おしゃれなインテリアを目指したいけれど、お金はあまりかけたくないと思っている人は多いのではないでしょうか。
そんな時には少しの工夫で、安い家具や小物でも部屋をおしゃれに見せることができるかもしれませんよ。
しかし、安いものを安く見えないようにするには、テクニックが必要です。
それはどんなテクニックなのでしょうか。
インテリアコーディネートは家具や小物じゃなく全体を見る
おしゃれなファッションにこだわる人がいるように、おしゃれなインテリアにこだわる人が増えています。
ブログやSNSの普及により、簡単にほかのお家のインテリアを見ることができるようになったということが影響しているのかもしれません。
「おしゃれなブログのような、素敵なインテリアにしたい!」と思っても、なかなかそこまでお金をかけることはできませんよね。
そこで安いアイテムを使いたいところですが、安っぽくならないようにするための、インテリアコーディネートのテクニックがあります。
このテクニックを知らないと、せっかくおしゃれな雑貨や小物を揃えたのに、なんだか垢抜けないインテリアコーディネートになってしまうこともあります。
そうならないように、テクニックを学んでいきましょう。
まず重要なテクニックは、「トータルコーディネート」です。
家具がシンプルなスチール製なのに、カーテンがレースたっぷりのプリンセス系だとすると、お部屋の雰囲気はごちゃごちゃした感じになってしまいますよね。
お店で見たときはかわいいと思った家具や小物ですが、自宅に置いたときほかの家具との統一性はどうでしょうか。
ひとつの家具や小物だけを見るのではなく、お部屋に置いたときのトータルコーディネートを意識しましょう。
どんなインテリアスタイルにしたいのか決めよう
トータルコーディネートを考えるときに必要なのは、「インテリアスタイル」です。
家具や小物を買うときには、インテリアスタイルを揃えると雰囲気に統一性を持たせることができます。
インテリアスタイルは、現在さまざまなジャンルに分類されています。
例えば、日本ならではの「和」スタイルだけでも「純和風」「和モダン」「昭和レトロ」などがあります。
いくつか代表的なインテリアスタイルをご紹介します。
・モダンスタイル
シンプルでモダンなスタイルです。
スチールやガラスなどの硬い素材を多用するのが特徴です。
・北欧スタイル
明るくかわいい小物使いが特徴で、木製家具をベースに暖かみのある雰囲気のインテリアスタイルです。
・ナチュラルスタイル
木製家具をベースに、色を多用せずシンプルに仕上げたスタイルです。
・フレンチカントリースタイル
プロヴァンス地方などフランスの田舎をイメージして、味のあるシャビーな家具を使いながら、素朴で落ち着いた雰囲気にまとめたスタイルです。
・カントリースタイル
アメリカ開拓時代のログハウスをイメージした素朴でかわいいスタイルです。
ここでご紹介したスタイル以外にも、実に様々なインテリアスタイルがあります。
インテリア系のSNSを見てみたり、実際に家具屋に行ってみて、気に入ったスタイルを見つけてみましょう。
スタイルが決まったら、実際に家具や小物を揃えていきます。
次の項では、安いものを安く見せないテクニックについてお話しします。
DIYすれば安い家具や小物もおしゃれインテリアに変身?!
頻繁に模様替えをしたいという人や、インテリアにこだわりたいけどお金をかけたくないという人もいますよね。
そんな時、安い家具や小物を使って、インテリアをおしゃれにすることはできるのでしょうか。
結論としては、もちろん可能です。
それには、「DIY」が必須です。
家具や小物をDIYして自分好みに変えることは、一般的になりましたね。
例えば、フレンチカントリースタイルにしたいけど、持っているテーブルが黒だったとします。
真っ黒なテーブルは重すぎてフレンチカントリーには合いません。
そんなときは、DIYで色を塗ってしまいましょう。
黒の上から、わざとムラが出るように白を塗れば、シャビーな雰囲気の家具になりますよ。
DIYにおすすめの塗料があります。
・ターナー色彩 ミルクペイント
ミルクで作られた天然由来の塗料です。
全16色で、マットな仕上がりがアンティークのような風合いを演出してくれます。
アンティーク風に仕上げたいときは、「アンティークメディウム」でわざと汚しを付けることもできます。
この塗料は、家具だけでなく小物にも使えますので、白などのベース色を持っておくとDIYがはかどりますよ。
色を塗るだけで、安い家具や小物の雰囲気も一気に変わります。
100円ショップの小物もおしゃれに仕上がりますので、ぜひ試してみてください。
初心者は色から!小物でアクセントを付けよう
「おしゃれなインテリアにしたいけれど、わざわざインテリアスタイルを揃えるのは大変だからそこまでしなくても良い」という人は、家具の色を揃えるのがおすすめです。
インテリアスタイルは大切ですが、色使いもとても大切なインテリアの要素なのです。
部屋は散らかっていないのに、ごちゃごちゃしているように感じたことはありませんか。
それは、さまざまな色のものが置いてあるからかもしれません。
色を何種類かに限定するだけで、グッとおしゃれな雰囲気のお部屋になります。
3色程度にまとめるようにすると、わざわざインテリアテイストを揃えなくてもおしゃれな部屋になりますよ。
その3色は、
・ベースカラー
・メインカラー
・アクセントカラー
ということを考えて選んでみてください。
ベースカラーは壁や床の色です。
アパートなどですと変更できないことがほとんどですが、床の色はクッションフロアなどを敷くことで簡単に変えることができます。
しかも安いのでおすすめです。
ベースカラーは使う面積が広くなりますので、あまり強い色ではない白やベージュなどを選ぶとメインカラーを邪魔しません。
メインカラーは、カーテンやソファなどの家具やファブリックの色です。
全体のバランスを考えて、お好みの色を選ぶと良いでしょう。
やさしい色を選ぶと失敗しにくいです。
最後にアクセントカラーです。
小物やクッションカバーなどは、アクセントをつけるため強めの色を選ぶと良いですよ。
このように、色を整えるだけでもおしゃれなインテリアになりますので、インテリア初心者はここから始めましょう。
安いのにかわいい小物が手に入るショップ
インテリアでは、小物使いが部屋の雰囲気を左右することもあります。
先ほど、小物でアクセントをつけるというお話をしましたね。
小物でしたら気軽に模様替えもできますので、安いものを工夫して飾って楽しんでいる人も増えているようです。
ここでは、安いのにかわいい小物が手に入るショップをご紹介します。
・NATURAL KITCHEN(ナチュラルキッチン)
ナチュラル系のインテリア小物や食器を取り扱っています。
安いものは100円から手に入り、充実した品揃えです。
ナチュラル系のお部屋におすすめです。
・Flying Tiger Copenhagen(フライング タイガー コペンハーゲン)
デンマークの雑貨ブランドです。
カラフルでポップなデザインが特徴で、日本の雑貨屋さんではなかなか手に入らない色合いのものもあります。
価格帯も安いうえ、見ているだけで元気になれるような小物が揃っています。
・Kitchen Kitchen(キッチンキッチン)
「家カフェしよう」がテーマのショップです。
そのテーマの通り、おしゃれなカフェで使われているようなキッチン小物やインテリア小物が充実しています。
・3COINS(スリーコインズ)
100円ショップだとちょっと安っぽい、だけどあんまり小物にお金をかけたくない、という要望をかなえてくれるのがスリーコインズです。
小物だけでなく文房具や収納アイテムが揃うのもうれしいですね。
100円ショップの小物は安いけれど侮れない
最近では、100円ショップなどの安い価格帯のお店でもおしゃれな小物を手に入れることができるようになってきました。
安い小物を組み合わせて使うことで、安く見えないようにすることができます。
100円ショップで手に入るおすすめのおしゃれな小物をご紹介します。
・ブリキ収納ボックス セリア
小物入れとして置いておくだけで素敵な雰囲気になります。
少し手を加えてダメージ加工をすればアンティーク調の家具になりますし、そのまま並べてインダストリアル系のインテリアにするのもカッコいいですね。
・クラフトバッグ セリア
ロゴがカッコいいので、置いておくだけでサマになります。
お掃除道具やトイレットペーパーなど、見せたくないものを隠しておくのに最適ですよ。
ブルックリンスタイルなど、メンズライクなテイストのインテリアのアクセントになってくれます。
・ウッドインテリア試験管 ダイソー
試験管たてがおしゃれなインテリアになりました。
白木の試験管たてとガラスの試験管は、そのまま花を活けて飾ればナチュラルスタイルのお部屋にピッタリです。
白木の部分に色を塗れば、さまざまなスタイルにも合わせることができます。
ダメージ加工をしてオイルを塗ればアンティーク調になりますし、黒に塗れば男前インテリアです。
100円ショップのインテリア小物は、100円と侮れないほど進化しています。
さらにひと手間加えることで、さまざまなスタイルに変化させることもできます。
元が安いので、失敗してもそれほど大きな痛手にならないのも魅力ですね。
まずは色から揃えて小物でアクセント
安い家具や小物をおしゃれに見せるテクニックはいくつもあります。
はじめからいろいろやるのは難しいと思いますので、まずは色から揃えていくのがおすすめです。
それから、アクセントとして小物を選んでみましょう。
小物選びはとても楽しいのですが、安いからといって買いすぎるのはNGです。
インテリアのトータルコーディネートのこともきちんと考えましょうね。