キッチンの食器棚は、背が高い上に幅も広いので、案外目立つものです。
生活感の出やすいダイニングや、キッチン空間をおしゃれに見せるために、食器棚の細かい部分にもこだわっていきましょう。
そこで今回は、食器棚の整理術やリメイクアイデア、おすすめの製品をご紹介していきます。
見栄えの悪いキッチンの食器棚!まずは整理からはじめよう
キッチンの食器棚がガラス戸であれば、その中身は外から丸見えですよね。
例えおしゃれなキッチンであっても、食器棚の中がごちゃごちゃとしていたら、その魅力は半減してしまいます。
また、いくら整理整頓を心がけていても、忙しいときにはなかなか気を使えないものでしょう。
そこでまず、食器棚収納のコツからご紹介していきます。
ポイントを押さえて、ご自宅の食器棚をスッキリとさせましょう。
1.同じ種類の食器でまとめる
食器棚には、いくつか段がありますが、段ごとに収納する食器を分類することからはじめます。
上段には薄くて平らなお皿、段が下がるにつれて深さのある食器、というような感覚です。
2.色を統一する
食器を収納する際には、色にも注目してください。
同系色の食器を重ねていったほうが、スッキリとした印象になります。
そして、カラートーンを意識することで、大きさや形が異なる食器が並んでいたとしても、ある程度まとまって見えるのです。
3.使用頻度を考慮する
いくら見た目よく収まったとしても、使いにくくなってしまえば本末転倒です。
食器をしまう際にも手こずりますから、よく使うものはなるべく下のほうに収納しておきましょう。
また、来客用の食器や大皿は、普段手の届かない場所にあったとしても、滅多に使用しないことから、さほど問題にはなりません。
壁紙を利用する!驚きのアイデアを紹介
ここからは、食器棚のリメイクについてお話ししていきます。
新しい食器棚を購入することに躊躇している方や、少しだけでも雰囲気を変えたい方にはおすすめです。
まず、はじめにご紹介するのは、食器棚の内側に「壁紙を貼る」リメイク方法です。
用意する壁紙のデザインは、キッチンインテリアのテイストで選びましょう。
上品なフレンチテイストであれば、淡いブルーとホワイトのストライプ柄がおすすめです。
また、おしゃれで男前なブルックリンテイストならば、レンガ調の壁紙が適しています。
壁紙が用意できたら、いよいよ作業開始です。
まずは、食器棚の中身を全て出し、汚れがあればきれいに拭き取っておきましょう。
そして、食器棚内部の寸法を測り、壁紙をカットしていきます。
実際に貼っていくときのポイントとしては、角ベラやローラー、なでバケなどの道具を使用することです。
壁紙専門の道具を用意すると、仕上がりがよくなります。
作業の基本は、「なでバケで余分な空気を抜く」「つなぎ目をローラーで押さえる」これだけです。
それから、柄のつなぎ目が不自然にならないよう配慮することも大切です。
「食器棚に壁紙を使うの?!」と、驚かれるかもしれませんが、ぜひ真似してみてください。
木製の食器棚はダメージ加工でおしゃれに!
続いてご紹介するリメイクアイデアは、食器棚の「表面を削る」というものです。
この方法は、古くなった木製の食器棚に適しています。
なぜ削ってしまうのかと言えば、食器棚表面のツヤツヤとしたニス感が、「おしゃれではない」「今っぽくない」という意見が多いからです。
表面のニスを削ることで、簡単にダメージ加工できます。
すると、ビンテージ感が増し、一気におしゃれな雰囲気になります。
実際に削っていくときは、サンドペーパーを用意してください。
そして、木くずや粉が舞ってしまっても構わない環境下でおこないましょう。
さらに、防塵マスクや防塵ゴーグルを装着することも忘れてはいけません。
少し勇気が必要かもしれませんが、たったこれだけでキッチンの魅力が増すことは確実です。
また、中古で安く木製の食器棚を手に入れたときにも、おすすめしたいリメイク方法と言えます。
キッチンの食器棚は中身を隠すという手もアリ!
前述したように、キッチンの食器棚はガラス戸が多いため、中身が丸見えになることもあります。
「どうしても整理整頓がうまくいかない」「きれいな状態が長続きしない」ということであれば、フィルムやシートを貼って隠してしまうことも視野に入れましょう。
さまざまなアイテムがありますから、ご自分の好みやキッチンのテイストで選んでみてください。
<窓用フィルム>
もともと目隠し用に開発されているものが多く、すりガラス風な加工が一般的です。
おしゃれな3D柄であれば、立体感が出て空間のアクセントになるでしょう。
<リメイクシート>
はがせるリメイクシートは、デザインが豊富なので、きっとお気に入りが見つかるはずです。
テキスタイル柄でビンテージライクなリメイクシートを貼れば、旬なスタイルに仕上がります。
<黒板シート>
貼るだけで黒板仕様になるシートが人気です。
そこに、英字やイラストでアレンジすれば、キッチンがカフェ風の雰囲気になります。
おすすめ!おしゃれなキッチン食器棚①
それではここから、おしゃれな食器棚をご紹介していきます。
まずは、レトロモダンや北欧スタイルにぴったりな食器棚です。
【MONT(モント)105カップ】
こちらの食器棚は、深みのあるブラウンカラーで、レトロなデザインが特徴です。
アルダー木の質感はそのままで、アンティーク風のテイスト感が魅力でしょう。
どこか懐かしさを感じさせつつも、空間が古臭くならないのがうれいいポイントです。
また、デザインだけでなく機能面も抜群です。
一般的な扉内収納だけでなく、引き出しやオープンスペース、ワイングラスホルダーまで備えつけられています。
さらに、安心な日本製で、品質にも問題はありません。
【Bistro(ビストロ) 高さ150cmタイプ】
北欧風デザインの食器棚で、カラーはホワイトとブラウンから選べます。
コンパクトでスリムな設計ながら、大容量の収納スペースが魅力です。
また、もともと扉がクロスガラスなので、中身がごちゃついていたとしても気になりません。
生活感を排除できるので、おしゃれなキッチンにはぴったりな食器棚です。
おすすめ!おしゃれなキッチン食器棚②
引き続き、おしゃれな食器棚をご紹介していきます。
今回は、スタイリッシュな雰囲気の食器棚です。
【Alice(アリス)122 OP 両ガラス】
こちらの食器棚は、両面がすりガラスで引き戸になっています。
そのため、中身が全く気にならず、ダイニングやキッチン空間をスッキリとした印象に演出します。
サイズは大きいものの、その存在感は気にならないという点がポイントでしょう。
また、棚裏に使用されている「モイス」という天然素材は、消臭や調湿、さらには抗カビ効果まで期待できるのです。
これなら、蒸気の出る炊飯器を置いても、衛生的に問題ありませんね。
【Take(テイク)バーカウンター】
最後に、ちょっと変わった食器棚をご紹介します。
こちらは、バーカウンターとして使える食器棚です。
大きさは100cmと120cmのタイプがあり、組み合わせることでL字のバーカウンターになります。
さらに、キッチンの間仕切りとしても利用できるので、さまざまな場面で活躍しそうです。
おしゃれな食器棚でキッチンを魅力的に!
今回は、食器棚の整理術からはじまり、リメイクアイデアやおすすめの製品などをご紹介してきました。
大きな食器棚は、高額になることも多いため、なるべくリメイクでおしゃれな雰囲気を目指してみましょう。
それでも購入を決意された方は、この記事でおすすめした製品をチェックしてみてください。