一人暮らしの場合、ワンルームや1Kといった、手狭な間取りを選択するケースがあります。
そうなると、問題なのは「収納面」です。
キッチンもスペースが限られていて、あまり機能的ではなく、不満をお持ちの方は多いでしょう。
そこで今回は、狭いキッチンに便利な「収納アイデア」をご紹介します。
貴重なスペースを活用して、使いやすいキッチンを目指しましょう。
一人暮らしあるある?狭いキッチンに対する不満とは
今回は、手狭なキッチンの収納アイデアをご紹介していきますが、その前に、一人暮らしの方がキッチンにどのような不満をお持ちなのか見ていきましょう。
●収納が少ない
今回のテーマであり、やはり最も不満に感じる点なようです。
たとえ収納があったとしても、スペース自体が狭いことに難点があります。
●おしゃれじゃない
これは、築年数の古い物件に住んでいる方に多い不満です。
リメイク次第でなんとかなりますが、退去時に困らないよう、原状回復できる範囲内で留めておきましょう。
●コンロが少ない
これは、料理好きな方にとっては悩ましい問題です。
同時進行で調理できないため、電子レンジなどをうまく併用していく必要がありますね。
●作業台が狭い
料理の材料を切っていく作業台ですが、狭すぎてまな板が置けないケースもあります。
そんなときは、シンク上に水切りラックを設置して、作業スペースを延長することができます。
●ゴミ箱が置けない
ワンルームや1Kの場合、キッチン周りにゆとりがありません。
そのため、大きなゴミ箱は置けないので注意が必要です。
これについては、後ほどアイデアや解決法をご紹介します。
狭いキッチンの収納は「コンロ周り」を有効利用!
それでは、一人暮らしでキッチンが狭い場合の収納アイデアをご紹介していきます。
まずは、コンロ周りを有効利用する方法です。
コンロ周りを収納に活用することはおすすめですが、燃えやすい物を置くのはNGです。
火災の原因にもなりますから、安全面に配慮しながら上手に活用してみましょう。
<換気扇の下にS字フック>
これは、おたまやフライ返しなど、調理器具の「見せる収納」に便利です。
ステンレス製でスタイリッシュなデザインの調理器具であれば、並んでいてもおしゃれな印象になります。
また、S字フックは、鍋やフライパンのフタをかけるのにも便利です。
<コンロ横のスペースにラックを置く>
狭いキッチンであっても、コンロ横にスペースがあるケースは多いようです。
このようなちょっとした隙間であっても、調味料などの小さな物であれば、問題なく収納できます。
また、高さのあるラックを設置すれば、使い方も広がります。
<コンロ奥にもラックが置ける>
コンロの奥にもスペースがあるのなら、スチール製のラックを設置してみましょう。
小さな鍋やケトルであれば、火からおろして待機させることができます。
キッチンの「シンク下」は貴重な収納スペース!
続いて、一人暮らしの方におすすめな「シンク下収納」についてお話ししていきます。
シンク下は、どのような物件であっても、必ず収納スペースとして設定されているものです。
そのため、貴重な空間を余すことなく、最大限に利用していきましょう。
<段をつくる>
シンク下には、2~3段の引き出し収納を活用してください。
サイズを測り、ギリギリの高さまで使えるように工夫します。
中でも、スライド式のラックが便利なので、シンク下のサイズにぴったりな製品を探しましょう。
【参考商品】ベルメゾン:シンク下ステンレススライドラック
・価格:4,990円~7,290円
引き出し仕様で、ボトルラックとして使えるタイプもあります。
サイズ展開も豊富なので、気になる方はチェックしてみましょう。
<シンク下の扉に調理器具を吊り下げる>
シンク下の扉は、裏側を活用しましょう。
扉の裏面に粘着シールタイプのフックを貼り付けて、このフックに突っ張り棒をセットします。
この突っ張り棒にフックを取り付けることで、調理器具などを吊り下げられます。
この方法を取り入れる際は、フックのサイズと突っ張り棒の太さが合うことが条件です。
また、粘着となるため、耐荷重量や粘着力が強いフックを使うなども考慮してください。
このような方法を取り入れることで、見えない部分に収納でき、キッチンがよりスッキリとした印象になります。
一人暮らしなら「キッチンワゴン」がおすすめ!
一人暮らしで、キッチンが狭い間取りにお住まいであれば、キャスター付きでスリムな「キッチンワゴン」を活用してみましょう。
スリムタイプのキッチンワゴンは、不要時にキッチンの隙間にスッキリと収めることができるため邪魔になりません。
また、キッチンの収納力が増えるだけではなく、天板付きタイプの場合は、作業スペースを広げることも可能です。
さらに、サイズ展開やデザイン、カラーパターンも豊富なので、ご自宅のキッチンに合わせた製品を選ぶことができます。
【参考商品】山善:スリムキッチンストッカー
・価格:3,955円
こちらのキッチンワゴンは、シンクに合わせた高さ設定のため、調理の際に大変重宝します。
また、スライド式のカゴが付いているので、小さな物でも取り出しやすく楽に運べます。
そして、ストック部分が大容量なのもうれしいポイントですね。
【参考商品】山善:キッチンワゴン サイドテーブル フォールディングワゴン
・価格:6,432円
なんと、折りたためるタイプのキッチンワゴンもあります。
使用しないときには、8cmのわずかな隙間に収納することが可能です。
さらに、ワンタッチで簡単にたためるので、出し入れがしやすく大変おすすめです。
もしもキッチンに「小窓」があるなら収納に活用!
キッチンに小窓がある場合は、収納スペースとして活用してみましょう。
突っ張り棒を設置すれば、調理器具やフライパンのフタなどを引っかけることができます。
また、突っ張り棒をキッチンペーパーホルダーとして活用しているケースもあります。
実用的で、見た目にもスッキリとした印象になりますね。
さらに、小窓の大きさぴったりに、手作りの棚を設置することもおすすめです。
しっかりと寸法を測れば、DIY初心者でも比較的簡単に作製できます。
そこに、調味料の瓶やボトルを並べれば、おしゃれなカフェ風キッチンに仕上がります。
また、一緒に観葉植物をディスプレイすれば、インテリアの質も向上するでしょう。
小窓からは日差しが入るので、植物にとっても最適な環境です。
水やりもしやすいので、忙しい一人暮らしの人でも手軽に育てられますよ。
一人暮らしの場合「ゴミ箱」の選び方も大事!
最後に、ゴミ箱の設置について考えてみましょう。
一人暮らしで間取りに余裕がない場合、「キッチンにゴミ箱が置けない!」というケースも出てきます。
そんなときは、ボックスタイプではなく、簡易的なゴミ箱を選びましょう。
便利なのは、折りたたみタイプのレジ袋スタンドです。
【参考商品】山崎実業:plate レジ袋スタンドプレート
・価格:1,945円
折りたためて簡単に収納でき、使用したいときにはサッと取り出せます。
レジ袋を同時に2つかけられるので、ゴミの分別にも便利ですね。
一人暮らしであれば、ゴミの量もそこまで多くはありませんので、こういったタイプのゴミ箱がおすすめです。
また、シンク下の扉に引っかけるタイプのレジ袋かけもあります。
レジ袋の口が閉じられる仕様であれば、ニオイもあまり気になりません。
ゴミはこまめに捨てて、衛生的なキッチン環境を保てるように意識しましょう。
狭いキッチンも工夫をすれば大丈夫!
今回は、手狭なキッチンの収納アイデアや、便利アイテムをご紹介してきました。
収納面や機能面に問題のあるキッチンも、工夫次第で快適になります。
シンク下にラックを設置したり、キッチンワゴンを活用することがおすすめです。
参考商品が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。