築年数が経ったお家の古いキッチンでは、壁紙や備え付け収納、レンジフードなど、あらゆる場所に劣化が出てきます。
そこで、費用をかけずに古いキッチンをリメイクして生まれ変わらせる方法としておすすめなのが、貼って剥がせる壁紙やリメイクシートなどを使った方法です。
今回は、それらのアイテムを使ったリメイク術を6つご紹介します。
古いキッチンの壁紙をリメイク!貼って剥がせる壁紙が便利
キッチンの中で、汚れや水などの影響により劣化が進みやすく目立ちやすい部分が壁紙です。
一般的な住宅のキッチンでは、白や生成りといったシンプルなカラーの壁紙が多いです。
白や生成りは清潔感がありすっきりとした印象になりますが、その分汚れが目立ちやすくなります。
そこで、古いキッチンの壁紙を費用を抑えながらリメイクするには、貼って剥がせるタイプの壁紙を使用するのがおすすめです。
貼って剥がせる壁紙タイプの壁紙は、古くなった壁紙の上から貼ることができ、簡単に綺麗に剥がすことができます。
ハケやのりを使用せずに貼ることができるものもあるため、リメイク初心者の方にもおすすめです。
また、現状回復の問題がある賃貸物件でも取り入れることができます。
築年数が古く、キッチンの壁紙の劣化が気になる際や、デザインを変えたい際などにも活用してみると良いでしょう。
次の章では、キッチンに貼って剥がせる壁紙を取り入れる際の、具体的な選び方について解説します。
古いキッチンに取り入れる壁紙を選ぶ際のポイント!
1章でご紹介した、便利な貼って剥がせるタイプの壁紙は、デザインも豊富です。
まずは、古いキッチンに貼って剥がせるタイプの壁紙を取り入れる際に、デザインで選ぶ場合には無地かモチーフデザインのものがおすすめです。
キッチンは調理器具や家電など、何かとものが多い場所であるため、そこへ派手な柄物の壁紙を取り入れると雑然とした雰囲気になってしまう恐れがあります。
したがって、リメイク初心者の方には無地の壁紙をおすすめします。
無地の壁紙でおしゃれさを演出するには、カラーの選び方が大切です。
淡いパステルカラーのブルーやグリーンといった色合いの壁紙を取り入れると、キッチンが爽やかな印象になります。
また、淡いオレンジやイエローといった暖色系のカラーを取り入れると、明るくあたたい雰囲気に仕上げることができます。
続いて、ある程度DIYに慣れている方におすすめなのは、タイル調や木目調、板目調といったリアルなモチーフデザインの壁紙です。
次の章では、モチーフ壁紙を選ぶ際のポイントについて解説します。
モチーフ壁紙をキッチンに取り入れる際には質感に注目!
モチーフ壁紙は、木目調や板目調、タイル調といったリアルなデザインのものを選ぶのがおすすめです。
貼って剥がせる壁紙の中にも、本物の木やタイルと見間違えるほどリアルな質感を再現しているものがあります。
そういったリアルな質感の壁紙をキッチンに取り入れることで、高級感や重厚感が生まれます。
壁紙は、キッチンの中でも大きな面積を占めるため、質感にこだわらずに選ぶと失敗しやすいと言えます。
また、木目調や板目調、タイル調の壁紙を貼る際の注意としては、つなぎ目を合わせて貼るという点が挙げられます。
2枚以上の壁紙を貼る際には、つなぎ目の柄が揃っていないと素人仕事な印象が伝わってしまい、かっこ悪いです。
自分で壁紙を貼る際にも妥協せず、つなぎ目カットして揃えるなどしてこだわって貼りましょう。
また、モチーフ壁紙は色合いも大切です。
少し色あせたような白っぽいカラーのモチーフ壁紙は、シャビーシックなイメージになり、ナチュラルテイストや西海岸テイストといった雰囲気のキッチンに合います。
また、濃いトーンのモチーフ壁紙は、キッチンをモダンなイメージに変えることができ、近年話題の男前インテリアにもマッチします。
このように、古いキッチンの壁をモチーフ壁紙でリメイクする際には、素材感と色合いに注目して選んでみましょう。
古いキッチンの収納には100均のリメイクシートが便利!
古いキッチンでは、備え付けの収納部分の劣化が気になることがあるかと思います。
引き出しや扉の塗装が剥げてしまったり、汚れなどが色素沈着してくすんでしまう場合があります。
そこで、キッチンの収納を新品のような見た目に生まれ変わらせる方法としておすすめなのが、100円ショップで販売しているリメイクシートを使用したアイデアです。
近年のDIYブームで、100円ショップにもお家の内装をリメイクすることができるグッズがたくさん取り揃えられるようになりました。
中でもリメイクシートは、キッチンの収納部分に合わせて貼るだけで、簡単に安価な費用で模様替えができる優れものです。
リメイクシートは取り扱う店舗にもよりますが、デザインも豊富なので、キッチン収納の扉を思い思いのデザインにリメイクすることができます。
例えば、白を基調とした木目調のリメイクシートは、キッチンをナチュラルテイストに仕上げたい場合に取り入れると良いでしょう。
また、シックで高級感ある印象に変えたい場合には、ダークな色合いのリメイクシートを取り入れるのがおすすめです。
加えて、リメイクシートも壁紙と同様に質感や色合いに注目して選んでみましょう。
古いキッチンのレンジフードを素敵にリメイクするアイデア
古いキッチンでは、レンジフードの劣化も気になるところです。
特に白いレンジフードは、サビついたり蓄積汚れなどによって変色した際に目立ちやすく、見栄えが悪くなってしまいます。
そこで、レンジフードをおしゃれにリメイクする方法としておすすめなのが、壁紙やシールを貼ってリメイクする方法です。
壁紙をレンジフードの大きさに合うようにカットし、貼ることでデザイン性が生まれ、劣化部分をおしゃれにカモフラージュすることができます。
レンジフードに壁紙やシールを貼る際には、キッチン全体のコンセプトに合うデザインのものを選びましょう。
例えば、カントリーなイメージのキッチンで、壁紙はレンガ調、収納部分はベージュやオレンジといったあたたかみのカラーでまとめている際には、レンジフードにも暖色系の壁紙を貼ると良いです。
また、柄はメインの壁紙に合わせてレンガ調にしたり、フローリングと合わせて暖色系の板目調を選んだり、キッチン全体のテイストに合わせながらコーディネートしましょう。
古いキッチンカウンターはマスキングテープでリメイク!
最後にご紹介する古いキッチンのリメイクアイデアは、キッチンカウンターにインテリアマスキングテープを貼るという方法です。
キッチンカウンターは、キッチン側からもリビング側からも見えるため、劣化していると目立ちます。
また、キッチンカウンターの下の壁の部分は、お子さんの手が届く位置にあるため、汚れやすく、目立ちやすいです。
そこで、キッチンカウンターの下の劣化した壁紙を生まれ変わらせる方法としておすすめなのが、インテリアマスキングテープを使った方法です。
インテリアマスキングテープは、その名の通りマスキングテープのように貼って、手軽にキッチンをリメイクすることができる優れものです。
このときの貼り方で注意するポイントは、マスキングテープを隙間なく貼っていくことです。
もし、キッチンカウンターの下にお子さんの落書きがある場合も、落書きの上から縦にインテリアマスキングテープを貼ることで隠すことができるでしょう。
また、柄もののマスキングテープを使用することで華やかな印象にしてくれます。
古いキッチンの壁紙などは費用を抑えて素敵にリメイク!
古いキッチンの壁紙は、貼って剥がせるタイプの壁紙を取り入れて簡単にリメイクしてみましょう。
また、汚れや劣化が気になるキッチンの収納やレンジフードには、リメイクシートや壁紙を貼ることで、大きく印象を変えることができます。
さらに、キッチンカウンターには、インテリアマスキングテープを貼るだけで簡単にリメイクすることができますよ。