おしゃれですっきりとした印象のキッチンには、誰もが憧れますよね。
しかし一人暮らしの場合は、手狭な間取りが多いため、ごちゃついた印象のキッチンになりがちなのではないでしょうか。
これでは、自宅に友人を招くのも気が引けてしまいます。
そこで今回は、キッチンをおしゃれに見せるコツや、テイスト別のキッチンコーディネートをご紹介します。
しっかりと学んで、今よりも魅力的で快適なキッチンを目指しましょう。
一人暮らしでも油断大敵!こんなキッチン習慣はNG!
キッチンをおしゃれに変身させる前に、まずは日頃の習慣を見直してみましょう。
以下で挙げるようなキッチン習慣には気を付けてください。
□洗った食器をしまわない
「水切りカゴがいつまでも食器でいっぱいになっている」「そもそも使った食器をすぐに洗わない」など、こんなキッチン習慣に思い当たる方はいませんか?
これでは、不衛生な上に見た目もよくありません。
なるべく早めに片付けることを意識していきましょう。
□調味料が散らかっている
料理の際に使った調味料やオイルは、ちゃんと定位置に戻していますか?
バラバラと散らかっていれば、キッチンが雑然として大変だらしない印象です。
□同じ用途の調理器具が複数ある
おたまやフライ返しなどの調理器具、またフライパンやお鍋は、必要最低限な数だけ保有しましょう。
収納の少ない一人暮らしのキッチンでは、いくつもあると邪魔になってしまいます。
□なんでもストックしてしまう
スーパーのビニール袋や紙袋をストックする習慣がある方は、どの世代にも多いのではないでしょうか。
何かと便利な袋類ですが、所定の収納スペースに収まりきらなくなったら、だんだんと処分していきましょう。
□使ったあとに掃除をしない
キッチンを使用したあとは、さまざまな部分が汚れます。
コンロ周りには油や調味料がはねますし、シンク周りにはどんどん水垢が溜まっていきます。
また、意外と汚れているのが足元です。
こまめに掃除をすることが、おしゃれなキッチンへの第一歩となるでしょう。
一人暮らしのキッチンをおしゃれに見せるコツ①
一人暮らしのキッチンをおしゃれに見せるためには、前章でご紹介したNG習慣を改めましょう。
そして、「使いやすいキッチン」を実現させることが重要です。
料理しやすく、片付けやすいキッチンが理想的です。
すると、キッチン全体がすっきりとした印象になり、おしゃれな食器や調理器具、雑貨が映えるようになるのです。
さらに、お手入れや掃除がしやすくなるので、きれいな状態のキッチンをキープできます。
そんな使いやすいキッチンには、十分な収納力が求められます。
そこで、コンロ下やシンク下、キッチン上部にある貴重なスペースを余すことなく活用していきましょう。
収納スペースの内部には、高さが無駄にならないよう、何段か棚を設置します。
そして、使用頻度を考慮しながら、中身を整理することもポイントとなります。
取り出した物はすぐにしまう、収納スペースに収まりきらない物は処分する。
これが鉄則なのです。
一人暮らしのキッチンをおしゃれに見せるコツ②
収納スペースをフル活用して、使いやすいキッチンになったのなら、「フォーカルポイント」を設定します。
フォーカルポイントとは、目を引く点である「注視点」のことです。
視線を集めたいポイントに、アクセントとなる雑貨や食器を置くことで、よりキッチンがすっきりとした印象になります。
このフォーカルポイントには、おしゃれな鉢に入れた観葉植物やお花を生けた花瓶、フルーツの入ったカゴなどが適しています。
あるいは、デザイン性の高いグラスやカップなどでも構いません。
キッチンテイストにマッチする小物使いで、一人暮らしの生活に彩りをプラスしましょう。
しかしながら、「アレもコレも…」と、ごちゃごちゃレイアウトしては意味がありません。
こだわりのある物だけを厳選して飾ってみましょう。
一人暮らしのキッチンをナチュラルな「カフェ風」に!
一人暮らしのキッチンをおしゃれに見せるためには、「テーマ」を決めることもおすすめです。
そこでここからは、テイスト別のキッチンコーディネートを見ていきましょう。
まずはじめにご紹介するのは、人気の「カフェ風」コーディネートです。
カフェ風キッチンの基本は、ナチュラルで温かみのある雰囲気を演出することです。
そして、「見せる収納」を上手に取り入れることで、一人暮らしの狭いキッチンでも実現することが可能になります。
調理器具や小さなフライパンは、フックにかけて並べて吊るしましょう。
すると、キッチンが使いやすくなる上に、収納スペースの節約になります。
また、壁につくり付け風のディスプレイ棚を設置するのもおすすめです。
壁面を見せる収納として活用することで、インテリアとしても機能します。
おしゃれな食器や小物、観葉植物をレイアウトすれば完璧ですね。
しかしながら、賃貸物件で壁に傷を付けられないケースも多いでしょう。
そんなときには、無印良品の「壁に付けられる家具」シリーズが適しています。
付属の固定ピンは、抜いても穴が目立ちにくくなってるため安心です。
棚タイプだけでなく、ボックスタイプもありますから、飾りたい物に合わせて選んでみましょう。
おしゃれな「北欧モダン」のキッチンですっきりと!
次にご紹介するのは、「北欧モダン」テイストのキッチンです。
ナチュラルでシンプルな北欧テイストに、洗練された大人なモダンテイストをミックスさせていきます。
すっきりとした印象のキッチンに仕上げることができるため、一人暮らしで手狭なキッチンにもぴったりでしょう。
まず、キッチンのベースカラーはホワイトです。
冷蔵庫や電子レンジ、オーブントースターなどの家電もホワイトカラーをチョイスしましょう。
すると、統一感が増して清潔なイメージのキッチンになります。
また、もう少し明るく元気なキッチンがお望みであれば、北欧らしいビビットな挿し色を加えます。
爽やかなブルーやグリーン、鮮やかなイエロー、オレンジもいいですね。
さらに、マリメッコやクリッパンなどの有名テキスタイルを取り入れてみてください。
おしゃれなテキスタイルは、キッチンコーディネートのアクセントになります。
また、食器やファブリックボードなどを北欧ブランドで揃えると、より雰囲気が出ます。
物件が古いなら!「レトロモダン」テイストがおすすめ
一人暮らしで古い築年数の賃貸物件にお住まいであれば、内装もどこか古臭いことが多いですよね。
しかし、古くてレトロな雰囲気を活かせるキッチンテイストもありますよ。
それが、どこか懐かしい「レトロモダン」です。
最近は、古民家をリノベーションすることも流行っており、旬なテイストのひとつとされています。
昭和の時代を彷彿とさせる内装と、近代的な要素をミックスさせることで、今らしいおしゃれなキッチンスタイルとなります。
そんなレトロモダンを実現させるには、「タイル」が効果的です。
インテリアショップやホームセンター、100円均一ショップなどでも、はがせるタイルシールが販売されています。
こちらを使用すれば、原状回復をしなければならない賃貸物件でも問題ありません。
シンクの周りや引き戸などに貼って、レトロながらも明るいキッチンを目指しましょう。
また、チェッカーガラス戸の食器棚があると、昭和風で温かみのある空間になります。
近代的な要素を最新家電などで取り入れつつ、レトロモダンなキッチンを完成させましょう。
一人暮らしのキッチンもアイデア次第でおしゃれになる!
今回は、一人暮らしのキッチンがおしゃれに見えるコツや、テイスト別のキッチンコーディネートをご紹介しました。
キッチンをおしゃれにするためには、まずキッチン習慣の見直しが必要です。
掃除や片付けを徹底して、きれいな状態がキープできるようにしましょう。
そこから、ご自分の好みに合ったキッチンテイストで、魅力的な空間へと仕上げてください。