シンプルでナチュラルなインテリアは居心地はいいですが、飽きてしまうこともありますよね。
もっと個性を出したハイセンスなインテリアを目指したいなら、シンプルモダンにエスニックの要素を取り入れたインテリアがおすすめです。
あたたかくて力強い色合いと、自然のぬくもりがある家具などで、モダンなインテリアにするコツを探っていきましょう!
エスニックは日本人に好まれる要素
そもそも「エスニック」というのは「Ethnic」、つまり「民族的」という意味でしたが、今は、ファッションやインテリアがアジアンテイストであることを指すようになっています。
エスニック料理ということになると、タイやインドネシアの香辛料が効いた民族料理を指します。
グリーンカレーやマッサマンカレー、ガパオライスなど、エスニック料理がブームになることは多いですよね。
異国のテイストでありながら、日本人に馴染みやすいのがエスニックの魅力です。
ファッションで言えば、多くの大手ショッピングモールには専門店があり、色鮮やかな色彩と風に揺れる、体の曲線を拾わないスタイルでファンが多いです。
にぎやかな柄のファッションだけでなく、シンプルな色合いのブラウスにゆったりしたパンツの組み合わせと小物使いで、エスニックスタイルを完成させる方もいます。
インテリアでも同様で、エスニックを取り入れても、落ち着いた空間にすることができます。
例えば、モダンとエスニックを融合させたインテリア。
センスが問われますが、まるでリゾートホテルのような高級感あふれるお部屋にすることができるかもしれません。
モダンとエスニック!異なる要素を融合させたインテリア
インテリアでエスニックだけを取り入れたいなら、ナチュラルテイストなお部屋に組み合わせるのが簡単です。
「植物や花が似合う」という点で共通点があり、優しくてほっこりするお部屋に造り上げることができると思います。
しかし、モダンなインテリアにアジアンのテイストを取り入れるとなってくると、少しだけ難易度が高いと言えるでしょう。
バランスを間違えると、垢抜けないインテリアになってしまいます。
インテリアにおいて「モダン」というのは、無駄なものをそぎ落とした、洗練された雰囲気を指すことが多いです。
上品でシンプルで、生活感のないインテリアであり、合理的で過度に飾らないスタイルとも言えます。
多くの場合はモノトーンカラーや、白一色、茶系のカラーに少しだけアクセントカラーを加えます。
「モダン」と言っても「シンプルモダン」「クラシックモダン」「北欧モダン」など様々で、細かい決まりなどはありませんが、成功するポイントは「バランスの良さ」です。
ただ「シンプル」「クラシック」「北欧」だけでは、それぞれのテイストが色濃く出た、好みの分かれるインテリアの印象です。
しかし、「モダン」をつけることで、インスタでたくさんの方に「いいね」をもらえるような、グレードアップした空間を目指すことになります。
エスニックモダンを目指すなら!まずは小物やラグからチェンジ
モダンなインテリアにエスニックをスパイスとして取り入れるなら、一番簡単なのは小物使いです。
クッションやファブリック、アートなど、アクセントとしてエスニック雑貨を置いてみることです。
手縫いの刺繍が施された独特な模様のクッションは、ソファにいくつか置いても、そこだけ花が咲いたようにパッと明るくなります。
また、小さなラグやスツールに取り入れてみても素敵です。
エスニック風の小物は、ネット通販で安く手に入ることも多いので、小さなところから少しずつ変えてみると失敗がなくていいかもしれません。
もし、お部屋全体の印象をガラッと変えたいのなら、大きめのラグ一枚変えてみるだけでも、大きく変化します。
エスニック系のラグにも、ホワイトカラーがベースだったり寒色系のものもありますので、選ぶ色合いによって空間の印象を自在に変えることができますね。
また、2種類以上の柄の違うラグを組み合わせているケースもあります。
どちらかというと、芸術的なセンスの高い方向けの方法ですが、遊び心を演出できていいかもしれません。
もっとイメチェンしたい!エスニックモダンなインテリア
小物やファブリックで変化をつけるだけでは物足りないのなら、家具に取り入れてみるのもいいでしょう。
深いブラウンの木製の椅子や、ラタンの家具、丸みがあって暖色系の光を放つ間接照明など、アジアンテイストのものを上手く取り入れて、モダンにまとめることができます。
少しお値段が高いものが多いですが、窓にエスニック調のサンシェードを付けたり、アートな雰囲気がただよう一点物の家具を置いてみたりするといいですね。
家具にこだわる場合は、余計な小物を置きすぎず、空間に余白を持たせるのがおすすめです。
その家具が持つ雰囲気やラインが、シンプルなインテリアでより活きてくると思います。
観葉植物と組み合わせても素敵です。
インスタで発見したのは、ぐにゃぐにゃと折れ曲がった枯れ木が、いくつも重なり合って床から生えているようなもので、かなり存在感がありました。
無駄なものは無くし、生活感あるものを徹底的に片付けて一つ一つの家具にこだわることで、まるでギャラリーのようにアートを引き立たせることもできるでしょう。
エスニックモダンなインテリアはモロッコ風がコツ!?
モダンなインテリアをエスニックテイストに染め上げるときに役に立つ要素の一つが「モロッコスタイル」です。
モロッコは、アフリカの中ではヨーロッパよりに位置し、独特の文化を築いてきました。
フランス映画のヒロインが、鮮やかな色の壁と、ごちゃごちゃっとしたキュートな部屋に住んでいるのを観たことがある方もいるでしょうか。
個性的な家具や照明、カラフルなファブリックを一見無造作に置いているのに、なぜかおしゃれ。
そんな部屋造りを成功させるカギになるのが「モダン」なのです。
家具はバランスを意識して置いていき、床や壁、天井などに深みのある赤やターコイズブルー、紫などを使います。
そこに、プフと呼ばれる丸いクッションを置いたり、間接照明で明かりを灯していきます。
柄ではなく色でエスニックを表現し、最小限の小物や家具を置き、空間に広がりを持たせることでモダンなインテリアを維持できるかもしれません。
インテリアはアイディア次第!大切なことって?
エスニックモダンなインテリアは、暖色のイメージが強いため、リビングや玄関に取り入れる場合が多いようです。
しかし、ベッドルームやトイレなどに取り入れても素敵です。
友人のお宅に泊まらせてもらったときに、寝室があまりにも綺麗でセンスが良くて驚いたのですが、くつろげるモダンなインテリアに、エスニック系のラグやアートが置いてありました。
ベッドに対して斜めにラグを敷いてあり、その視線の流れを活かしてガラステーブルや皮のソファが置いてあって、抜け感のあるインテリアになっていました。
壁は落ち着いたネイビーで、白い天井とのコントラストが綺麗でした。
また、さりげなく置かれた観葉植物やアートが、「まさにそこに置くべき!」というようなスペースに飾られていて舌を巻きました。
インテリアは、「こうあるべき」という決まりはなく、自由に造り上げることができます。
しかし、そこに労わりやおもてなしの心があるかないかでは、同じものを配置しても、受けるイメージは変わってくるのだと思います。
インテリアは奥が深い!
万人受けするモダンインテリアに、エスニックの要素を加えて、個性的で遊び心あるお部屋にするアイディアをご紹介しました。
やはり実際に見たり、写真で見たりすることで、センスが磨かれていくと思います。
インテリアショップのショールームに行ってみてもいいですし、インスタで探したり写真集を見てみたりして、日常的にハイセンスな空間に触れるようにしてみてください。