低反発マットレスはふんわりとした肌ざわりで身体にぴったりと合う構造が最大の魅力ですよね。
寝心地の良さを優先したいという人から圧倒的な支持を集めています。
そんな低反発マットレスですが、お手入れはどう行うべきなのでしょうか?
今回は、低反発マットレスを干す方法や汚れを除去する方法などをご紹介していきます。
低反発マットレスは寝心地の良さを最優先にしたい人向け
みなさんは低反発マットレスと高反発マットレスのどちらを使用していますか?
低反発マットレスの特徴といえば、なんといってもやわらかな触感を楽しめることですよね。
横たわると下方向へ沈んで、身体にぴったりと合うため、気持ちの良い睡眠へと導いてくれます。
安定感も抜群なのも嬉しいポイントです。
それらの特徴から、寝心地の良さから快眠へつながりやすいのが低反発マットレスだともいえます。
ですが、マットレスがふんわりしすぎていると寝返りしづらくなってしまい、長時間にわたって同じような姿勢を維持してしまう傾向があるのが難点です。
なかには肩こりや腰痛を引き起こしてしまう人もいるようなので、自分に合うのかどうか一度見定める必要があります。
さらに、湿気がたまりやすく蒸れやすいという意見も見受けられました。
多少の難点はありますが、低反発マットレスは寝心地の良さを最優先する人にはおすすめだということです。
では、ここで着目したいのが先ほど挙げた湿気や蒸れですが、水分を逃すために低反発マットレスを干すなどして乾燥させることはできるのでしょうか?
次項で考えてみましょう。
低反発マットレスは日光にあてて干すのはNG!
低反発マットレスはふんわりとした触感が特徴的でなによりも寝心地の良さを最優先に考えたいという方にはぴったりなマットレスです。
低反発マットレスを使いたい場合には難点のことも頭に入れたうえで、それを解消するためのお手入れを行いたいものです。
デメリットのひとつとして湿気や蒸れがたまりやすいということを挙げましたが、こちらの対処法と聞くとまず思い浮かぶのが「日光に当てて干す」というお手入れ方法ではないでしょうか?
通常のマットレスのお手入れでは多くの方が行われていることでしょう。
では、低反発のタイプのマットレスでも日光に当てて大丈夫なのでしょうか?
答えを先に言ってしまうと、日光に当てて干すことはNG行為です。
意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらは低反発マットレスに使われているポリウレタンが深く関係しています。
ポリウレタンの弱点のひとつは紫外線です。
天気の良い日に天日干しなどをして、日光に当て続けると最終的にはボロボロになってしまいますので要注意です。
また、品物によってはマットレスが変色する可能性もあります。
こういった理由から、低反発マットレスを日光に当てて干すのは避けるべきだといえますね。
マットレスがボロボロになってしまうと、寝心地も損なってしまいます。
加えて、見た目にもあまり良い状態とは言い難くなってしまいます。
低反発マットレスを干すときは涼しい日陰で!
お手入れ方法を間違えてしまうと、マットレスの変色を招いたり、最終段階ではボロボロな状態となってしまう危険性がありました。
通常のマットレスのお手入れとは同じ方法をしてはいけない、ということを頭に入れておく必要がありますね。
低反発マットレスは日光に当てて干すのがNGなので、どういったところに干すのが理想的かといいますと、
・なるべく風がよく拭き抜けてくる涼しい場所
・直射日光が当たらない日陰
このような場所を選ぶ必要があります。
また、低反発マットレスを干す際のポイントを挙げてみます。
・過度な乾燥を防ぐためマットレスのカバーを装着させた状態のままで干す
・高い通気性を得るために立てかけて干す
・定期的に干す
低反発マットレスを干す場所選びとポイントをおさえられれば、直射日光に当てて干さなくても湿気や蒸れをいくらか発散させてくれるでしょう。
マットレスのお手入れは大切な作業です。
正しいお手入れ方法を実践して低反発マットレスを長持ちさせてあげましょう。
干す場所以外にも水気に注意!
低反発マットレスは涼しい日陰に干すことがお手入れを行ううえで大切でした。
低反発マットレスのお手入れには気をつけなければならないことが他にもあります。
ときには低反発マットレスが汚れてしまった、飲み物をこぼしてしまったなどの理由でマットレスをキレイにしたいという場合には、もしかしたら洗濯をしてみようかなと思う方もいらっしゃるでしょう。
ですが、注意したいのが低反発マットレスは「洗濯不可」である寝具だということです。
もし低反発マットレスをお持ちであれば、洗濯表示をよく確認するとそのように記されているのがお分かりになるかと思います。
低反発マットレスの弱点としては、湿気も挙げられます。
湿気にさえ弱いので、洗濯なんてことをしてしまうと大変な事態へとつながりかねません。
細菌の数が増加してしまったり、品質が悪くなってしまったりするなどの原因ともなりえます。
こちらも低反発マットレスのお手入れを行ううえで注意したいポイントですよね。
では、洗濯が不可能だとすると、付着した汚れを除去したい場合には何か他の手段はないのでしょうか。
次項で考えてみましょう。
低反発マットレスの汚れを落とす手段
湿気にさえ弱いので水気には十分に注意したい低反発マットレス。
洗濯機で丸洗いが不可能ならば、どのようにして低反発マットレスの汚れを落とせば良いのでしょうか。
以下に汚れの落とし方の手順を記載していきます。
【低反発マットレスの汚れの落とし方】
①低反発マットレスの汚れた箇所を水で固く絞ったタオルや布で軽くなでるようにして汚れを落とします。
注意点として、低反発マットレスの中心まで水分が浸透しないように表面だけを軽くなでるようにしてください。
②乾いた状態のもう1枚のタオルや布で水気を拭き切ってください。
③日陰に干すなどして乾燥させます。
【不快な臭いも取りたい汚れの落とし方】
①中性洗剤をぬるめのお湯で薄くしたものを用意します。
②低反発マットレスの汚れた箇所を①に浸して絞ったタオルや布で叩き拭きしていきます。
③タオルや布が汚れたら水で洗ってある程度汚れを落とします。
④②と③を不快な臭いと汚れが消えるまで繰り返します。
⑤タオルや布を水でよく洗ってから叩き拭きして中性洗剤をきれいに取り除きます。
⑥乾いた状態のタオルや布を用意し、水気を拭ききってください。
⑦日陰に干すなどして乾燥させます。
低反発マットレスはダニが増殖しやすい環境?!
最後に、低反発マットレスのダニ対策についてもふれてみます。
寝具は毎日のように使用する、日常生活のうえで必要不可欠なものですよね。
そのため、できる限り清潔な状態を保っておきたいものです。
今回考えておきたい問題はダニについてです。
マットレスなどの寝具にダニが繁殖してしまうと、アレルギーのもととなってしまうこともあり健康面に悪影響を及ぼしてしまうことにつながります。
なんとかして予防したいというのが本音ですよね。
ダニが発生する環境の例としては、
・高温多湿である環境
・ダニの栄養源(フケ・アカ・埃・皮脂・皮膚・髪の毛など)が豊富である環境
・繊維が多い場所
などが挙げられます。
高温多湿である点やダニの栄養源が豊富である点は他のマットレスでもいえることですが、高反発よりも低反発マットレスのほうが繊維が豊富でダニに好まれる環境なのです。
ですから、低反発マットレスのほうがダニの増殖を促しやすいといっても過言ではないかもしれませんね。
簡単な対策方法としては、まずは涼しい場所や日陰に干すことが大切です。
その後に、掃除機できれいに掃除してしまいましょう。
低反発マットレスの扱いには要注意!
低反発マットレスは寝心地を最優先に考える方にはうってつけなマットレスです。
ただ、注意したいのが干し方と水気です。
低反発マットレスを干す場合、なるべく風がよく吹き抜けてくる涼しい日陰に立てかけて干します。
そして、洗濯は厳禁なので、汚れが付着したらタオルを活用して拭き取りましょう。
ダニ対策もしっかりと行い清潔なマットレスをキープさせましょう。