お部屋のインテリアを決めるうえで、どの色を合わせるかも重要になってきますね。
使う色次第では、自分がしたいお部屋のイメージとは違うものになってしまうこともあります。
ここでは、何色もある色の中でも、グレーをメインにしたインテリアコーディネートについてお話をしていきます。
グレーのワンカラーコーディネートで、センス抜群なお部屋を作ってみてください。
グレーが与える効果とは?
グレーを使ったインテリアのコーディネートについてお話をする前に、グレーが持つ意味について考えてみましょう。
みなさんはグレーの色合いにどのような印象を持つでしょうか。
多くの方が「シンプル」や「控えめ」、中には「上品」といった印象を持つかと思います。
まずは、グレーがもたらす効果についてお話をしていきましょう。
グレーの性質には、柔軟色や沈静色といった性質があります。
そのため、他の色と馴染みやすい色であることが特徴となります。
自己主張が強くないため、他の色を引き立たせる色ともいえるでしょう。
こういった面では、上品さを感じますね。
ちなみに、最初の質問に直結しますが、グレーから連想される印象としては以下のようなものが挙げられます。
【ポジティブな印象】
・調和
・上品
・落ち着き
・信頼
・スタイリッシュ
・温厚
【ネガティブな印象】
・陰気
・疑惑
・地味
・不安
・憂鬱
・不透明
これだけ見ても、同じグレーであっても与える印象は大きく変わりますよね。
それでは、インテリアの世界ではどうなのでしょうか。
インテリアにおけるグレーの効果は?
グレーから連想される印象は多くありましたが、インテリアの世界ではどのような効果をもたらすのでしょうか。
まず、グレーがもたらす心理的な効果としては以下のようなものが挙げられます。
・上品でお洒落
・穏やかで控えめ
・落ち着きがある
・イライラやストレスを緩和
・物事を受け入れやすい
・忍耐強い
このような効果を心理的に与えるようなのです。
ですから、普段過ごすお部屋を落ち着きのあるものにしたい方や、少し上品でセンスのあるものにしたいという方はグレーでコーディネートするのがオススメですね。
しかし、グレーといってもグレーの濃淡次第で、与えるお部屋の印象は大きく変わります。
例えば、淡いパステルカラーのようなグレーでお部屋をコーディネートすれば、品のあるお部屋にすることができます。
一方、ダークグレーでコーディネートすれば、お部屋は落ち着きがありながらもハードな印象になるでしょう。
さらに、インテリアの中では明るい色は部屋を広く見せ、暗い色は部屋を狭く見せる効果があるようなのです。
ですから、グレーの濃淡でも部屋の広さに対する見え方が変わりますから、この点も頭に入れておくことが大切です。
このように、どの濃淡のグレーを選ぶかでも、お部屋の印象も変わりますから自分好みの濃さを選ぶことが重要となります。
インテリアをグレーでコーディネートするポイントをご紹介!
それではここから、お部屋のインテリアをグレーでコーディネートする方法についてお話をしていきます。
コーディネートと聞くと、少し難しく感じてしまうかもしれませんが、ポイントをおさえて行えば意外とできてしまうものです。
そのポイントというのは、色使いに気を付けるということです。
インテリアをコーディネートする手順は、まずお部屋のイメージを決めてから、そのイメージに合う色を決めていくようになります。
この色使いを決めるとき、極力3色までに色を抑えることがインテリアコーディネートでは重要となります。
ベースカラー・アソートカラー・アクセントカラーの3色を考えます。
ベースカラーは壁紙や天井の色、アソートカラーはソファなどのその部屋の主軸になる家具、アクセントカラーはクッションなどの小物の色を指します。
これらの割合としては、ベースカラーを70%、アソートカラーを25%、アクセントカラーを5%にまとめるとバランスの良いお部屋に仕上がりますよ。
このポイントをおさえて、次項からグレーのコーディネート例をご紹介していきましょう。
グレーでコーディネート!ダークカラーでカッコよく!
ここから、グレーでコーディネートするインテリアをご紹介していきます。
はじめは、「落ち着きのある大人カッコイイ部屋にしたい」といった方にオススメの、黒に近いダークグレーを使ったコーディネートについてお話しします。
落ち着きがありながらも大人の洗練されたカッコよさを演出したい場合は、メインカラーとアソートカラーをダークグレーにします。
どちらかといえば、アソートカラーのほうをもっと黒に近いダークグレーにすると良いでしょう。
そして、アクセントカラーにはミドルグレーを合わせましょう。
このように、グレーだけのワンカラーコーディネートでも、濃さを変えるだけで大人カッコイイインテリアにすることができるのです。
注意しなければいけないポイントは、元々の部屋の広さです。
インテリアの世界では暗い色は部屋を狭く見せてしまう効果もあるようなので、コーディネートしたい部屋が元々あまり広くない場合、ダークグレーで壁紙や家具を統一してしまうと部屋が狭苦しく見えてしまうことがあります。
このときは、メインカラーを白やライトグレーにし、アソートカラーとアクセントカラーをダークグレーにすると、狭苦しくもなく落ち着きのあるインテリアにすることができますよ。
グレーでコーディネート!明るめの色で上品なインテリア
次にご紹介するのは、上品であったりモダンな雰囲気のお部屋にしたい方にオススメのコーディネートです。
こちらは先ほどとは反対に、メインカラーとアソートカラーを明るめのグレーで合わせます。
そして、アクセントカラーにダークグレーを合わせましょう。
モダンな雰囲気が出ますので、ホテルライクなお部屋にしたい方にもピッタリのコーディネートです。
また、上品で温もりも感じられるお部屋にしたい場合は、アソートカラーをほぼ白ともいえるグレーにすると良いでしょう。
メインカラーとアクセントカラーは明るいグレーを合わせます。
上品さもありながら、温かみのあるインテリアになりますのでオススメですよ。
特にお部屋があまり広くない場合に、奥行きが出て広く見せる効果も期待できます。
ワンルームに住んでいる一人暮らしの方にも、オススメのコーディネートといえますね。
グレーでコーディネート!もう1色プラスしてみよう
最後に、グレーにもう1色プラスしたコーディネート術をご紹介しましょう。
グレーのワントーンコーディネートでも、モダンな雰囲気になったり大人カッコイイ雰囲気を作ることができます。
ですが、もう1色プラスしてもセンス抜群なインテリアを作ることができるのです。
ダークグレーとライトグレーのそれぞれに合う色をご紹介します。
まず、ダークグレーにオススメの色は、やはり黒です。
メインカラーとアソートカラーをダークグレー、アクセントカラーに黒を合わせると、より洗練された大人カッコイイ雰囲気を作ることができますよ。
また、意外と馴染むのがターコイズブルーです。
こちらもアクセントカラーに合わせれば、ファッショナブルな印象のインテリアにできるでしょう。
つぎに、ライトグレーに合う色は、イエローです。
ライトグレーの上品な雰囲気に、イエローをアクセントにもってくるだけで華やかさが演出できます。
そしてライトグレーにも、ターコイズブルーが合うのです。
メインとアソートカラーをライトグレーにし、アクセントにターコイズブルーを合わせれば、まるでアメリカの西海岸風なインテリアに仕上がります。
自分のしたいイメージに合うお部屋を、グレーをメインに作り上げてみてください。
グレーでお部屋をコーディネートしてみよう!
グレーをメインとした、インテリアのコーディネートをご紹介しました。
元々の性質的には、他の色を引き立たせて主役にはならないグレーですが、メインカラーとして持ってきてもセンスのあるお部屋に仕上げることもできるのです。
ご紹介したコーディネートを参考に、ぜひグレーをメインにお部屋作りをはじめてみてください。