落ち着きがあり品のある北欧インテリアは、日本でも根強い人気があります。
北欧インテリアの魅力は、上品でおしゃれなお部屋作りができるところです。
「お部屋を北欧インテリアでコーディネートしてみたい」「でも、どう手を付けていいかわからない。」
今回はそんな北欧インテリア初心者の方に、コーディネートの仕方をご紹介します。
ぜひご参考にしてください。
北欧風インテリアコーディネートのポイントはメインカラーを決めること
「せっかく北欧のインテリアを揃えたのにおしゃれにならない」
このような方は、まずお部屋のお色選びから見直していきましょう。
お店に行けば、おしゃれで魅力的な家具がたくさん置いてあります。
でも、あれが良い、これが良いと次々に買い足していけば、いつの間にかお部屋は雑然とした印象になってしまいます。
それでは、北欧風インテリアにするには何を意識してコーディネートすればいいのでしょうか。
それは、まずメインカラーを決めてしまうことです。
基本的にホワイト、ベージュまたはグレーなどの色で統一します。
シンプル過ぎる、とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、これにアクセントとなる赤、黄色、ブルーなど差し色を差すだけで、グッとおしゃれになります。
つい色を加えたくなると思いますが、ここはあえて抑え、シンプルかつおしゃれなお部屋を目指しましょう。
また、床がフローリングの場合はブラウンが入りますので、寂しいというよりは、温かみのある空間作りになります。
例えば、ホワイトにビビッドな色を加えれば明るく楽しい雰囲気に、グレーにブルーを加えれば大人っぽい印象に、ベージュにグリーンを加えればナチュラルな安らぎの空間に演出ができます。
ファブリックから始める北欧インテリアのコーディネート
メインカラーが決まったところで、次は何から手を付けようとお悩みではないですか。
そんな方はファブリックのコーディネートをお勧めします。
メインカラーさえ決まっていれば、カーテン、クッション、テーブルクロス、ランチョンマットなど、気軽に合わせやすいからです。
まず、最初に広い面積を占めるカーテンを選ぶと良いでしょう。
壁がシンプルカラーなので、ここもシンプルなカーテンを選ぶと北欧風になります。
また、逆に柄の入ったものを選べばお部屋が華やかになります。
最近では「marimekko(マリメッコ)」が人気です。
その他にも、ストライプ柄、ヘリンボーン柄、植物柄、花柄などもお勧めです。
色の足し算引き算を工夫してみてください。
カーテンはあえて長くすると、北欧インテリアに近づきます。
また、床がフローリングの場合は、イエローを持って来ると馴染みやすくお勧めです。
marimekkoはカーテンだけでなく、クッション、テーブルクロス、ランチョンマットでも人気があります。
ベースがシンプルだからこそ、marimekkoの大胆な柄が良く生えます。
ランチョンマットではmarimekkoの他に「artek(アルテック)」なども人気があります。
北欧インテリアは木のぬくもりを生かしてコーディネート
北欧では寒い時期が長いため、年間を通して長時間家の中で過ごすことになります。
家族全員で長い時間一緒に過ごすため、快適さが追及されました。
また、北欧は自然豊かな環境で、木材に恵まれおり、それが北欧インテリアに反映されています。
北欧インテリアらしくコーディネートするにはフローリングが理想ですが、床がフローリングでなくても、インテリアなどのアクセントで木目を使用すれば、北欧らしくなります。
例えば、白を基調としたダイニングキッチンで、ダイニングセットを木製のものにすれば、北欧コーディネートらしいシンプルかつ温かみのある空間作りになります。
また、和室でも北欧風にコーディネートすることは可能です。
例えば、木をヘッドボードに使用し、脚のないフレームタイプのベッドを置き、壁は白またはグレーでシンプルにすれば北欧らしくなります。
北欧家具では木材が多く使用されており、ひと口に木材と言ってもその種類も豊富です。
北欧インテリアで使用される主な木材は、ウォールナット材、アカシア、オーク材、ナラ材などです。
これらのように、木材を使用した家具でインテリアをコーディネートすることもポイントの一つになります。
北欧インテリアのコツは壁をコーディネート!
寒い季節が長い北欧では、長時間家の中に閉じこもることが多くなります。
窓から見える景色も雪景色ばかりです。
そんな中、家族の目を楽しませてくれるのが、壁のディスプレイになります。
壁は大切なインテリアコーディネートの一つです。
ひと口に壁のディスプレイと言っても、様々な方法があります。
代表的なものとして、アート写真、家族またはペットなどの写真を飾る方法です。
一つ二つと遠慮がちに飾るのではなく、壁一面に、まるでパズルを組み合わせるように飾ると北欧風になります。
また、大きな絵画1枚や同じアーティストの作品を並べてみるなどの方法もあり、センスの見せ所です。
その他にも、ファブリックパネルを飾ってもおしゃれです。
さらに、壁一面を本棚にしてしまい、カラフルな背の本を並べればおしゃれに収納できます。
少し工夫を凝らしたい方は、アートを飾るにしても、壁にお気に入りのウォールスティッカーを貼れば、街でよく見かけるレストランの内装にあるような、かなりおしゃれな雰囲気になります。
どのようにコーディネートしても、壁がホワイトやグレーなどのシンプルな色だからこそ、最大限生きるものばかりです。
照明を上手にコーディネートして北欧インテリアを楽しもう
日本で照明と言えば『明かりを灯すもの』と実用的な意味が大きいですが、北欧では照明も大切なインテリアの一つです。
日照時間が短い北欧では照明の文化が発達しました。
北欧デザイナーや北欧で作られたもの、北欧っぽい照明を『北欧照明』と呼ばれています。
日本では蛍光灯がよく使用されていますが、北欧では間接照明が主流で、光度は抑えてあります。
柔らかで温かみのある大小の間接照明をお部屋に灯して、ゆっくりと流れる時間の中で、家族との会話もきっと弾むことでしょう。
単にお部屋を灯すだけでなく、おしゃれな照明で壁に飾られたアートやウォールスティッカーなどのディスプレイを照らして、インテリアコーディネートを楽しむ方法もあります。
実例を少しご紹介しましょう。
ペンダントライトを使用したものは、代表的な北欧照明です。
ペンダントライトは自然の木材を利用して作られ、木目が楽しめるようになっています。
また、フロアライトで木とリネンのシェードを使用し、シンプルなデザインとカラーリングで北欧デザインとなっているものもあります。
通信販売でも多くの北欧照明が販売されているので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。
いよいよ北欧インテリアを購入!お勧めは?
今まで、北欧インテリアのコーディネートのコツや方法をご紹介してきました。
皆さんのイメージも膨らんできたのではないでしょうか?
最後に、北欧インテリアをどこで買うのか、どのブランドがお勧めかをご紹介していきます。
まず、代表的なブランドとして、みなさんご存知の『IKEA(イケア)』が挙げられます。
IKEAと言えば、郊外型の店舗展開をしているイメージが強いですが、インターネットでも販売しています。
IKEAの特徴としては、お手ごろな価格、シンプル、おしゃれと言ったところです。
そのため、初めてインテリアをコーディネート買いをする方にお勧めです。
IKEAで買い揃えるだけで、プチプラでおしゃれなお部屋作りができます。
もっと、凝りたい方にはデザイナーズブランドをお勧めします。
北欧はインテリア文化が発展したため、有名インテリアデザイナーが数多くいます。
主なデザイナーとして、巨匠とも呼ばれた「ハンス・J・ウェグナー」と「アルネ・ヤコブセン」が挙げられます。
その他にも、「ポール・クリスチャンセン」も人気があります。
IKEAに比べて高価になりますが、品質も良く、一生ものの家具が手に入るでしょう。
北欧風インテリアのコーディネートのコツはシンプルかつナチュラル
これまで、インテリアを北欧風にするコーディネートする方法をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
北欧風インテリアはシンプルかつナチュラルが基本です。
特に難しいルールはなく、コツさえつかめば、誰でも簡単にコーディネートできます。
お部屋の色を統一したり、シンプルなインテリアを取り入れることによって、北欧らしい、快適で空間にゆとりがあるお部屋作りが可能になります。
みなさんも、ぜひこれを機に北欧風インテリアコーディネートに挑戦してみてください。