インテリアコーディネートの工夫で賃貸マンションを魅力的に

近年のDIYブームで、インテリアを自分好みにカスタマイズする方が増えています。

賃貸物件では原状復帰の問題があり、DIYをするのが難しいと考えている方もいるかと思いますが、実は工夫次第でインテリアのカスタマイズが可能です。

そこで今回は、賃貸マンションでできる、おしゃれなインテリアのDIY術について解説します。

賃貸マンションでも使える!貼って剥がせる壁紙が話題

壁紙は、お部屋の中で大きく面積を占める重要なインテリアです。

この壁紙次第で、お部屋の雰囲気がガラリと変わります。

しかし、賃貸マンションの場合は、原状復帰の問題で「壁紙を好みの柄に張り替えるのは断念している」という方もいるのではないでしょうか。

確かに、現在貼られている壁紙を剥がして本格的に新しいものを貼るのは、困難な場合が多いです。

そこで、おすすめなのが、現在使っている壁紙の上から「貼って剥がせる」タイプの壁紙です。

近年、この貼って剥がせる壁紙が人気を集めており、DIYで取り入れる方が増えています。

自分で簡単に貼ることができ、原状復帰の際には、簡単に剥がせるという便利な代物です

カラーバリエーションやデザインも豊富で、価格も安価なものが多いです。

また、素材はオーソドックスな紙製のものから、お手洗いなどの水回りに合うタイル調のものまであります。

次の章では、壁紙を使った賃貸マンションのインテリアコーディネートのポイントをご紹介します。

インテリアに合わせて壁紙をチョイス!賃貸向けコーディネート

1章では、賃貸マンションでも使うことができる「貼って剥がせる壁紙」についてお伝えしました。

この章では、そんな便利な壁紙を使った賃貸マンションのお部屋のインテリアコーディネートをご紹介します。

まず、1日の中で過ごす時間の多いリビングのコーディネートでは、シンプルで居心地が良くなる壁紙を選びましょう。

リビングは、他の部屋に比べて家電や家具が多いので、柄物の壁紙を取り入れると雑然とした印象になる恐れがあります。

したがって、無地や地模様の壁紙を選ぶと良いです。

カラーもベースとなるのは、落ち着きのある白やベージュなどが無難ですが、個性を出したい方には、アクセントクロスがおすすめです。

アクセントクロスとは、壁紙を1面だけ異なるデザインにする手法です。

リビングでは、全面に個性的なデザインを取り入れるとまとまりが無くなるため、ベースの壁紙は白などを選び、1面だけグリーンにするといった方法を取り入れると良いでしょう。

程良いアクセントになり、お部屋全体との調和も取ることができるのでおすすめです。

すのこが万能インテリアに!賃貸マンションの壁飾り

賃貸マンションの場合は、壁に穴を開けることができないという問題があります。

お気に入りのアートやインテリアを壁に飾りたくても、画鋲などで穴を開けるのは避けたいところです。

そこで、おすすめなのが、すのこを使った壁面ディスプレイのアイデアです。

すのこは、サイズが豊富で価格も安く、DIYで大活躍するアイテムです。

そんな万能なすのこは、壁やリビングの棚の上などに立てかけることで、ディスプレイボードになります。

ポストカードや写真となどの飾りたいものをすのこに取り付けることで、壁に傷を付けずおしゃれにディスプレイすることができます。

また、すのこはお部屋のコンセプトに合わせて塗装するのがおすすめです。

ナチュラルテイストで木製家具が多いリビングであれば、すのこのカラーも木製家具の色調に合わせて塗装すると良いです。

近年話題の男前インテリアや、モダンインテリアを使ったコーディネートの中では、ダークブラウン系のカラーで塗装して飾るとマッチします。

キッチンのインテリアもDIY!賃貸でも可能なカウンター収納

賃貸マンションのキッチンは、限られたスペースに調理器具や家電など、沢山のものを収納しなければならず、雑然とした印象になりがちです。

そんなキッチンも、原状回復可能なDIYで、すっきりとしたおしゃれな印象に変えることができます。

そこで、まずご紹介したいのが、賃貸マンションのカウンターがあるキッチンのDIYによるインテリアコーディネートです。

カウンターは、幅が狭かったり「何を置いたら良いのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

そんなデッドスペースになりがちなカウンターは、キッチンで使用する小物類の収納に非常に向いています。

例えば、カウンターの上の中央が空くように、木製の棚を2つ設置します。

その棚の中に、調味料入れやカトラリー類を入れることで、カウンターの上のスペースを有効活用できます。

調味料やカトラリー類は、木製の棚に合わせて木箱などに入れて、収納するとよりマッチします。

小さなサイズの木箱は、100円ショップでも購入できるので、費用を抑えつつおしゃれですっきりとしたカウンターができ上がります。

普段、使うものは棚の下段に入れ、上段には観葉植物などを飾ると機能的でおしゃれです。

賃貸マンションでもできるキッチンのDIY術は意外と豊富!

賃貸マンションのキッチンに窓がある場合は、その窓枠を活用するのもおすすめです。

窓枠にぴったりはまる大きさの棚を取り付けることで、原状復帰可能な形で収納を作ることができます。

棚は、枠組みと段がある簡易的なもので十分です。

背面の板がない棚をキッチンの窓枠に取り付けることで、自然光が入ってくる状態のまま収納を作ることができます。

窓枠全体の大きなスペースを収納に使うことができるので、上段には観葉植物やお気に入りの小物などを置いて、手が届きやすい段には調理器具や調味料などを置くと良いでしょう。

こうすることで、外の光がキッチンに入って来た際に、観葉植物のグリーンが映えます。

また、棚にカフェカーテンを取り付けることで、よりおしゃれな雰囲気になります。

カフェカーテンは、突っ張り棒を使うと簡単に取り付けることができるのでおすすめです。

加えて、ナチュラルテイストなインテリアコーディネートにする場合は、白を基調としたカフェカーテンが合います。

キッチンの雰囲気に合わせて、最適なカラーやデザインを選びましょう。

トイレのインテリアもカスタム!グリーンを入れると爽やか

最後にご紹介するのは、賃貸マンションのトイレのインテリアコーディネートです。

トイレは、スペースが限られているので、理想の世界観を実現しやすいです。

また、コーディネートのポイントとしては、清潔感のある雰囲気にすると良いでしょう。

白をベースカラーとして、木製のインテリアを取り入れると、清潔感がありおしゃれな印象になるのでおすすめです。

加えて、そこへフェイクグリーンを取り入れると、より清潔感が増し爽やかになります。

また、トイレにも前述した「貼って剥がせる壁紙」が活躍します。

トイレでは、壁紙を壁全体に貼るのではなく、腰壁にすると良いでしょう。

腰壁にすることで、もともとの壁とのカラーやデザインの切り替えがおしゃれになります。

加えて、腰壁にすることで汚れが蓄積された際には、簡単に張替えることができます。

トイレは、汚れが目立ちやすいので、その点でもおすすめです。

また、木目調の壁紙を腰壁として貼り付け、もともとの壁との境目に細い木材を両面テープなどで貼ると、リアルな仕上がりになります。

インテリアをDIY!賃貸マンションでも可能な術は沢山あった

これまで、賃貸マンションでも可能なDIYのアイデアやインテリアコーディネートのポイントについてご紹介してきましたが、いかがでしたか。

原状復帰の問題がある賃貸マンションでも、可能なDIYのアイデアは、意外にも沢山ありました。

ご紹介してきたアイデアやアイテムを使って、お部屋をおしゃれにコーディネートしてください。