寝ている間に、お布団がずれることってよくありますよね。
これが冬の寒い時期だと、眠りが妨げられてしまうので厄介です。
また、ベッドで寝ている方は、下に落ちたお布団を拾うのが大変でしょう。
さらに、「マットレスから敷布団がずれてしまう」というお悩みもあります。
そこでこの記事では、マットレスやお布団のずれ対策やアイデア、便利グッズをご紹介します。
お困りの方は、ぜひ参考にしてください。
なぜお布団やマットレスはずれるのか?
そもそも、お布団やマットレスがずれやすいのはなぜでしょうか?
どうやらこれには、「寝返り」が関係しているようです。
人は眠りについてから一晩で、平均20~30回も寝返りを打っているといいます。
ならば、「寝返りを打たなければいいのでは?」と、考える方がいるかもしれませんね。
しかし、無意識に行っている寝返りには大切な役割があるのです。
まず、同じ姿勢のまま眠り続けてしまうと、一部の血管が圧迫されて血流が滞ってしまいます。
すると、疲れが取れなくなったり、身体のあちこちに痛みが生じます。
こうなると、倦怠感などのダルさを感じ、腰痛や肩こりのような症状が現れるでしょう。
さらに、レム睡眠とノンレム睡眠を切り替える際にも、人は自然と寝返りを打っています。
正しい睡眠リズムは、健康への第一歩です。
では、寝返りを制御することなく、お布団のずれを防止するにはどうしたらいいでしょうか。
そこで次項からは、お布団がずれるときの対策や便利グッズをご紹介します。
ベッドマットレスからお布団を落下させないために!
ベッドで寝ている方は、ベッドマットレスの上にベッドパッドや敷布団、掛け布団をのせていますよね。
厚みのあるベッドの寝心地は素晴らしく、ついつい眠りも深くなります。
しかし寝相が悪いと、「お布団が床下に落ちて寒さで目覚める!」なんてことありませんか?
これでは、せっかくの睡眠環境も台なしです。
そこで、ベッドをお使いの方におすすめしたいのは「ベッドガード」です。
ベッドガードは、お布団がずれるのを防止するだけでなく、転落を防ぐ効果もあります。
これなら安心して、朝までぐっすりと眠ることができるでしょう。
後付けタイプの製品は、マットレスの下に差し込むだけで設置が完了します。
また、ベッドガードにはさまざまな種類があるので、ベッドフレームの素材や寝室のインテリアに合わせて選ぶのがおすすめです。
シンプルなスチール素材のベッドガードは、どんなインテリアスタイルの寝室にもマッチします。
そして、高級感を求める方には、ウッド素材のベッドガードがおすすめです。
曲線がゆったりとしているデザインだと、よりリッチなテイストになります。
マットレスの上で敷布団がずれるとき!
続いて、ベッドを使用せずマットレスの上にお布団を敷いているケースについて考えてみましょう。
マットレスから敷布団がずれると、寝室の見た目が一気にだらしない印象になってしまいます。
そして何より、ずれてしまった敷布団を元の位置に戻すのが面倒です。
そこでおすすめしたいのは、「マットレスと敷布団の間に目の粗いバスタオルを敷く」というアイデアです。
すると、バスタオルによる摩擦の力で、敷布団がずれてしまうことを防げるといいます。
さらに効果をアップさせたい方は、100円均一ショップなどでも販売されている「すべり止めシート」を併用してみましょう。
バスマットや玄関マット用でも構いませんが、カーペット固定用として販売されているタイプのものがおすすめです。
粘着剤が付いていれば、より強力な効果が期待できます。
掛け布団用のずれ防止シートもある!
敷布団がずれることも気になりますが、掛け布団がずれ落ちてしまうことも防ぎたいですよね。
そこでおすすめなのが、「おふとんズレないシート」です。
【サンコー:おふとんズレないシート】
・参考価格:2,404円(税込)
・サイズ:60cm×55cm(厚み0.38mm)
このシートは、すべり止め部分にポリウレタンコーティングがなされています。
使い方は簡単で、敷布団(マットレス)と掛け布団の間に挟み込むようにセットします。
【使い方】
①敷布団の足側にシートを20cm程度重なるように置く
②その上に掛け布団をのせる
③掛け布団とシートを巻き込みながら、敷布団の下に挟む
このように、掛け布団の位置(足元)が固定されることで、ずれ落ちを防ぎます。
蹴落としてしまう心配もなくなりますから、寝冷えすることはありません。
インターネット通販でも取り扱われているので、気になる方は探してみてください。
布団クリップで掛け布団を固定!
前項では、ずれ防止シートを使って敷布団と掛け布団を固定しましたが、「布団クリップ」を使用することもおすすめです。
【ズレないくん お布団ずれ落ちないゴムクリップ5cm 2個セット(日本製)】
・参考価格:1,000円(税込)
・サイズ:13.5cm(クリップ部分を含む全長)
布団クリップ「ズレないくん」は、敷布団と掛け布団の組み合わせだけでなく、マットレスの上にのせたベッドパッドと敷布団を固定することもできます。
クリップ部分はオール樹脂製なので、お布団の生地を傷めることはなく、人に当たっても安全です。
また、伸縮性のあるゴムを使用しているので、お布団が少しずれただけでは外れません。
さらに、ゴムが無地でシンプルなタイプであれば、寝室のインテリアを邪魔することもありません。
中には、オリジナルデザインでイラストが可愛らしい「キュートタイプ」も販売されていますから、お子さんのお布団がずれることを防止したい方は、こちらを選んでみてはいかがでしょうか。
そして、布団クリップは活用方法が寝具だけに留まらないのが魅力です。
ブランケットホルダーやハンカチホルダーとして利用することができ、袖をまくし上げるときに便利なアームクリップとしても使えます。
こちらの商品も、一部通販サイトにて取り扱いがあります。
お布団がずれる心配なし!寝袋タイプで安眠を
マットレスや敷布団がずれることよりも、「寝相が悪くて掛け布団のずれのほうが気になる!」という方に、「寝袋タイプ」の寝具をご紹介します。
これなら、寝返りが多い方でも安心して眠れますよ。
【フランネルすっぽり寝袋毛布】
・参考価格:1,980円(税抜)
・サイズ:210cm×80cm
こちらの寝袋毛布は、ディスカウント通販のヒラキで販売されています。
寝袋のように袋型になっているため、いくら寝返りを打っても冷気が入り込みにくくなっています。
また、肌触りのいいフランネル素材を使用しているため、ユーザーからの評判も高い商品です。
【カンガルー敷パッド シングル】
・参考価格:5,500円(税抜)
・サイズ:205cm×100cm
こちらは、寝袋タイプの敷パッドです。
毛布が一体化しており、ファスナーを首元まで上げれば、中のあたたかい空気が抜けることはありません。
どちらの商品も、ベージュとブラウンカラーの2色展開となっています。
ご自分の好みやインテリアに合わせて選んでみてくださいね。
お布団のずれ落ちを防ごう!
今回は、さまざまなケースを想定しながら、お布団のずれ対策についてお話ししてきました。
ベッドで寝ている方であれば、ベッドガードがおすすめです。
さらに、シートやクリップを活用しながら、ご自分の睡眠環境に合わせて対応していきましょう。
また、寝返りが多い方の場合は、寝袋タイプの寝具を使ってみるのもいいですね。