ベッドで睡眠する時には、マットレスが自分に合っているかどうかが重要ですよね。
ただし、マットレスは値段が高いため、予算と併せて考えなければなりません。
品質・価格ともに満足できるマットレスとして、フランスベッドのマットレスが挙げられます。
この製品の特長は、デュラテクノスプリングが使われていることです。
ここでは、そのデュラテクノスプリングを、フランスベッドのマットレスのよさと共にお伝えしていきます。
フランスベッドってどういうメーカー?
フランスベッドは、1949年に創立した二葉製作所が前身で、戦後の高度成長期の1961年に社名が変更し、それ以来続いている日本のマットレスメーカーです。
社名にフランスと入っているため、フランスと関係がある会社なのかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、全く関係はありません。
なぜ「フランスベッド」なのかというと、当時、社内公募で決まったソファベッドの商品名をそのまま社名にした、という背景があります。
欧米の文化に憧れていた社員がつけた名前というのは、面白いですよね。
海外の高価なマットレスを好む方も多いですが、フランスベッドは、日本の気候・日本人の体形などに合わせて作られているため、一度使うとそのよさが分かります。
現在は、ベッド・マットレスだけでなく、高齢化に合わせて介護ベッドにも注目し、介護用品・福祉用品なども作っています。
また、在宅介護のための医療機器の販売などにも力を入れています。
マットレスは、ニーズに合わせてさまざまな種類が用意されています。
フランスベッドのマットレスは、高密度連続スプリングできでています。
「デュラテクノスプリング」は、そのスプリングの種類のひとつになります。
フランスベッドのマットレスはスプリングがすごい!
前項でも少しお話ししましたが、フランスベッドのマットレスは、高密度連続スプリングでできています。
これは、フランスベッド独自のスプリングであり、顕著な特徴があります。
①優れた通気性
②強い耐久性
マットレスの中は、スプリングでできているため、通気性に優れています。
また、フランスベッドは、寝ている人の体を点ではなく面で支えるように作られているため、ベッドの一部分だけが弱ってしまうことがありません。
ですから、荷重のかかりやすい頭や背中・おしりの部分だけがへたることなく作られており、耐久性にも優れています。
マットレスの製造工程をみれば、フランスベッドのマットレスが、いかに丁寧に作られているかが分かります。
マットレスはひと繋ぎになっているスプリングから作り出されていて、それを手作業でフレームに固定しています。
表面の生地も、職人さんによってひとつひとつ丁寧に作られています。
マットレスの耐久試験は、約100kgにもなる重しを打ちつけ、その回数は何と8万回にも及びます。
他にもいくつかの厳しい試験をクリアしたマットレスだけが、市場に並ぶのです。
高密度連続スプリングにはいくつか種類があり、スプリングの形状を変えたり、太さを変えることによって、ニーズに合わせた寝心地を実現させています。
「デュラテクノスプリング」は、高密度連続スプリングのひとつで、もともと強い耐久性と通気性に優れていたものを、さらにグレードアップさせたスプリングになっています。
デュラテクノスプリングを使ったマットレスの特徴!
フランスベッドのマットレスに使われているスプリングに「デュラテクノスプリング」がありますが、これは優れた通気性・耐久性があるだけでなく、価格も抑えられていることが一番の特徴です。
マットレスの硬さは、ミディアムからハードです。
寝心地は、しっかりとした硬さがあり、体をしっかりと支えてくれる実感があります。
価格は、他のマットレスよりも低価格に設定されています。
デュラテクノスプリングが使われているマットレスは、いくつか種類があります。
スプリングが共通でも、マットレス表面の生地などを変えることによって、寝心地に違いがでるのです。
他のタイプのマットレスと比べると、優れた通気性や耐久性にもかかわらず、お買い得価格となっているのは嬉しい点ですね。
デュラテクノスプリングが使われているマットレスの型番は「DT-〇〇」と表記されますので、ネットなどでお探しの際には参考にしてください。
デュラテクノスプリングの進化系のマットレス!ZTのご紹介
前項で、フランスベッドのデュラテクノスプリングを使ったマットレスのご紹介をしましたが、実はこのマットレスは2017年にモデルチェンジして、新しいマットレスになりました。
スプリングは、デュラテクノから「ZELTスプリング」という新しいスプリングに変更されています。
ZELTスプリングは、デュラテクノスプリングよりもさらに耐久性がアップしています。
スプリングには、しなやかさと耐久性を向上させる世界初のDET加工が施されており、寝てみると体圧がうまく分散されます。
商品名は、「ZT-○○」と表記されています。
他の特徴は、マットレスの内部に湿気が溜まらないよう、側面に通気口ができた点です。
また、マットレスには、防ダニ加工・抗菌加工が施されています。
どのモデルがZTになっているか分からない方は、下記を参照してください。
【前モデル→ZTモデル】
・DT-20又はDT-33→ZT020
・MH-30→ZT-30
・DT-100→ZT-100
・DT-200→ZT-200
デュラテクノスプリングを使用!人気のDT-20
フランスベッドのマットレスで、特に人気があったモデルは、「DT-20」です。
このモデルは、デュラテクノスプリングを使用し、通気性・耐久性に優れていることに加えて、価格が抑えられていたため、とても人気がありました。
そして、寝心地もよく、寝返りがしやすい特徴があります。
耐久性にも定評があり、実際に長く使っている方も沢山いらっしゃるようです。
生地は、厚地のジャガード生地を使用して、高級感が感じられる作りになっています。
防ダニ加工・抗菌加工されていますので、アレルギーなど心配な方にも安心です。
しかし、フランスベッドのマットレスとしての生産は、2017年に終了しています。
ですから、ネットなどでお求めになるといいでしょう。
価格は、シングルで3万5千円前後になっています。
フランスベッドのマットレス!ZTモデルでのおすすめはこれ!
フランスベッドのマットレスで、人気のあったデュラテクノスプリングの後継である「ZTスプリング」で、人気のモデルをご紹介します。
それは、「ZT-30」です。
ZT-30は、人気モデルながら現在生産終了となっているMH-30の後継モデルになります。
そのため、ZT-30とMH-30はほぼ同じスペックといっていいでしょう。
ただし、2点異なります。
まず1点目はマットレスの厚みで、ZT-30は22cm、MH-30は23cmです。
もう1点は、スプリングです。
ZT-30はZELTスプリング、MH-30はマルチラスハードスプリングを使用しています。
以上のように、双方で厚みもスプリングも異なるのですが、後継機種であるZT-30はMH-30と遜色ない寝心地を再現しています。
寝心地のよさで人気のあったモデルが、形を変えつつも復刻し、手に入るようになったのは嬉しいですね。
価格設定は、ZT・MHどちらも同じになっており、大体4万5千円程度になっています。
マットレスの生地には、ニット生地が使われており、寝心地のよさがあります。
価格も品質も満足するものを選びたい方には、ZT-30がおすすめです。
フランスベッドのマットレスは通気性・耐久性に優れている!
フランスベッドのマットレスは、通気性・耐久性に優れています。
「デュラテクノスプリング」が使われたマットレスは、通気性・耐久性に加えて、価格が抑えられていることから大変人気がありました。
現在、デュラテクノスプリングはZELTスプリングに進化し、さらに強くしなやかになっています。
日本の気候にも合ったフランスベッドのマットレス、使ってみてはいかがですか。