最近、「リビングの雰囲気がマンネリ化してきた」という方はいませんか?
そんなときは、毎日がワクワクするような、非日常的な空間を演出してみましょう。
リゾート感あふれる南国風のイメージや、リラックスできる北欧風のコンセプトもいいですね。
そこで今回は、人気の高い海外スタイルをご紹介しつつ、インテリアコーディネートのポイントについて、お話ししていきます。
冴えないリビングを海外風に見せるコツとは?
なんだかパッとしないリビングを、憧れの海外風にするためには、いくつかのコツが必要です。
どのスタイルにも共通することなので、きっちりとポイントを押さえてくださいね。
■日本のイメージを排除する
日本ならではの、和風な要素を取り除くことからはじめましょう。
壁には、「タイル」や「レンガ」といったアクセントを加えることで、海外の雰囲気が増していきます。
■光と風を効果的に取り入れる
自然の光や風を感じられる空間には、心地よさが生まれます。
リビングの空気をガラリと変えることにより、より非日常的な空間を演出することができるでしょう。
■観葉植物をレイアウトする
それぞれのスタイルに合った観葉植物を選んでください。
例えば、アジアンリゾート風のスタイルには、エキゾチックな雰囲気の「オーガスタ」や「アレカヤシ」がおすすめです。
一方で、落ち着いた雰囲気のヨーロピアンスタイルには、「サンスベリア」や「モンステラ」がぴったりです。
■アクセントとなるインテリアを決める
存在感のあるインテリアを置くだけで、一気にスタイルの方向性が分かりやすくなります。
テーブルやソファなどの大きなインテリアは、デザイン性の高いものを選びましょう。
イメージチェンジ!和室を洋風にすることはできる?
前項では、リビングを海外風にするためには、「和風な要素を取り除くことが必要」とお伝えしました。
しかしながら、築年数の古い建物に住んでいる方の中には、全ての部屋が「和室」というパターンもありますよね。
そんなときでも、少し手を加えるだけで、和の雰囲気を感じさせない空間作りが可能になります。
今回は、「畳」と「襖」に焦点を当て、それぞれの対処法をご紹介していきましょう。
【和室アレンジ①畳】
古風な雰囲気になってしまう畳のお部屋には、敷くだけでリフォーム気分が味わえる「フローリングカーペット」がおすすめです。
フローリングカーペットとは、木目調の板がつながっているカーペットのことで、くるくるとロール状にすることもできます。
実際に、六畳間の和室をフローリングに張り替えると、10万円以上の費用が必要になりますが、このフローリングカーペットを敷けば、コストも手間も大幅に下げることができますよ。
【和室アレンジ②襖】
襖があると、どうしても洋風のインテリアが馴染みませんよね。
ベニヤの板をカットして貼り付け、本格的なウッド調の扉にする方法もありますが、もっとお手軽にアレンジできるアイテムもあります。
それは、100円均一ショップでも販売されている「カッティングシート」です。
デザインが豊富で接着剤がいらず、誰でも簡単に張り付けることができるのでおすすめです。
以上が、和室を洋風に変身させる対処法でした。
いよいよ次項からは、人気の高い海外スタイルをご紹介していきます。
まるで海外!リビングのインテリアコーディネート術①リゾート風
まずは、海外リゾート風のインテリアコーディネート術からご紹介していきます。
海外リゾート風のスタイルには、いくつかテイストがあるので、それぞれのポイントを把握しておきましょう。
■ハワイアン風
ハワイの海をイメージした、「ブルー×ベージュ」「グリーン×ベージュ」のカラーコーディネートが基本です。
アクセントとして、サーフボードやトロピカルな観葉植物をレイアウトすると雰囲気が出ます。
■アジアンリゾート風
タイのホテルを意識した、彩度の高いカラフルなコーディネートがおすすめです。
草木のツルを編み込んで作られたインテリアがあると、オリエンタルな雰囲気になります。
■バリ風
自然の素材感を出しながらも、モダンな雰囲気になるよう意識していきましょう。
ダークブラウンのウッド調インテリアに統一すると、より一層リゾート感が演出できるでしょう。
一言で「海外リゾート風」といっても、それぞれのテイストには個性があります。
自分の好みに合わせて、リビングのコンセプトを選んでみてくださいね。
まるで海外!リビングのインテリアコーディネート術②北欧風
続いて、北欧風のインテリアコーディネート術をご紹介していきます。
北欧とは、北ヨーロッパにある「フィンランド」「デンマーク」「ノルウェー」「スウェーデン」の国々のことを指しています。
これらの地域は日照時間が短く、家族でリビングにいることが多かったため「快適な空間」を考慮し、「居心地の良さ」を追求したスタイルが基盤となっています。
そのため、飽きのこないカラーリングが好まれ、ベーシックな「グレー×ホワイト」が基本になっています。
そこにアクセントで、オレンジやグリーンなどの、ビビットな挿し色を入れていきます。
小物には、温かみのあるデザインが特徴の「北欧柄」を取り入れるといいでしょう。
幾何学模様でシンプルなものから、可愛らしいアニマルモチーフまで、さまざまなパターンがあります。
また、インテリアにおいては、布や木材などの質感を大切にすることもポイントです。
こういった北欧風の海外スタイルは、家族みんなでリラックスできる、ナチュラルなイメージのリビングに向いているでしょう。
まるで海外!リビングのインテリアコーディネート術③ロココ調
次にご紹介するのは、メルヘンチックなロココ調のインテリアコーディネート術です。
ロココ調とは、フランス宮廷の室内装飾のことを指し、優美さや繊細さを感じさせるテイストです。
豪華な装飾や華やかな細工、リボンや貝殻のモチーフが特徴的で、カラーリングは「ゴールド×ホワイト」が基本となります。
インテリアも同じく、ベースはホワイトで金具をゴールドに統一するのがおすすめです。
アンティーク調の加工がされていると、より雰囲気が出ます。
そこに現代的なアレンジを加え、ピンクのカーテンやレースの小物を足していってもいいでしょう。
そして、部屋のサイズ感に合わせて海外の「シャンデリア」を設置すると、よりロココ調の空間を演出できます。
全体的にオールド感を出し、優雅な気分に浸れる本格派のリビングを目指してみてはいかがでしょうか。
まるで海外!リビングのインテリアコーディネート術④アメリカン風
最後にご紹介するのは、アメリカン風のインテリアコーディネート術です。
海外リゾート風のスタイルと同様に、いくつかテイストの種類がありますので、それぞれ特徴を見ていきましょう。
■カントリー風
アメリカの開拓時代にあったログハウスのような、温かみのある雰囲気が特徴です。
カラーリングは、「ブラウン×ホワイト」が基本で、インテリアにおいては、木材が使用されたナチュラルなイメージで統一するといいでしょう。
■西海岸風
別名「カリフォルニアスタイル」ともいい、海辺のリラックスした雰囲気と、洗練されたイメージを融合させたテイストです。
デニムやレザーを使用したインテリアとの相性がよく、リビングには星条旗や星型の小物をレイアウトするのがおすすめです。
■ブルックリン風
ニューヨークのレンガ街をイメージしたテイストには、ダークなベースカラーがお決まりです。
お洒落なカフェ風のアレンジが人気で、もっとも旬なスタイルといえます。
ナチュラルなイメージから都会的なイメージまで、アメリカン風のスタイルには、さまざまなテイストがありました。
シーズンの変化によって、模様替えをするのも楽しいかもしれませんね。
海外風のリビングでゆったり過ごそう!
今回は、リビングを海外風に見せる方法や、人気の高い海外スタイルについてお話ししました。
リビングが海外風になると、ちょっとした旅行気分を味わえますし、普段よりもリラックスして過ごせるかもしれませんね。
仕事が忙しくて、なかなか海外旅行に行けない方も、自分好みの海外風アレンジで、リビングをイメージチェンジしてみましょう。