食材を扱うキッチンは、お家の中でも特に清潔に保ちたい場所ですね。
シンクは放っておくとすぐにヌメリや臭いが発生してしまいます。
排水ゴミ受けの蓋も例外ではありません。
この記事では、排水ゴミ受けの蓋に焦点を当てて、キッチンシンクを快適かつ清潔に保つコツをご紹介します。
ぜひ、暮らしの中に取り入れてみてください。
キッチンシンクの蓋がヌメる!ヌメリと臭いの原因は?
「そろそろ蓋もしっかり洗っておこう」とキッチンシンクの蓋をつかんだとき、「ヌメっ!」とする感覚を味わったことはありませんか。
さらに、その蓋を取った瞬間に、モワっと嫌な臭いがしてくることがあります。
(ここでいう蓋とは、排水ゴミ受けの上についているカバーのことを指しています。)
そんなとき、なんとも憂鬱な気持ちになりますね。
この気持ち悪いヌメリや嫌な臭いの正体は、どちらも「菌」なのです。
排水溝のゴミ受けに残った食材のカスなどが原因となり、菌が繁殖することでヌメリや臭いが起こります。
このような事態を解決するためには、まずはヌメリを取ることが第一です。
そして、再び同じ事態が起きないように予防をすることが大切です。
キッチンの中でも一番汚れやすいシンクだからこそ、清潔に保ちたいものですね。
キッチンシンクの排水ゴミ受けの上の蓋の役割とは?
キッチンシンクの蓋はヌメリやすく臭いやすいので、良いイメージを持っていない方も多いのではないでしょうか。
その上、「汚れるのに洗いにくい」という、厄介な問題もあります。
では、なぜ蓋は存在するのでしょう。
それは、第一に排水ゴミ受けに溜まった食材カスの目隠しの役割を担っています。
確かに、食材カスが溜まった光景を目にするのは、気持ちの良いものではありません。
蓋で目隠しになっていれば気持ち良く使えて、見た目もスマートで問題になりません。
しかし、見えないからとついつい放ったらかしにして数日経ってしまうと、すでに菌の宝庫となってしまっているでしょう。
そんなシンクで調理をすると、菌で汚れた水が流れ、さらに排水管の中でも繁殖していきます。
一番清潔に保ちたいキッチンがそのような状態になることは、当然避けたいものです。
キッチンシンクの排水溝のゴミ受け・蓋の選び方
キッチンシンクの蓋は、「汚れやすいのに洗いにくい」という厄介なものです。
さらに、元々キッチンに備え付けられている蓋は、汚れが溜まりやすく臭いやすい、プラスチック製のものが多く使われています。
そのようなケースなら、蓋を変えることでヌメリや臭いを緩和できるかもしれません。
商品によって、特徴が違いますので見てみましょう。
まず、蓋選びでは、「止水タイプ」か「排水タイプ」のどちらかを選びましょう。
■止水タイプ
・シンクに水を溜めてお掃除するときに役立つ
・排水溝から上がる臭いを防ぐことができる
■排水タイプ
・排水溝のゴミ受けのゴミを隠すことができる
・シンクをスタイリッシュに見せられる
このように、目的によってタイプが分かれます。
中には、両方のタイプがセットになっているものもあるので、必要に応じて検討してみてください。
そして、素材にも注目してみましょう。
●ステンレス
・錆びにくく、ステンレスシンクとの相性が良い
・少々高めだが半永久的に使うことができる
・ヌメリを防止したい場合には抗菌加工がされたステンレス製がおすすめ
●シリコン
・デザインやカラーの種類が豊富
・シリコンやゴム製のものはサイズ調整がしやすく微調整することもできる
●ゴム
・手ごろな価格で、昔からよく見かけるカバー
・黒色で汚れが目立たないが劣化しやすくへたりやすい
・ゴム製のものを使うときには頻繁に買い換えると良い
素材にはこのような特徴があるので、普段の使い方に合ったものを選んでみてください。
キッチンシンクの蓋のヌメリと臭い解決法は簡単!蓋は不必要?
前項では、ヌメリや臭いに対応できるキッチンシンクの蓋の選び方についてお話ししました。
この項では、もう一つの対策をご紹介します。
それはとても簡単な方法で、蓋の使用をやめることです。
一見乱暴な表現に聞こえるかもしれませんが、これもキッチンシンクを清潔に保つ良策です。
いつも排水ゴミ受けが見える状態であれば、ゴミが溜まると目につくので、「ついつい放置する」なんてこともなくなるでしょう。
食材カスなどのゴミが出た際にこまめに処分をする習慣がつけば、菌の繁殖を防ぐことができます。
また、蓋を取り除くことで、ゴミ受けの通気性が良くなることも大きなメリットです。
最初から蓋を使用しなければ、もちろんヌメヌメする蓋になってしまうこともありませんので、洗う手間も省けますよ。
また、三角コーナーも清潔に保たないとヌメリと臭いの発生源になり、キッチンシンクを不衛生な状態にしてしまう原因になります。
この機会に三角コーナーの必要性についても考えてみましょう。
キッチンシンクの理想的な使い方!三角コーナーも不必要?
今までキッチンシンクに三角コーナーを置いていた方にとっては、なくてはならないものかもしれません。
しかし、キッチンシンクの上手な使い方ができれば、三角コーナーをなくすことで数倍快適になるかもしれません。
この項では、キッチンシンクの理想的な使い方についてお話しします。
前項でもお話しした通り、まずはキッチンシンクの蓋の使用をやめることが第一です。
そして、三角コーナーを置かずに、排水のゴミ受けに「ストッキングタイプの水切りネット」を使用しましょう。
食材カスはこのネットがキャッチしてくれるので、三角コーナーを置く必要はなくなります。
また、新聞紙で食材カスを入れられる箱をつくっておくと、野菜などの剥いた皮はその箱に入れてそのまま捨てることができるのでおすすめです。
一日の最後に、ゴミ受けに溜まった食材カスをネットごと捨て、シンクとゴミ受けをササッとお掃除しましょう。
キッチンシンクのシンプルな使い方と、毎日の簡単なお手入れの習慣が定着すれば、キッチンシンクが特別ひどく汚れることがないので、手軽なお掃除でも毎日清潔に保てます。
月に一度のオキシクリーンでシンク周りを丸ごとピカピカ!
蓋や三角コーナーのないシンクはとても快適で、毎日のお掃除も簡単になりますね。
それに加えて、月に1度オキシクリーンでのシンクのお掃除をおすすめします。
特に目立った汚れがなくても、シンクのくすみなど隅々まで綺麗にすることができますよ。
《手順》
①ビニール袋に排水溝のゴミ受けを入れた状態で設置する(シンクの水が流れないようにする栓の代わり)
②50度前後のお湯を溜めてオキシクリーンを入れる(オキシクリーンは高温で効果が高まります)
③まな板やスポンジなど汚れが気になるものを一緒に漬け込んでOK
④2時間以上浸ける
⑤水でよく洗い流す
たったこれだけのことで、シンクがピカピカに綺麗になります。
オキシクリーンは除菌効果を持っているので、キッチンシンク・排水周りのヌメリや臭いにも効果があります。
もし、蓋や三角コーナーをなくすことにためらいのある方は、オキシクリーンを併用してみてはいかがでしょうか。
キッチンシンクや排水周りを清潔にして、気持ち良いキッチン環境をつくれると良いですね。
清潔なキッチン環境は快適!
シンクの中のヌメリや排水の臭いは本当に嫌なものですね。
汚れが溜まると手を付けるのも避けたくなってしまいます。
排水汚れの対策法として、蓋を換えることもひとつの手でした。
また、汚れる要素そのものを取り除くことも大きなメリットになります。
キッチンシンクの使い方を改めて考え、日頃から汚れを溜め込まない使い方ができると良いですね。