インテリアをモノトーンなカラーで統一するコーディネートは、根強い人気があります。
皆さんは、モノトーンなインテリアコーディネートは、差し色を加えることで表情が大きく変わることをご存知でしょうか。
今回は、モノトーンなインテリアコーディネートに合う差し色について、詳しくご紹介します。
モノトーンインテリアの基本的なコーディネート!
モノトーンなインテリアコーディネートに合う差し色をご紹介する前に、基本的なモノトーンインテリアのコーディネートについて解説します。
まず、コーディネートしやすいモノトーンカラーの取り入れ方として、ベースカラーは白にすると失敗が少ないです。
日本の賃貸物件や多くの住宅は、壁や天井の色が白である場合が多いので、そのまま活用できるという点でもおすすめです。
続いて配色ですが、モノトーンカラーの代表である黒は、お部屋に多く取り入れると重苦しい印象になる恐れがあります。
したがって、ベースカラーの白の中に、黒をバランスよく取り入れることが大切です。
とは言っても、バランスよくカラーを取り入れるのは難しいと感じる方も多いかと思います。
そこで、黒は小さいインテリアから取り入れるのがおすすめです。
ラグやカーテンなど、広範囲に及ぶインテリアを黒にすると、重苦しくなる恐れがあるので、クッションやテーブル、ソファなどのインテリアを黒にすると、バランスが良いでしょう。
次の章からは、モノトーンインテリアに合う差し色について詳しく解説します。
モノトーンにナチュラルな差し色をプラスして柔和に!
インテリアコーディネートをモノトーンな配色で仕上げ、家具やインテリアの材質も無機質なものにすると、お部屋がクールな印象になります。
しかし、自然素材のものや柔らかい印象のインテリアが1つもないと、お部屋全体に緊張感が生まれたり、寒々しい雰囲気になる恐れもあります。
そこで、クールすぎてしまうモノトーンコーディネートのお部屋を、少し緩和させるために差し色を入れましょう。
プラスする差し色でおすすめなのは、ナチュラルカラーです。
特に、生成りやベージュなどのやさしい色合いを差し色に使うと、寒々しい印象だったお部屋にあたたかみが生まれます。
具体的なアイテムとしては、木製のインテリアやふわふわとした素材のラグなどです。
モノトーンなカラーとの相性もよく、比較的簡単に取り入れることができておすすめです。
ただ、ナチュラルカラーはあくまで差し色として使い、ベースのモノトーンな配色は崩さないようにしましょう。
これからご紹介する、どの差し色にも言えることですが、取り入れすぎてしまうと折角のモノトーンコーディネートが薄れてしまうので注意が必要です。
グリーンのインテリアを差し色として取り入れおしゃれに!
続いてご紹介するモノトーンなインテリアコーディネートの差し色として、おすすめの色はグリーンです。
グリーンもモノトーンな色調と非常にマッチします。
特に、はっきりとした黒や白と組み合わせることで、都会的でモダンな雰囲気になります。
具体的なアイテムとしては観葉植物がおすすめです。
観葉植物は、アクセントカラーとして使われることも多く、お部屋に爽やかな印象を与えます。
また、観葉植物はマイナスイオンが発生しているので、落ち着きや癒しの効果も期待できます。
さらに、観葉植物は、取り入れ方のバリエーションが豊富です。
オーソドックスに鉢植えの観葉植物をお部屋の隅に置くのも良いですが、小さな観葉植物を吊るして飾るという方法もあります。
吊り下げ式の照明と並ばせて吊るすと、お部屋がおしゃれでボタニカルなカフェのような雰囲気になります。
また、水やりが面倒だという方は、フェイクグリーンを取り入れるのもおすすめです。
ビビットカラーのインテリアをモノトーンの差し色に!
オレンジや黄色などの暖色系でビビットなカラーは、モノトーンカラーとの対比がわかりやすく、差し色として非常に適しています。
取り入れ方のポイントとしては、小物をビビットなカラーにすると失敗が少ないです。
クッションやチェア、テーブルクロスやランチョンマットなどの小物類をオレンジや黄色にすることで、アクセントが効いた可愛らしいお部屋になります。
また、少し大胆に取り入れる場合は、大きめのインテリアを1つだけビビットカラーにする、という手法もあります。
例えば、ベースやメインカラーは全てモノトーンカラーで統一し、ソファだけをオレンジにするといった方法です。
モノトーンな中に、1か所だけ差し色としてビビットカラーが入ることで、とても映え、対比でインパクトのあるモノトーンコーディネートになります。
淡いカラーのインテリアで落ち着いたモノトーンコーデに!
パステルカラーよりトーンが薄いカラーは、モノトーンなインテリアに取り入れることで、落ちいた雰囲気になります。
中でもスモーキーピンクや淡いグリーン、薄いクリーム色などがおすすめです。
モノトーンなインテリアコーディネートに取り入れる際には、ベッドカバーやクッション小さめのラグなどを淡いカラーにすると良いです。
淡いカラーは、モノトーンカラーに非常に良く馴染むので、他の差し色に比べて、少し多く取り入れるのも良いでしょう。
加えて、薄い色合いやくすんだカラーは、お部屋全体にスモーキーで大人な雰囲気を演出します。
大胆なカラーを取り入れたくない場合や、モノトーンコーディネートの落ち着いた雰囲気は崩さず、少し可愛いカラーを取り入れたい場合におすすめです。
また、淡いカラーはグレーとも相性が良いので、黒、白、グレーのモノトーンコーディネートの中に差し色として入れるのも良いでしょう。
女性にも男性にもおすすめできる差し色です。
個性的なインテリアでモノトーンなお部屋に差し色を!
最後にご紹介するのは、インパクトのある差し色の入れ方です。
モノトーンなインテリアコーディネートでは、ベースのインテリアでシンプルなデザインのものを使うことが多いです。
そこで、インパクトのあるインテリアで差し色を加えることで、よりおしゃれでモダンな空間を演出できます。
インパクトを与えるのに効果的なのは、モダンアートや時計、ポップなデザインとカラーのクッションなどです。
原色を使ったモダンアートをモノトーンなお部屋に1つ飾るだけで、大きなアクセントになります。
その際のポイントとして、アートは黒の額に入れて飾るとモノトーンなお部屋に合います。
そして時計は、最近、ウォールクロックという、壁に時計の針や数字のモチーフ自由に貼り付けられるアイテムがあるので、活用するのがおすすめです。
壁に、ウォールクロックの針だけを取り付け、数字を表す部分を小さなアートを飾ることで表現したり、数字モチーフのカラーを変えたりと、自由自在にコーディネートできます。
このように、インパクトのあるインテリアで、差し色を取り入れると、モノトーンなお部屋がよりおしゃれな空間へと変身します。
インテリアをモノトーンでまとめる際はおしゃれな差し色を
これまで、モノトーンなインテリアコーディネートに合う差し色について、詳しくご紹介してきましたが、いかがでしたか?
モノトーンなインテリアコーディネートは、差し色によってお部屋の雰囲気が大きく変わります。
ご紹介した差し色の中からお気に入りのカラーを見つけて、上手に取り入れてください。