新しい部屋に引っ越したり、部屋をリフォームしたりする際に、部屋のインテリアをどうしようか考えますよね。
オシャレな部屋に住みたいと、憧れる人も多いでしょう。
そんな人にオススメなのが、グリーンとグレーのインテリアです。
グリーンとグレーをインテリアに取り入れることで、シックで落ち着いた部屋を演出することができます。
今回は、グリーンとグレーのインテリアが与える効果や、取り入れ方についてご紹介していきます。
インテリアと色の関係は?
インテリアを考える上で大切なポイント。
それは色です。
色には視覚効果だけでなく心理効果もあり、私たちの心に作用します。
住みやすくて落ち着く空間を作るには、インテリアと色の関係が重要なのです。
色は大きく分けると「寒色」、「暖色」、「中間色」、「無彩色」の4つに分類されます。
・寒色:ブルーや水色などを寒色と言い、冷たい印象、涼しげな印象、落ち着いた印象を与えます。
・暖色:レッドやオレンジなどを暖色と言い、熱い印象、暖かい印象、元気な印象を与えます。
・中性色:パープルやグリーンなど、寒色と暖色の間の色を中性色と言い、寒色や暖色のように暖かくも冷たくも感じない色です。
・無彩色:ホワイト・ブラック・グレーのように色味の無い色を無彩色と言います。
大きく4つに分類される色ですが、それぞれの色から受け取る印象は、その色によって異なります。
インテリアを考える上で、まず、どういった雰囲気の部屋にしたいのかを考えると、色を選びやすくなるでしょう。
人それぞれに好みの色があると思いますが、今回は無彩色のグレーと中性色のグリーンを取り入れたインテリアコーディネートに焦点を当ててご紹介していきます。
癒しのグリーン!インテリアが与える心理効果
寒色や暖色のように温度の印象を与えない、中性色であるグリーン。
グリーンは木々や草原など自然を連想させる色です。
疲れている時、自然を感じられる場所に行きたいと思うことはありませんか?
もしくは、自然に囲まれた場所に行くことでリラックスした経験があるかもしれません。
自然を連想させるグリーンには、ストレスを軽減させたり、心身のバランスを整えてくれたりと、癒しの効果があります。
また、グリーンは刺激の少ない色なので、長時間目にしていても疲れません。
そのため、リビングや寝室などにも取り入れやすい色です。
カーペットや壁紙にグリーンを取り入れても、派手で嫌な印象を受けません。
むしろ人に癒しを与える色なので、居心地の良い落ち着いた空間を作る手助けをしてくれます。
もちろん、グリーンの色味によっても印象が多少左右されるので、蛍光色のグリーンなどは派手な印象を受けるでしょう。
しかし、自然に近い色味のグリーンのインテリアは、癒しの空間を作り出してくれます。
そのため、安らぎのある落ち着いた雰囲気のインテリアを求める人に、グリーンはオススメの色です。
次は、グレーのインテリアが与える心理効果を見てみましょう。
合わせやすいグレー!マイナスイメージもある?
ブルーや水色などの寒色、レッドやオレンジなどの暖色、グリーンやパープルなどの中性色は、色味を感じる有彩色に分類されます。
これとは対照的に、ホワイトやブラックは色味を感じない無彩色です。
そして、グレーもホワイトやブラックと同様に無彩色に分類されます。
グレーは無彩色なので、他の色と合わせやすい色です。
自己主張の少ない色なので、合わせる色を引き立てます。
また、グレーは人に落ち着いた印象を与える控えめな色なので、インテリアに取り入れると、上品でスタイリッシュな空間を作り出すことができます。
オシャレな雰囲気を好む人は、都会的なシックでかっこいい空間を演出できるグレーのインテリアはオススメです。
しかし、グレーは陰気さや無気力さなどマイナスな印象を与える色でもあります。
そのため、病院には、あまり取り入れられない色です。
暗さや無気力さのイメージがあることから、子供部屋にもあまりオススメできません。
「オシャレなグレーを取り入れたいけれど、グレーだけだと少し暗い雰囲気になるかもしれない」と心配な方は、差し色に有彩色を持って来るといいでしょう。
グリーン×グレーのインテリアの相性
グリーンとグレーが持つ共通の特徴は「落ち着いた雰囲気」を演出できることです。
無彩色で自己主張の少ないグレーは、グリーンとの相性も抜群であり、グリーンの色味を引き立ててくれます。
その人の好みによって、グレー基調のインテリアにグリーンを取り入れても、グリーン基調のインテリアにグレーを取り入れても、落ち着いた空間を作り出せるでしょう。
グレーのインテリアが多ければ、よりシックでかっこいい部屋にすることができます。
逆に、グリーンのインテリアが多ければ、自然に近い色味が増える分、グレー基調よりも少し優しい印象の部屋にすることができます。
統一感のあるインテリアコーディネートには、自分がどのようなスタイルの部屋が好きで、どのような雰囲気の部屋にしたいのかを、はっきりさせることが大切です。
グリーンとグレーを組み合わせたインテリアコーディネートをしたい方は、まずグリーンを基調にするか、グレーを基調にするのかを決めると良いかもしれません。
また、気に入った家具の色を中心にインテリアを考えるのも良いでしょう。
グリーンのインテリアの取り入れ方と印象
中性色のグリーンは、色味に幅のある色です。
イエローに近い「黄緑」からブルーに近い「青緑」というように、緑は色の領域が広いので色味によって印象が変わります。
若葉色に近いグリーンをインテリアに選べば「明るい雰囲気の部屋」に、深い色のグリーンのインテリアを選べば「静かでリラックスできるような雰囲気の部屋」になります。
そんなグレーのインテリアの取り入れ方をご紹介します。
①カーテンをグリーンにする
カーテンによって部屋のイメージは左右されます。
グリーンは目に優しく、癒し効果のある色です。
そのため、カーテンをグリーンにすると、優しい空間を演出できます。
②ソファをグリーンにする
ソファをグリーンにすると、グリーンの癒し効果から、くつろぎ度がアップします。
その日の気分によってクッションカバーの色を変えることで、部屋が少し違う印象になるのでオススメです。
もしクッションカバーをグレーにすれば、簡単にグレー×グリーンのインテリアコーディネートができますね。
③カーペットやラグマットをグリーンにする
グリーンのカーペットやラグマットもくつろぎ度を上げるアイテム。
木製の家具との相性も抜群なので、カーペットやラグマットの上にテーブルを置くのも良いでしょう。
④ベッドカバーやシーツをグリーンにする
グリーンはリラックス効果のある色なので、ゆっくり休みたい方に、グリーンのベッドカバーやシーツはオススメです。
一枚は持っていると良いアイテムでしょう。
⑤壁紙をグリーンにする
今はインテリアショップなどで簡単に貼れる壁紙を購入できます。
壁紙をグリーンにするのは、大胆なアレンジにはなりますが、人とは違った部屋にしたい方やオシャレな部屋にこだわる方にはぴったりです。
⑥観葉植物を置く
観葉植物は、置くだけで部屋が一気にオシャレになるアイテム。
観葉植物には色々種類があるので、部屋の雰囲気や日当たりに合わせて選ぶと良いでしょう。
「本物の植物だと、お手入れや世話が大変」という方は、フェイクグリーンを検討してみてくださいね。
グレーのインテリアの取り入れ方と印象
無彩色のグレーは、自己主張が少ないので、他の色と合わせやすい色です。
合わせる色によって、部屋の雰囲気をガラリと変えることができます。
また、グレーも色の濃度や明るさによって少しずつ印象が変わるので、グレー単色のインテリアコーディネートもオシャレな部屋を演出できるでしょう。
そんなグレーのインテリアの取り入れ方をご紹介します。
①カーテンをグレーにする
部屋の印象を変えるアイテムであるカーテン。
グレーにするとシックな部屋を演出することができます。
②ソファをグレーにする
ソファをグレーにすると、部屋に上品で清潔感のある印象を与えてくれます。
クッションカバーの色で印象を変えることができるので、複数枚の様々な色のカバーを持っていると、その日の気分で部屋の印象を変えることができるためオススメです。
③カーペットやラグマットをグレーにする
グレーのカーペットやラグマットは、部屋のオシャレ度をぐんとアップさせてくれるアイテムです。
シックで上品な部屋にしたい人にオススメです。
④ベッドカバーやシーツをグレーにする
ベッドカバーやシーツをグレーにすると、大人で落ち着いた印象の部屋になります。
しかし、グレーは「曇り空」など暗い雰囲気を連想させる色でもあるので、安眠するためには良くないとも言われています。
気になる方は、グレーのベッドカバーやシーツの差し色として、ブルー、グリーン、ピンクなど、安眠をサポートしてくれると言われている色を持って来ると良いでしょう。
⑤壁紙をグレーにする
壁紙をグレーにするとシックで上品な部屋を演出することができます。
模様や柄が入ったものもオシャレなのでオススメです。
⑥グレー系の絵を壁に掛ける
絵を飾るだけで、部屋が一気にオシャレになります。
部屋の雰囲気を壊さない、センスの光る絵を選びましょう。
グレー×グリーンのインテリアでオシャレでシックな空間を演出!
今回はグレーとグリーンのインテリアの与える効果や取り入れ方をご紹介しました。
グレーは無彩色なので、他の色と組み合わせやすく、グリーンとの相性も抜群です。
2つの色を組み合わせるとシックで落ち着いた部屋を演出できます。
オシャレなインテリアを目指している方は、グレーとグリーンのインテリアをぜひ取り入れてみてくださいね。