子どもの頃は男の子も女の子も、一度はおままごとをしたことがあるのではないでしょうか?
年々子どものおもちゃは本格的なものになっていますが、特におままごとのセットは等身大のものも多く大人でも楽しい気分になれるものばかりですよね。
しかし、本格的であるからこそ、お値段もそれなりにかかってしまうことがあります。
そこで、今回はダンボールをアレンジして作るダンボールキッチンのメリットや作り方をまとめてみました。
ダンボールでキッチンを作るメリットとは?
ダンボールは頑丈とはいえ紙製品ですから、「子どもの遊ぶキッチンなんて作れるのかな」と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、近年ダンボールをキッチンにアレンジするパパやママが急激に増えていて、インスタグラムなどを見ると、そのクオリティの高さに驚いてしまうこともあります。
ダンボールのキッチンは、既製品のおままごとキッチンと比べるとメリットがたくさんあります。
まず、ダンボールのキッチンは既製品と比べると非常に安く作ることができます。
ダンボールは新しいものを購入しても数百円ですし、自宅にあるものを使用すればお金をかけずに作ることもできますよね。
また、自分でアレンジすることでオリジナルのキッチンを作ることができますし、少しずつ継ぎ足して増やす楽しみ方もあります。
そして、古くなったら新しく作り直すこともできて、古いものを処分するのも簡単です。
金額が高く、立派な木でできているキッチンは非常に素敵なものですが、たったひとつのダンボールキッチンもとても素敵なものですよ。
ダンボールキッチンのアレンジに使うおすすめの道具は?
ダンボールでキッチンをアレンジする時に、最初にすることは道具をしっかりと揃えることです。
ダンボールのキッチンは、アレンジに凝り始めるとアレもコレもと揃えたくなってきますので、最初からコレがあると便利だというものをご紹介していきますね。
ダンボールは子どもの背に合わせて使いやすいサイズのものをあらかじめ用意しておきます。
この時に注意したいのがダンボールの厚さや固さです。
ダンボールにも種類があり、一般的な厚みのダンボールは5mmですが、それよりも薄くて硬いタイプや、ダブルに重ねて頑丈にしたタイプなど色々とあります。
ジュースなど重量があるものを入れるダンボールを使用すると、比較的頑丈なものが作れるでしょう。
そして、ダンボールを切り貼りする道具としてハサミ、ダンボール用カッター、のり、セロハンテープやガムテープ、両面テープは必ず使うので準備しましょう。
ダンボール用のカッターは数百円で購入することができますし、普通のカッターとは断然切れ味は違って、真っ直ぐ切るのも簡単になります。
そして、必需品ではありませんが、あると便利なものとしてカラーテープ、ペットボトルの蓋、結束バンド、シャンプーなどのポンプ容器が挙げられます。
アレンジの方法はたくさんあって、日常的に捨てているものが大きく輝くこともあります。
容器などを捨てる前に、アレンジに使えないか一考してみてくださいね。
ダンボールのキッチンはまずコンロにアレンジ!
それでは、早速ダンボールのキッチンをアレンジする方法をご紹介しますが、子どもの年齢や身長によってサイズは異なりますので、ダンボールの細かなサイズに関してはお好みで作ってくださいね。
まず、一番簡単なのはコンロを作る方法でしょう。
コンロの高さが再現できるよう、5~10cm程度の平たいダンボール箱を使うと作りやすいです。
下へもうひとつダンボールを組み立てて台座にすれば、子どもの高さに合わせやすくなります。
コンロといえば、やはりつまみを付けたいですよね。
つまみは、ペットボトルの蓋をふたつ使用すると簡単にできます。
①ペットボトルの蓋にキリなどで穴を開けて裏側からワイヤーを通す
(ワイヤーの後ろは曲げて蓋へ引っ掛かり落ちないようにすること)
②もう一つの蓋をワイヤーを隠すように合わせて、ビニールテープで巻く
(棒付きの飴のような形状になる)
③ダンボールのつまみを付ける場所へキリで穴をあけ、蓋付きのワイヤーを通してダンボールにピタリと蓋が付くようにする
④ダンボールの裏側から出たワイヤーを抜けないようにギリギリのところで曲げる
これで、蓋がクルクルと回るコンロのつまみになりますね。
コンロの五徳はコルク式の鍋敷きを置くと可愛いですよ。
あるいは直接ビニールテープを貼って円を描いて、赤いテープで火を描けばより低コストとなりますね。
コンロの次はシンク!ダンボール以外のグッズで明るくしよう
コンロの次には、やはりシンクがあると良いですよね。
シンクのアレンジは、最初から子どもの身長に合わせた高さのあるダンボールが使いやすいでしょう。
①ダンボールを箱状に組み立てる
②箱の上の真ん中あたりにカッターで穴を開け、ステンレスかプラスチックのボウルを埋め込む
(穴のサイズに注意)
③蛇口を付ける場所へキリで穴を開け、シャンプーボトルのポンプを差してテープで固定する
(蛇口にするので2本付けて、赤と青のビニールテープを巻けば水とお湯に見える)
もし、蛇口と別に水栓を付けたい場合には、先ほどのコンロのつまみと同じ要領で、ペットボトルの蓋をポンプの隣に付けてあげると良いでしょう。
その場合は、箱を組み立てる前に裏側にワイヤーを通した方が良いですね。
ここまででシンクは完成しますが、せっかく高さのあるダンボールなので下に収納を作るのも楽しいですよ。
正面からダンボールをコノ字型に切って、収納扉とします。
中に100均のカゴなどを入れて調理道具を入れると、片付けが簡単で楽しいですね。
コンロの下にも収納を付けてシンクと高さを合わせることができると、一層まとまったキッチンになりそうですね。
キッチンをおしゃれにしたい!付属品をたくさん付けてみよう
さて、ここまでは基本的で簡単なアレンジばかりをご紹介しましたが、せっかくだからもっとおしゃれなキッチンにしたいですよね。
ダンボールのキッチンだからこそ、どこにでも付属品を付けることができるので、思いきり派手にしても楽しいのではないでしょうか?
キッチンのコンロとシンクは、そのままだと寂しいので背後に壁を付けてみましょう。
壁には100均のすのこや有孔ボードを使うと、フックを掛けてレードル掛けなども付けられるので非常に使い勝手が良くなります。
純粋なダンボールのみのキッチンが良い場合には、頑丈なダンボールの一枚板を付けて統一感を出すのも良いでしょう。
そして、壁紙シートやウォールステッカーを使ってダンボールキッチンの壁を可愛くアレンジしていきます。
壁紙シートは100均でもレンガやタイル調、ヴィンテージ調の木目などキッチンに使えそうな柄がたくさんあります。
ダンボールの色味はどうしても地味で暗く見えてしまいますので、明るく変身させると子どもも喜んでくれそうです。
コンロのつまみや蛇口も、折り紙や布の端切れで丸く包んでみれば、可愛らしくなりますよ。
ダンボール以外の付属品もたくさん使って、明るく楽しいキッチンにしてみましょう。
自分でアレンジが難しい時にはどうする?
簡単な方法とはいえ、初めてダンボールのキッチンを作るのは意外に難しいものです。
特に、明確なサイズや型紙がないので、難しいと感じる方はたくさんいらっしゃると思います。
そんな時には無理にオリジナルのものを作る必要はありません。
ダンボールキッチンのアレンジについては、たくさんのパパやママがインスタグラムに載せていると述べましたが、中には写真付きでどの種類のダンボールを使用しているのかということまで載せてくれる方もいらっしゃいます。
最初は、人の作ったものをなぞる方法でも良いですよね。
慣れてきたら少しずつアレンジを加えてみましょう。
そして、作り始めてやはり難しいと感じる場合には、市販のキットを使ってみてはいかがでしょうか?
ダンボールのキッチンは、通販で様々な形のものが販売されています。
やはり最初から形が決まっているので作りやすいこともありますし、丈夫なのも良いですよね。
ただし、ダンボールでも少々金額が高いのが難点です。
凝った商品の場合は5000円以上するものもありますから、最初は小さなキットを購入して試してみるのも良いかもしれませんね。
次回の手作りにもきっと役立ってくれることでしょう。
アレンジ方法は無限大!我が子と一緒に楽しもう!
ダンボールのキッチンは、加工がしやすいので様々なアレンジをすることができます。
子どもが少し大きくなったら、一緒にキッチンの付属品を作るのも良いかもしれませんね。
まずは、家に眠っているダンボールを使用して、小さなコンロから作ってみてはいかがでしょうか?
子どもと一緒にダンボールキッチンで、のんびりと楽しんでみてくださいね。