「ソファはリビングでくつろぐ時には欠かせない」という方も多いのではないでしょうか。
ソファによってお部屋の雰囲気は大きく変わりますし、種類やサイズによってあらゆる家具の配置も決まってしまうほど、インテリアにとって重要なアイテムです。
また、ソファの種類はかなり多くあり、いざ「買おう!」となっても迷ってしまうほどです。
今回は、リビングに置くソファの種類と選び方をご紹介します。
「リビングの広さ」「空間幅」!ソファ選びのポイントはサイズ感!
インテリアの顔ともなるソファですが、選ぶ際には、見た目だけではなく、まずは「サイズ感」を把握することが大切です。
ソファを配置するためには、ソファを置くスペースと、その周りに必要な空間幅があります。
・テレビとの距離…テレビ画面の高さ×3倍の距離
・ソファの横を人が通れる距離…600mm~
・ソファの横を人が横向きで通れる距離(カーテン開閉時など)…400mm~
・棚の扉を開閉できる距離…500mm~(棚により異なります)
このように、日常の生活の中で人が動く距離、つまり動作空間を確保することが必要です。
よって、ソファを選ぶ際には、動作空間を考えた上でのソファ選びが重要となります。
動作空間を十分に確保できるように、リビングに配置された家具との距離感を把握しましょう。
また、「〇人掛け」といってもソファによってサイズは異なるものです。
「狭いお部屋だから2人掛けではなく、1人掛けのものにしよう」と、〇人掛けという表記だけを見て決める前に、上記のようなサイズ感を参考にするようにしましょう。
ソファ選びでインテリアの雰囲気が変わる!?代表的な張り地の種類
ここでは、ソファの張り地についてのお話をします。
張り地とは、ソファの表面に使われている生地のことで、どんなものが使われているかにより、リビングの印象も使い心地も大きく変わります。
ソファの購入を検討している時には、生地は選ぶ基準にもなりますね。
それでは、ソファの張り地で使われている代表的な素材をご紹介します。
【天然皮革(本革)】
・ソファに使われる天然皮革の多くが牛革で、肌触りが良く、しっとりした質感が特徴です。
・ほかの素材と比べて、なんと言っても耐久性が抜群に良いです。
・冬は暖かく、夏は冷んやりと感じられます。
【人工皮革(合成皮革)】
・牛革の風合いに加工された塩化ビニル素材です。
・加工や着色がしやすいことから、表現力に富んだ素材が多く、比較的安価で販売されています。
【布(ファブリック)】
・柔らかさと温かみがあり、肌触りが良いのが特徴です。
・カバータイプのものもあり、その場合は、取り外して洗濯できます。
肌触り、性能、デザインを考慮し、インテリアに最適な張り地を検討してみてください。
インテリアに合うカラーのソファを選ぶコツとは!?
前項では、ソファの張り地の代表的な素材をご紹介しました。
ここでは、カラーの選び方についてお話しします。
いざ、リビングにソファを置いてみたら「インテリアに馴染まなかった!」などということのないように、カラー選びのコツを掴みましょう。
お部屋のカラーは主に3つの要素で構成されています。
【ベースカラー】
床、天井といった、お部屋の中で面積か広いもののカラー
【アソートカラー】
カーテン、家具といった、ベースカラーの次に面積が広いもののカラー
【アクセントカラー】
雑貨、クッションといったお部屋の中で面積が小さいもののカラー
お部屋のカラーの要素の、60%をベースカラーに、30%をアソートカラーに、残りの10%をアクセントカラーにすると、バランスの取れたインテリアを演出できると言われています。
もし、落ち着いた雰囲気のインテリアにしたい場合は、ベースカラーに近いカラーのソファを配置すると良いでしょう。
また、ソファを強調したい場合は、アクセントカラーに近いカラーを選ぶことをおすすめします。
このように、お部屋の中のカラーバランスを考えながら、ソファ選びをすることが失敗を回避するコツです。
ソファにはどんな形状がある?リビングに最適なソファ選び!
ソファのカラー選びのコツがお分かりいただけたところで、次にソファの形状についてお話しします。
ソファには、1人掛け用から数人掛け用まであり、その用途もさまざまです。
ここでは、代表的なソファの形状をご紹介します。
【カウチソファ】
・背もたれに対して座面の部分が広く、ゆったりくつろげるソファを指します。
・広いスペースのリビングに配置するケースが多いです。
【コーナーソファ】
・L字型のソファでお部屋のコーナーに配置して使えるので、スペースを有効活用できます。
・L字部分すべてに背もたれがあります。
【ソファベッド】
・横になってくつろげるソファで、簡易ベッドとしても使えます。
・お客さまが宿泊する場合にも重宝します。
【ローソファ】
・フロアソファとも呼ばれ、ソファの足がないタイプを指します。
・床との距離が近いため、天井までの圧迫感がなく、お部屋を広く感じることができます。
このように、用途に応じてさまざまな種類のソファがあります。
インテリアとしてデザイン面を重視するのもアリですが、ソファの使い方やくつろぎ方を考えることも大切ですね。
暮らしの中でどんな使い方がしたいのか、イメージしてみてください。
「狭いリビング」「開放感のあるインテリア」におすすめ!アームレストソファ
これまでのように、一概にソファといってもさまざまな種類があることが分かりましたね。
その中でも、アームレストソファというものも存在しますが、ご存知でしょうか。
アームレストソファとは、文字とおり肘置きがないソファのことで、ベンチのようなシルエットをしています。
サイドから見たときに、視線を遮らないので、すっきりとした開放感のあるインテリアを演出できます。
また、両サイドに肘置きがない分、座面が広く使え、サイドから座ることもできたり、寝転がってくつろぐことも可能です。
リビングが狭くてスペースが限られているという場合には、設置場所が選びやすくなり、全幅を座面として使えるのでおすすめですよ。
一方、肘置きがあるソファは、読書をしてくつろぎたい方や座っている時間が長い方にとっては、よりリラックスしやすいでしょう。
また、サイドから肘置き部分に腰掛けたり、寝転んだときには肘置きを枕代わりに使えたりもします。
リラックス感を重視する方には、肘置きが「あるタイプ」がおすすめです。
このように、肘置きが「あるタイプ」と「ないタイプ」、それぞれに良い点がありますので、お部屋の広さや生活スタイルに合わせて検討してみてください。
足を伸ばしてリラックスするにはオットマン!
最後に、ソファと一緒に使うとよりリラックスできる《オットマン》についてご紹介します。
オットマンとは、足置きとなる台で、ソファの前に置いて使います。
ソファに座りながら足を伸ばしたい、という方にはおすすめです。
また、カウチソファのような形状を好むものの、大きいソファを置くスペースのないリビングには、ぜひオットマンを置いてみてください。
使用しない時には、邪魔にならないところへ単体で移動できるので、とても使い勝手が良いアイテムです。
さらに、スツールのように利用したり、サイドテーブルとして本や小物を置いておくにも便利です。
オットマンは単体でも販売されていますが、ソファとセットで購入した方がデザインの統一性もあり、インテリアにも馴染みやすいでしょう。
あなたに最適なソファ選びで有意義なリラックス時間を!
多くの方にとって、リビングは一日の中でも、最も長い時間を過ごす場所であることでしょう。
心身をリラックスさせ、有意義な時間を過ごすためには、あなたにとっての最適なソファを選ぶことが重要です。
また、ソファは部屋のインテリアの顔になるアイテムです。
今回ご紹介したソファの種類や選び方を、ぜひ参考にしてみてください。