毎日使うキッチンは、食材や食器、家電とモノで溢れ、ついついゴチャつきがちな場所です。
収納の仕方やグッズの選び方を少し工夫すると、シンプルで使いやすいキッチンに変身させることができます。
今回は、インテリアの要素も重要視しながら、シンプルで使いやすいキッチンをつくるコツをご紹介します。
シンプルなキッチンにはメリットが多い!無駄を省いたインテリア
「ミニマリスト」「北欧系」そんなワードが注目を集めている近年は、溢れかえるモノを見直し、シンプルに暮らしたいと願う人が多くなっているように感じます。
特にキッチンは、毎日使う場所であり、あらゆるモノが混在する場所でもあります。
乱雑なキッチンでは、美味しい食事をつくるモチベーションも上がらないものです。
では、シンプルなキッチンにするとどのようなメリットがあるのでしょうか。
・見た目がすっきりする
・収納が便利に活用できるようになる
・片付けがしやすくなる
・無駄な家事が減る
・物量が把握しやすくなる
・モノが増えにくくなる
・シンプルな状態をキープしたくなる
このように、シンプルなキッチンはすっきりした見た目だけではなく、ついつい増えがちなモノを客観的に把握しやすくしてくれるでしょう。
そうすることで、無駄を省き、使いやすく快適なスペースが実現するはずです。
次項からは、シンプルなキッチンインテリアにするためのコツをご紹介します。
シンプルなキッチンインテリアの第一歩!モノを見直す!
ここでは、シンプルなキッチンインテリアにするための第一歩として、やるべきことについてお話しします。
前項でもお話ししましたが、キッチンはあらゆるものが混在する場所です。
まずは、キッチンにあるモノ全てを見直してみることをおすすめします。
食品のストックは増えすぎていませんか。
賞味期限切れの食材はありませんか。
また、空き瓶や容器などは、いつか使えそうだと保管してしまいがちですが、意外と出番がなく収納スペースを独占してしまうことが多いのが現実です。
1年以上使わなかったものは、思いきって処分するのもアリです。
必要なモノだけに囲まれたキッチンはとてもすっきりとしているはずです。
不要なものを持たず、モノを増やす時には長く大切に使えるかを検討することで、おのずとキッチンの物量は適量をキープしていけるでしょう。
キッチンのモノの見直しができたら、次項では、キッチン収納の基本についてお話しします。
シンプルなキッチンを目指す!収納の基本!
ここでは、シンプルなキッチン収納の基本についてお話しします。
収納は、取り出しやすく使いやすいことを目指しましょう。
・毎日使うものは取り出しやすい場所
・詰め込まない
・見やすさ重視
シンク下や食器棚などの隠れている収納はもちろんですが、見える収納でも上記のことを心がけましょう。
また、隙間があると埋めたくなる心理が働きますが、収納の余白を敢えて残すようにすると、使いやすい収納ができるでしょう。
さらに、コンロやシンクまわりにはなるべくモノを置かない方が、見栄えもすっきりし使い勝手も良いのですが、収納できるスペースが少ない場合は、使いやすさを重視した壁面収納をすることもおすすめです。
次項では、インテリア要素としても取り入れたいキッチンの収納アイディアをご紹介します。
シンプルなキッチンを目指す!収納の応用!
キッチンによって収納スペースの容量も違いますね。
お住まいの住宅によっては、十分な収納スペースが確保できない場合もあります。
そんなときは、前述のような収納の基本を守りながら、少し工夫をした収納をすることで、センスあるインテリア要素になります。
いくつかのアイディア例をご紹介します。
《キッチン壁面の収納アイディア》
おたまやフライパンなどのキッチンツールを、コンロまわりの壁面にかけて収納すると使いやすいです。
換気扇などにひっかける場合は、S字フックを使うと良いでしょう。
キッチンツールのメーカーや素材、色を合わせたり、サイズ順に並べたりすると、統一感が生まれディスプレイされているかのような印象になります。
《調味料や食材の収納アイディア》
調味料や乾物系の食材は、買ってきた袋や瓶から一度取り出して、別の容器に移し替えるのもアリです。
容器は統一感が出るように、同メーカーで形や色も揃えると尚良いです。
調味料や食材のにぎやかなパッケージから、統一された容器に移し替えるだけで、まとまり感が出ておしゃれな雰囲気になるでしょう。
《カゴ収納アイディア》
カゴ収納は今やシンプルインテリア、北欧インテリアには欠かせませんね。
センス良く収納するには、詰め込み過ぎないことです。
余白を楽しむように、野菜のストックを入れたり、コップを入れたりして収納を楽しみましょう。
このようなちょっとした工夫を加えるだけで、乱雑に見えることはなく、シンプルでありながら収納自体がセンスを感じさせるインテリアの一部になるでしょう。
シンプルなインテリアは雑貨・家電の選び方が重要!
すっきりとしたシンプルな状態から、自分色に少し手を加えてあげると、あなたにとって使いやすく愛着の沸くキッチンが実現するでしょう。
だからこそこだわりたいのが、キッチングッズです。
ここでは、雑貨や家電を選ぶ際のポイントをお話しします。
シンプルなテイストのキッチンには、雑貨や家電もカラフルでにぎやかなデザインよりも、シンプルなものを選ぶことをおすすめします。
素材や色、形に統一感があると、ゴチャついた印象にならず、自然とまとまりやすくなります。
例えば、砂糖やコーヒー、紅茶などを入れるキャニスターは、同じ系統で同色のものを選んでおけば、並べて置いた時の印象がすっきりします。
前述の収納アイディアでもご紹介した、近年流行りのカゴでも同じことが言えます。
カゴを使った見せる収納はシンプルインテリアとしても取り入れたいアイテムですが、カゴの素材に統一感がないとチグハグな印象になり、シンプルなキッチンインテリアとはかけ離れてしまいます。
また、キッチングッズなどは便利だからと、数が増えがちな傾向にあるので要注意です。
繰り返しになりますが、モノを増やすときには、愛着を持って長く大切に使えるかを検討してから購入するようにしましょう。
シンプルなキッチンに取り入れたい!おすすめのキッチングッズ!
最後に、シンプルテイストのキッチンインテリアにおすすめのグッズをご紹介します。
【野田琺瑯:ラウンドストッカー】
琺瑯で有名な野田琺瑯のラウンドストッカーは漬物容器としても、米びつとしても使えます。
お米の収納には意外と困っている方も多いのではないでしょうか。
真っ白で、かわいらしいシンプルなデザインのラウンドストッカーは、キッチンにそのまま出して使ってもおしゃれに見せることができるでしょう。
【WECK:保存瓶】
ジャムやピクルスなどの食材の保存だけではなく、乾物の保存にもおすすめです。
食材の保存で、キッチン周りを楽しい雰囲気にしてくれるガラス瓶です。
【fog linen work:カゴ ラウンドポット】
アンティーク調をも感じさせるシンプルな収納カゴです。
インテリアの邪魔をしないデザインでありながら、しっかりとした存在感があります。
果物や野菜を入れるのも良し、リネンを入れるのも良し、料理本を入れるのも良し、何を入れてもサマになりそうです。
シンプルなキッチンは理想的!?
シンプルなキッチンはメリットがたくさんあります。
「シンプル・イズ・ベスト」という言葉があるように、シンプルな状態は理想的なのかもしれません。
無駄がなく快適で使いやすい状態から、あなた色に少し手を加えることで、キッチンにいる時間が楽しくなるようなインテリアになるはずです。
今回ご紹介した、シンプルなキッチンのつくり方をぜひ参考にしてみてください。