西川のマットレスは、1969年に床ずれ防止用として病院向けに開発された「クレーター状マットレス(現在のムアツふとん)」から始まりました。
それから50年近く、寝ている間の姿勢を考え続けてきた西川は、「ムアツふとん」をベースに様々なマットレスを開発してきています。
歴史が長い分、魅力的なマットレスがたくさんありますので、目的別に絞っておすすめのマットレスをご紹介します。
誰でもOK!西川マットレスの基本は「ムアツふとん」
西川ブランドで選ぶのに困ったら迷わずこれを選べば良い、というくらいおすすめのマットレスが「ムアツ2フォーム」です。
「ムアツふとん」は西川の全てのマットレスの原型で、卵型ウレタンフォームの先端が点で身体を支えるので、寝ている間に血流を遮り過ぎることがありません。
また、ほど良い硬さで背骨のS字カーブを保ってくれますし、ホコリが出にくく、ダニを寄せ付けにくいので衛生的です。
病院で最初に採用された医療用マットレスの後継モデルですから、安定性と衛生面は最初から考慮されているのです。
種類は、床や畳の上で単独で使えるものと、ベッドマットレスやお布団の上に重ねるものの2タイプです。
●ムアツマットレス(シングル)
・ムアツ2フォーム90:のべ:90N:38,000円
・ムアツ2フォーム100:三折り:100N:55,000円
・ムアツ2フォーム110:三折り:110N:70,000円
●オーバーレイ(上置き)タイプ
・ムアツパッド:90N:18,000円
・ムアツマットレスパッド:100N:27,000円
「のべ」というのは、切れ目のない一枚構造になっているタイプのこと、「N(ニュートン)」は、高反発マットレスの硬さを表す単位です。
硬さの基準は100Nが普通、100N未満は柔らかめ、110N以上は硬めのマットレスであることを示します。
腰痛におすすめ!「スリープスパ」と「整圧マットレス」
西川のムアツ2フォームはちゃんと姿勢を保ってくれるので、腰痛にも十分効果があります。
しかし、「もっと効果を実感したい」という方におすすめなのが、「スリープスパ」と「整圧マットレス」です。
最近、人間は寝返りを打つことで、昼間の身体の歪みを矯正していることが分かり、寝返りがより重視されるようになってきました。
ムアツ2フォームは、種類の違うウレタンを2つ重ねた2層構造でしたが、スリープスパは3層構造、さらに整圧マットレスは4層で身体を支えます。
形や種類の違うウレタンを重ねることで身体をしっかり支え、寝返りをより打ちやすくしてあるのです。
●スリープスパ(3層構造)
・Bacis Sp-2:三折り:60,000円
・Platinum:三折り:80,000円
・マットレスパッド:のべ:58,000円
いずれも、スタンダード(100N)とハード(120N以上)の2種類の硬さを選べます。
●整圧マットレス(4層構造)
・レギュラー:のべ:95N:70,000円
・デラックス:三折り:120N:90,000円
・スーパーデラックス:三折り:140N:100,000円
★「整圧敷ふとん」は、2018年7月に「整圧マットレス」に名称が変わりました。
スポーツをする方には「AIRシリーズ」がおすすめ!
「SLEEP for WIN(スポーツは睡眠から始まっている)」というキャッチフレーズにあるように、日常的にスポーツをしている方におすすめしたいのが、西川「AIR」です。
プロのスポーツ選手をターゲットに、「酷使した肉体を一晩でリラックスさせ、翌日のパフォーマンスを上げるのに一役買いたい」というとても意欲的なマットレスです。
4層構造で、代謝の良いスポーツ選手のために通気性をより考慮してあるので、汗っかきの方にもおすすめです。
●AIR-01
・レギュラー:100N:38,000円
・ハード:120N:38,000円
●AIR-03
・レギュラー:90N:58,000円
・ハード:120N:58,000円
●AIR-SI
・レギュラー:100N:76,000円
・ハード:115N:88,000円
●AIR-SX
・レギュラー:90N:120,000円
・ハード:120N:140,000円
最近では、本格的に眠りにこだわる選手たちは、遠征先にもお気に入りのマットレスを持ち込み、ベッドの上に敷いて眠るそうです。
そのせいなのか、AIRには三折りタイプがありません。
ただ、「厚さ9cmのマットレスを持ち運ぶのは、ちょっと・・・」という方もいるでしょう。
そんな方には、薄手のポータブルタイプがおすすめです。
●エアーポータブル
・モバイルマット:33,000円:3.5×97×195mm
・モバイルマット・スリム:27,000円:3.5×60×180mm
眠りを重視するなら「&Free」
眠りを重視する方におすすめしたいのが「&Free」です。
「&Free」は、睡眠を科学する西川こだわりのオリジナルブランドで、良い睡眠にはマットレスと枕を組み合わせる必要がある、という考えのもとに商品を展開しています。
&Freeには実店舗があり、スリープマスターというスペシャリストが、ひとりひとりに合った枕とマットレスをコーディネートしてくれるのが特徴です。
せっかく&Freeを選ぶのであれば、できれば枕も一緒にオーダーすることをおすすめします。
●&FreeマットレスKA(3層・のべタイプ)
・レギュラー:100N:50,000円
・ハード:120N:50,000円
・オーバレイパッド:35,000円
●&FreeマットレスSA(4層・三折りタイプ)
・レギュラー:95N:90,000円
・ハード:120N:100,000円
・ベッド用マットレス:135N:140,000円
★「SA」は、西川の研究機関「日本睡眠科学研究所」と同志社大学との共同研究で、睡眠の質が変わると科学的に証明されました。
●オーダー枕
エレガントタイプ、ナチュラルタイプ、共に25,000円
西川の変わり種!その他のおすすめマットレス
ムアツの西川にも、少し変わった特徴を持つマットレスがありますのでご紹介します。
●フェスタⅡ
通販サイトで人気のマットレスで、魅力はそのお手頃な価格です。
オープン価格なので定価はありませんが、125Nの硬さの三折りマットレスが19,000円前後で手に入ります。
また、インテリアオフィスワンとのコラボ商品に、ロフトまたは二段ベッド専用の薄手のマットレスがあり、こちらは17,000円前後となっています。
●ムアツベーシック抗菌備長炭・光触媒
●カーボラックス抗菌備長炭モデル
この2つは、備長炭を練り込んで、抗菌と消臭を狙った商品です。
ウレタンフォームはもともとダニに強いので、無敵のマットレスとなっています。
こちらも定価はなく、普通の硬さ(100N)のみの商品です。
・ムアツベーシック(のべ):36,945円
・ムアツベーシック(三折り):46,204円
・カーボラックス:55,000円
●Body Fresh(タンスのゲンコラボ商品)
西川のマットレスの中で、唯一、三次元スプリング構造体仕様のマットレスがBody Freshです。
ムアツの西川としては、あまり表だっておすすめとはいかないのかもしれませんが、それでも東洋紡のスプリング構造体を使った、立派な西川ブランドのマットレスです。
価格の安さと、水洗いできることが何よりの魅力になっています。
・三折り:17,000円
・プレミアム(のべ):29,800円
西川マットレスを選ぶ時の注意点
注意点のひとつ目は「西川」という会社が、実はたくさんあることです。
400年あまり続く老舗の西川は、色々な形態の会社に分かれ、緩やかに連携しながら西川ブランドを紡ぎ続けています。
ただ、それぞれの会社が独自の商品を開発しているため、別モデルを同じお店で比較することができないのが少し残念なところです。
ご紹介したマットレスの販売元は以下の通りです。
●昭和西川:ムアツ2フォーム・スリープスパ・カーボラックス
●東京西川:整圧マットレス・AIR・&Free・西川ムアツ抗菌備長炭光触媒・フェスタⅡ
もうひとつ気をつけたいのが、硬さ表示です。
2017年4月1日に、ウレタンフォームの硬さの判断方法が変わりました。
1年以上経ちましたが、しかし、今だに新旧の表示が混在しています。
この記事では、ネット上の新旧表示の割合を見て、敢えて旧表示で統一しました。
硬さを比べる時は、「普通の硬さ」100N(旧)=160N(新)を基準に判断してください。
また、硬さを選ぶ時は、トータルで考えて「普通」になるように選びましょう。
一般的に、標準的な方には「普通の硬さ」、小柄な方や体重が50kg以下の方には「柔らかめ」、長身の方や体重70kg以上の方には「硬め」がおすすめです。
マットレスはゆっくり選ぼう
西川ブランドを選んで安心な点は、ひとつひとつは別会社で、別々の営業活動をしていても、製造自体は「昭和西川」が一手に引き受けていることでしょう。
つまりそれは、どこの会社のどの商品を選んでも、一定の品質を保証してくれていることになります。
最低ラインは確保されているのですから、あとは目的別に選ぶだけです。
しかし、最も安いマットレスでも20,000円近くするのですから、あまり失敗したくはありませんね。
点で支えるマットレスに慣れていないと、柔らかめでも痛く感じる時があるそうです。
できれば販売店に出向いて、ゆっくり試してみることをおすすめします。