となります。

もともと畳に座って暮らしてきた文化があるため、和製の家具には低いものが多く圧迫感が少ないです。

また、コンパクトなサイズの家具も多いため、一人暮らしの部屋にもインテリアに取り入れやすいでしょう。

ちゃぶ台や茶箪笥などの懐かしさを覚える家具は、実用性も兼ね備えます。

和製アンティークでおすすめなのは、使う色を3色以内におさえることです。

いろいろな色を使ってしまうと、狭い空間がごちゃごちゃして見えてしまいます。

3色におさえることで、すっきりとまとまりのある空間になり、アンティーク家具を際立たせることができます。

一人暮らしのインテリアに取り入れたい!2WAYアイテム

一人暮らしにアンティーク家具を取り入れるとき、気になるのは家具の大きさです。

アンティーク家具は海外製のものが多いため、サイズが大きめのものも少なくありません。

そのため、部屋に置く家具を2WAYの機能があるものにするという裏ワザもあります。

例えば、アンティークのトランクは置いてあるだけで雰囲気が満点ですが、それをテーブル代わりにすることもできます。

インテリアアイテムとして、テーブルとして、そして収納として3WAYで使うことができるのです。

ほかにも、デスクはドレッサーとしても使えますし、ソファをベッドにすることもできます。

このように工夫をすることにより、一人暮らしでも海外製のアンティーク家具を部屋に置いて楽しめます。

「アンティーク風」に作られた家具は多くありますが、やはり本物のアンティークにはかないません。

一人暮らしであっても、ぜひひとつは本物を置くことをおすすめします。

インテリアコーディネートはひとつのアンティークから始める

一人暮らしの部屋にアンティーク家具を置きたいけれど、どこから始めれば良いのかわからないという人もいると思います。

そのような人のために、おすすめのアンティーク家具をご紹介します。

■椅子

1脚置いてあるだけで、部屋の雰囲気をガラリと変えてくれる存在感があります。

また、デザイン・サイズ・ファブリックなど、バリエーションが豊富で選びやすいです。

背もたれ・アーム・脚などがデコラティブで特徴的な椅子も多いですね。

そのほか、座り心地で選んでみても良いでしょう。

椅子を置いた場所をアンティークスペースにして、そこからインテリアコーディネートを始めるのもおすすめです。

■額縁

絵画を飾るための脇役ではありますが、それだけで充分アートになります。

彫刻が施された本格的なアンティークの額縁や、シンプルな木製の額縁など、テイストもさまざまです。

主役にはなりませんが、部屋の雰囲気をアンティークテイストに変えてくれる名脇役となるでしょう。

同じテイストの額縁をいくつか並べて飾ると、さらに統一感が生まれ雰囲気が増します。

■鏡

鏡は部屋を広く見せる効果が期待できるため、一人暮らしの部屋に適しています。

フレームの装飾も美しく、壁に掛ければ場所を取ることもありません。

知っておきたいアンティークの豆知識

一人暮らしでも、アンティーク家具を置いてインテリアを楽しむ方法についてお話ししてきました。

多くの人を魅了するアンティーク家具ですが、同じような言葉に「ヴィンテージ」や「レトロ」などがあります。

近年では、「ブロカント」「シャビー」という言葉も目にするようになりました。

どれも「古いもの」を意味する言葉として使われていますが、どのように使い分ければ良いのでしょう。

それぞれ解説していきます。

■アンティーク

製造されてから100年以上経過した美術的・芸術的価値があるものを指します。

「家具」「道具」「衣服」「アクセサリー」「絵画」などがあります。

■ヴィンテージ

もとはワインの価値を意味する言葉でしたが、そこから派生して時間の経過とともに価値が増すものを意味するようになったといわれています。

製造されてから25年~100年未満のものを指すことが多いようです。

■レトロ

品質や年代をあらわす言葉ではありません。

懐かしい雰囲気を持つものを指すのが一般的です。

古いものでなくてもレトロと称されることもあります。

■シャビー

こちらも、品質や年代をあらわす言葉ではなく、「古ぼけている」「みすぼらしい」という意味です。

しかし、使い込んで愛着があったり洗練されたデザインであったりするものを指すとされています。

■ブロカント

「美しいがらくた」という意味で、アンティークと同様にフランス語です。

アンティークほど古くなく、長年大切に使われたような生活感のある道具を指すことが多いです。

■ジャンク

ヴィンテージと近いですが、「ガラクタ」「難あり」のものを指すのが一般的です。

ひとつのアンティーク家具で部屋が変わる

一人暮らしの部屋は自分だけが過ごすからこそ、心地よい空間を作り上げたいものです。

古いものに囲まれていると不思議と落ち着きますよね。

アンティーク家具ひとつで、自分の部屋がお気に入りの空間に変身します。

ご紹介したように、工夫次第で一人暮らしでもアンティークを楽しめるので、ぜひ取り入れてみてください。