お布団を衛生的に保つことができる、「すのこベッド」が気になる方はいらっしゃいますか?
すのこベッドには、さまざまな利点があり、その需要は近年上昇しています。
中でも、「ウォールナット」という木材を使用したすのこベッドは、人気が高いと言うのです。
そこで今回は、その魅力やウォールナット材について、詳しくお話ししていきます。
すのこベッドの魅力を知ろう!
今回ご紹介していく「すのこベッド」は、その名の通り、すのこがベッドに使用されています。
すのことは、薄い板を等間隔に並べて打ちつけたものを指し、水場の床滑り防止や、押し入れの収納でカビ予防などに用いられてきました。
そのため、すのこベッドは通気性に優れています。
すのこであれば、梅雨で湿度の高い時期であっても、ベッドの隙間から湿気が抜けていきます。
お布団に湿気が溜まりにくくなることで、カビ対策につながるのです。
それだけでなく、熱を逃すことも得意とされています。
寝苦しい熱帯夜であれば、体温がマットレスにこもりやすいでしょう。
しかし、すのこベッドを使用すれば、寝汗の湿気とともに、こもった熱も排除することができます。
このように、湿気や熱対策に有効なすのこベッドですが、さらに、就寝時のリラックス効果が高まることも魅力なのです。
すのこやベッドフレームに使用されている木材は、その香りを楽しむことができます。
木材の香りは、天然アロマのようなものですから、良質な睡眠へといざなってくれることでしょう。
また、木材の風合いもポイントです。
ウォールナットなどの良質な木材であれば、よりその魅力は高まります。
すのこベッドには種類があった!
実は、すのこベッドには大きく分類して、2つの種類があります。
それは、「折りたたみタイプ」と「ベッドタイプ」です。
どちらも、すのこベッドとして扱われており、湿気対策としては優秀です。
しかし、それぞれ特徴が異なりますので、見比べてみましょう。
<折りたたみタイプの特徴>
・脚がない(=高さがない)
・折りたためて持ち運びに便利
・収納に困らずお手入れがしやすい
・安価なものは破損しやすい
<ベッドタイプの特徴>
・脚がある(=高さがある)
・移動させることが困難
・下部にスペースがあり、通気性が良い
・安価であっても、比較的耐久性に優れている
このような違いがありますが、寝室環境や用途で選ぶことをおすすめします。
寝室が狭かったり、ワンルームにお住まいの場合でしたら、コンパクトになる折りたたみタイプが適しているでしょう。
また、折りたたみタイプは、敷布団の湿気対策として利用することが目的とも言えます。
そのため、「ベッド」ではなく「マット」と区分しているメーカーもあるのです。
あくまでも、補助的な役割としてとらえたほうが良いでしょう。
そして、寝室のスペースに余裕のある場合でしたら、断然ベッドタイプがおすすめです。
それは、折りたたみタイプよりも、耐久性や通気性に優れているためです。
さらに、寝心地も快適になりますから、睡眠の質を重視している方であればなおさらです。
また、デザイン性の高いベッドタイプは、人気のウォールナット材を使用した製品があることも特徴です。
どちらのタイプにするか悩んだときは、ぜひ上記を参考にしてみてください。
ウォールナットが人気な理由①
すのこベッドに限らず、「ウォールナット」を使用している家具は、人気が高いイメージがありますよね。
そこでここからは、そんなウォールナットについて掘り下げていきましょう。
家具に使用されるウォールナットは、くるみ科の植物です。
チークやマホガニーと並ぶ「世界三大銘木」として名高く、高級家具に使用されることもあります。
<木目が美しい>
加工することで美しい木目が強調され、高級感や存在感が増します。
その風合いにも定評があり、アンティークテイストやビンテージテイストのお部屋にはピッタリです。
<加工性に優れている>
その加工性や接着性から、テーブルやタンス、さらには工芸品まで多岐にわたって使用されています。
<衝撃に強く耐久性がある>
無垢材であれば、より耐久性に優れていると言えます。
無垢材とは、製材したまま使用することを指し、ベニヤや合板とは差別化されます。
そのため、価格も高くなる傾向にあります。
安価な製品であれば、それは「ウォールナット塗料を塗ったもの」でしょう。
本来のような耐久性は期待できませんが、予算がなく風合いだけでも近づけたい場合には、こちらを選択することも悪くないかもしれません。
ウォールナットが人気な理由②
前章でお話ししたように、ウォールナットには優れている点がいくつもありました。
さらに近年では、「ウォールナットは男前インテリアとの相性が良い」ということでも話題なのです。
男前インテリアは、男性らしさあふれる無骨さや、ブラックやブラウンなどのダークなカラーリングが特徴となっています。
そのため、濃いブラウンカラーのウォールナットを使用した家具が人気となっているのです。
寝室においても、古材感のあるウォールナットのすのこベッドをレイアウトすることで、一気にテイスト感が高まるでしょう。
また、アメリカのブルックリンスタイルも、男前インテリアに属しています。
ウォールナットの家具で、スタイリッシュさとビンテージ感の融合を楽しめるのも人気の理由です。
おすすめはコレ!ウォールナットを使用したすのこベッド
それではここで、ウォールナット無垢材を使用したすのこベッドをご紹介します。
耐久性に優れた、ベッドタイプです。
【家具の里:心落ち着くウォールナット無垢材の木製すのこベッド】
こちらのすのこベッドは国産で、無垢のウォールナット材を使用していることがポイントです。
そのため、品質を心配する必要はないでしょう。
無駄のないすっきりとしたデザインのベッドヘッドが特徴で、ウォールナットの高級感が漂う一品です。
さらに、自然塗料を使用しているため、嫌なニオイもなく有害物質を含む危険性もありません。
すのこ部分には桐を使用していますから、通気性にも優れています。
サイズは、シングル・セミダブル・ダブルとあり、マットレス等の寝具は付属されていません。
希望小売価格はシングルサイズで、110,762円(税別)となっています。
すのこベッドのカビ対策
これまで、すのこベッドやウォールナットの魅力についてお伝えしてきましたが、「カビ対策」を怠ってはいけません。
すのこベッドが、いくら通気性に優れているからといっても、絶対にカビが生えないわけではないのです。
〇寝室の換気をする
〇寝室の掃除を怠らない
〇お布団カバーやシーツはこまめに洗う
〇お布団やマットレスを敷きっぱなしにしない
〇ベッドを壁際に設置しない
〇除湿シートや除湿マットレスを使用する
上記のような対策が、カビ予防として有効です。
それでも、すのこベッドにカビが生えてしまったら、逆性石鹸で対処してみましょう。
逆性石鹸とは、主に殺菌目的で使用される、陽イオン界面活性剤のことです。
これを200倍ほどに薄めて布に含ませ、カビの生えた部分を拭きとります。
天気の良い日におこなって、きちんと水分を飛ばしたら、シミになってしまった部分はサンドペーパーで削りましょう。
ウォールナットのすのこベッドでお洒落に湿気対策
今回は、すのこベッドやウォールナット材についてお話ししました。
湿気の多い日本では、通気性の高いすのこベッドを使用することがすすめられています。
また、ベッドフレームが人気のウォールナットであれば、インテリアとしての魅力も高まるでしょう。
これからベッドを購入予定の方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。