キッチンで使うふきんは、どこへ掛けるのが正解なのでしょうか?
台ふきんに食器用ふきん、シンクの周辺用ふきんなど、家庭によって使うふきんの数は変わってきますよね。
また、ふきんはどのような使い方でも、必ずと言っていいほど水を含むので、不衛生にならないよう気を配らなくてはなりません。
今回は、キッチンでふきんはどこへ掛けると便利なのか、どのようなふきん掛けを使うと良いのかをご紹介していきます。
キッチンのふきんを掛ける時に配慮すること
キッチンのふきんの置き場所を決める時には、どのようなことを考えると良いのでしょうか?
乾いた状態であれば引き出しへしまっても良いのですが、前述した通り、水を含むことが多いために置き場所に悩む方もいらっしゃるでしょう。
ふきんを置く場所として、まずは使いたい時にサッと手を伸ばせる場所であることが第一条件ですよね。
他には、衛生的に使うためにきちんと干して乾かせる場所、邪魔にならない場所、見映えが悪くない場所というのも重要でしょう。
また、布製品なので、できれば火元から離れた場所へ置くことができれば、安全性も確保されます。
そして、複数枚使用した後のことも考慮したいですね。
こうしてポイントを挙げてみると、意外にふきんは置き場所がないことに気付くのではないでしょうか。
ふきんは、さほど大きなものではないのですが、これら全ての条件を満たすとなると突然難しい問題になります。
さらにキッチンは、住まいによって形状もスタイルも違いますから、良いと思った場所へ置けないことだってあります。
まずは、第一条件を元に掛ける場所を設定して、その他に自分が求めるのはどのようなことなのか、探してみるようにしましょう。
キッチンのどこでも使える!置き型ふきん掛けを使ってみよう
最初にご紹介したいのは、置き型のふきん掛けです。
置き型のふきん掛けは、様々な形状であらゆるメーカーからたくさんのカラーや素材で販売されています。
1本の支柱を軸に、コの字のスチールを扇のように開いて使うタイプや、単純にロの字型のスチールを数本並べてくっつけたタイプ、さらには、使わない時にはたたんでしまえるタイプなんていうのもあります。
このような置き型のふきん掛けのメリットは、文字通り置いて使用するものなので、どのようなタイプのキッチンでも使用できることでしょう。
場所を変えても使用できますし、使わない時はそのままサッとしまえるのも良いですね。
しかし、頭上などに掛けるタイプと比べるとどうしても場所をとるのは、デメリットとも言えるかもしれません。
置き型のふきん掛けを使用する時は、シンク前やシンク脇のわずかなスペースを使用すると、比較的場所をとらないのではないかと思われます。
また、デザイン性に富んだものを使用してあえて見せるように、カウンター上などへ載せて使用しても良いかもしれません。
例えば、Francfrancの「布巾ハンガー トスカ」などは、ウッドと白いスチールの清潔感ある組み合わせがとても素敵なので、リビングから見ても違和感はなさそうですね。
キッチンの吊り戸棚を使用して風通し良くふきんを干そう!
キッチンに吊り戸棚がある場合には、吊り戸棚を利用したふきん掛けを使用してはどうでしょうか?
水回りはどうしても湿気が多いので、高い位置で風通し良く干すことは衛生的にも良さそうですよね。
吊り戸棚の下を利用したふきん掛けは多く、大体のものが棚板へ差し込むだけの簡単仕様となっています。
丈夫さを求めるのなら、ネジ式のものを使用すると良いでしょう。
また、アールエスハンガースタジオの「吊り下げラック まな板ホルダー ふきん掛け」のように、ふきん掛けとまな板を干せるハンガーが一体型になっているものもあります。
干す場所に悩むものをまとめたい方には、おすすめかもしれません。
また、吊り戸棚を利用した収納ラックなどもありますから、ふきん掛けで乾いたふきんをそのまま隣の収納ラックへしまえることを考えるならば、とても便利に使えそうです。
ただし、気を付けたいのは吊り戸棚の高さです。
吊り戸棚は手が届くほどの高さなので、背の高い方だと干してあるふきんがジャマに感じることがあるかもしれませんよね。
また、吊り戸棚を開ける時に、なんらかのはずみで落下してきては危険なので、設置場所や設置方法をしっかりと確認して使うようにしましょう。
作業を終えた後にふきんを干すなら引き出しを有効活用!
ふきんは汚れたら浸け置きして、一日の終わりに全てを洗って干すような使い方をしている場合なら、引き出しを利用したふきん掛けが使い勝手が良いかもしれません。
dinosの「伸縮式ふきん&タオルハンガー」は、ステンレススチールでできていて、引き出しに引っ掛けてタオルとふきんを合計3枚掛けることができます。
そして、アコーディオンのようにサイドが伸縮するため、使わない時は小さく縮めて使用時には大きく伸ばすことができます。
もちろん日中も使用することはできますが、こちらは伸ばすと20cm弱になりますので調理中などは引っ掛かって不便に感じることがあるかもしれません。
もし、頻繁にふきんを掛けたいということであれば、キッチンの引き出しや引き戸に付けるタオルハンガーをおすすめします。
山崎実業の「Plate タオルハンガー プレートワイドホワイト」は、非常にシンプルで見た目も美しく、奥行きも6cmと場所を取りません。
引き出しや引き戸に引っ掛けるだけの簡単設計なので、足りなければ左右に増やしていき、必要なければすぐにしまえるのも良いですよね。
ただし、引き出しや引き戸に引っ掛けて使用するラックは、引き出しや扉の厚みが対応しているかを必ず確認してくださいね。
また、ネット通販を利用する際、「ふきん掛け」では中々商品として見つけることが難しいので、「タオル掛け」で検索してサイズの合うものを見つける方が簡単ですよ。
マグネットのふきん掛けなら移動も簡単!どこでも便利に
ここでは、ふきん掛けの中でも特に便利な、マグネット式のふきん掛けをご紹介していきます。
壁に設置するのなら吸盤タイプでも良いのですが、吸盤は突然外れる可能性があるので、火を使うキッチンには少し不向きだと考えられます。
ただし、ガスコンロよりも下部で使用するのであれば、吸盤を選択肢に入れても良いでしょう。
さて、マグネット式のふきん掛けも種類はたくさんありますが、一番多い形としてはマグネットに3本のバーが付いていて、バーを開いて使用するタイプのものでしょう。
使用しない時にはたたんで、省スペースで使用できるのがとても便利です。
しかし、マグネット式だとどうしても使える場所が決まってしまいますよね。
ホーロー式のキッチンならば大抵の場所に使えますが、その他のキッチンであれば冷蔵庫を使用する方が大半なのではないでしょうか。
しかし、冷蔵庫の位置によってはふきんが届きにくく、不便と感じることもあるかもしれません。
そこで、キッチンにマグネットシートやマグネットボードを使用して、使えるようにしてみてはいかがでしょうか?
マグネットシートを貼り付ければ、壁はもちろんのこと吊り戸棚の底板の裏側も、ふきん掛けとして使用することができますよね。
ふきん掛けだけではなく、マグネット式のレードル掛けや調味料置きも合わせて使用できるので、ますます便利にキッチンを使えるようになりそうですね。
キッチンに自分の好きなふきん掛けを作ってみよう!
最後にご紹介したいのは、自分でふきん掛けを作る方法です。
作ると言っても本格的なDIYなどではなく、100均やホームセンターで木材やタオル掛けのバーを揃えれば、すぐに作ることができます。
例えば、シンク前の壁に粘着シートで木材を接着します。
カウンターキッチンの場合には、サイドの壁を使用すると良いでしょう。
賃貸や壁を傷付けたくない場合には「壁を傷付けない粘着シート」や「壁を傷付けない粘着フック」を使うと安心です。
そこへ、アイアンバーやタオル掛けを接着、あるいはビス留めします。
そのままでもふきん掛けとして使用できますが、アイアンバーへS字フックを引っ掛けて、そこへ洗濯バサミやクリップを取り付ければ、ふきんを洗濯物のように挟んで干すことができます。
この時、動物やハートなどの可愛いクリップを付ければ、明るく可愛いふきん掛けとなりそうです。
または、木材の両端にL字フックやI字フックを取り付けて、そこへ麻紐などを結んで渡せばふきんを掛けられるカントリー調の干し紐ができます。
ふきんは重量のあるものではありませんので、細いバーや紐などで簡単に作ることができます。
自分だけの便利なふきん掛けのアイデアを見つけてみてはいかがでしょうか?
アイデア次第で快適なキッチンに
ふきん掛けは、アイデア次第でどこにでもスッキリと干せることが分かりました。
ふきんをどのように使うとしても、キッチンでは必要以上に衛生面で気を配る必要があります。
テーブルやカウンターに、使用済みの状態で置いたままでは見た目も良くないですし、濡れたままでは雑菌だらけになってしまいます。
いつでも清潔にサッと使える場所へふきんを干して、キッチンを快適に使いましょう。