マットレスにカビが生えてしまったらカビ取りをしなければなりませんよね。
見た目も悪いですし、カビが生えたままだと健康面が心配です。
では、どうしてカビが生えてしまうのでしょうか?
マットレスの効果的なクリーニング方法やカビを予防する方法はあるのでしょうか?
この記事でそれらのことについてお伝えしていきます。
マットレスにカビが!どうして生えるの?
マットレスを寝具として毎日使用しているという方も多いでしょう。
毎日使うものだからこそ衛生面は気をつけたいものですよね。
ときにはマットレスにカビが生えてしまうケースも存在します。
そうなると、カビ取りをするためにクリーニングする必要性があり、少し手間もかかりますよね。
では、どうしてマットレスにカビが生えてしまうのでしょうか?
◆カビの餌が存在しているため
餌となる栄養源が豊富であることも条件のひとつとなります。
例えば、埃・フケ・皮脂・皮膚・アカ・塩分などのゴミや汚れなどが挙げられます。
それらが蓄積されないように除去していかないとカビが生えてしまいかねません。
◆高湿度の状態であるため
私たちは毎日のように寝汗をかいているので、寝具には湿気がたまりやすいのです。
ですが、カビは湿気を好むので、結果的にカビの繁殖を招いてしまうのです。
◆カビにとって適正な温度環境であるため
カビが好む温度の目安としては10度~30度くらいです。
寝具はこのくらいの温度になりやすいので、カビが発生しやすくなってしまうのです。
カビが生えたらクリーニングして!そのままだと危険!
マットレスにカビが生えてしまったら、必ずカビ取りを行うためにクリーニングをしてください。
マットレスに沢山のカビが繁殖したままだと見た目的にもかなり不快に感じる方が大半でしょう。
ですが、もしかしたら、少しだけだとあまり気にならないという方も少数派でしょうが存在するかもしれません。
そのままの状態にしておくと、私たちへ健康被害をもたらしてしまう危険性があります。
例えば、アレルギー反応が起こり得ます。
蕁麻疹・喘息・鼻炎・アトピーなどを発症してしまう傾向があります。
これはカビの胞子・代謝物を吸って体内に入ってしまうことが原因です。
また、感染症(真菌症)を発症してしまう危険性も考えられます。
近年で一番危険視されている症状は内臓真菌症だといわれていて、注意が必要です。
体力や抵抗力が著しく低下してしまった方が真菌症にかかると、命を脅かすケースも存在している危険な病気なのです。
なかでもご年配の方は要注意ですね。
マットレスのカビ取り!セルフクリーニングの手順①
ある日、ご自身がお使いのマットレスにカビが発生しているのを発見してしまったとします。
この場合にはカビ取りをきちんと行う必要性がありましたね。
では、セルフクリーニングを行うためにはどういった手順でするのが一般的なのでしょうか?
その流れとしては、最初にカビの殺菌、次に黒い斑点を落とすという作業を順に行います。
【カビの殺菌のやり方】
【用意するアイテム】
・消毒用エタノール(オキシドール)
・いらない布(雑巾など)
・ぬるめのお湯
・ドライヤー
【手順】
①消毒用エタノール(オキシドール)をカビが発生した箇所にかけます。
②しばらく放置しておきます。
1時間くらいを目安にしてください。
③布をぬるめのお湯に浸して、軽く叩くように消毒用エタノール(オキシドール)を落としていきます。
お湯で湿らした布は軽めに絞る程度で構いません。
④濡れた箇所をドライヤーで乾かします。
⑤風が当たりやすく涼しいところに置いて完全に乾かします。
マットレスのカビ取り!セルフクリーニングの手順②
マットレスにカビが発生した際に行うべきクリーニング方法のご説明の続きです。
カビ取りには、カビの殺菌と黒い斑点の除去の作業があることはお伝えした通りです。
こちらではカビの黒い斑点を除去する作業についてお伝えします。
【黒い斑点の除去のやり方】
【用意するアイテム】
・強力な塩素系漂白剤
・いらない布(雑巾など) 2枚
・ぬるめのお湯
・ドライヤー
強力な塩素系漂白剤の具体例としては、キッチン泡ハイターなどが挙げられます。
【手順】
①黒い斑点がかっている箇所に強力な塩素系漂白剤を浸します。
②時間をしばらくおきます。
③黒い斑点が薄まったのを確認して、1枚の布をぬるめのお湯に浸して、軽く叩き拭きします。
④残りのもう1枚の布で水気がなくなるまで軽く叩き拭きします。
⑤濡れた箇所をドライヤーで乾かします。
⑥風が当たりやすく涼しいところに置いて完全に乾かします。
強力な塩素系漂白剤は本来マットレスには不向きで、色や柄が落ちてしまうケースもあります。
それを許容できないという方は控える方が無難かもしれません。
クリーニング業者を頼ってマットレスのカビ取り!
上記ではマットレスのカビ取りの手順についてお話ししてきました。
このようにセルフクリーニングを行うこともできますが、少し手間がかかってしまいますよね。
さらに、カビの黒い斑点を除去する作業はマットレスが傷んでしまうかもしれないのでリスクが存在しています。
マットレスのカビ取りはきちんと行いたいけれど、リスクを考えるとセルフクリーニングは敬遠してしまう方もいらっしゃるでしょう。
そのような方におすすめしたいのが、クリーニングサービスを行っている業者を頼ることです。
セルフクリーニングをする場合と比べると費用がかかってしまう傾向がありますが、やはりこの道のプロフェッショナルに頼むとなると心強いものです。
カビ取り以外にも、ダニ・寝汗・皮膚・皮脂・埃・アカ・フケなどのその他のゴミや汚れも除去してくれます。
自分での手入れが難しいと感じる場合には業者に依頼するのもひとつの手ですよね。
マットレスの種類によっては対象から外れてしまうものも存在しているので、業者の方に確認をとってみましょう。
マットレスのカビを予防しよう!
マットレスのカビ取りを行うには、クリーニングをする必要性がありますよね。
クリーニングをしてきれいな状態に戻ったら、その状態が長く続くようにしたいものです。
前もってカビの発生を予防して、常に清潔なマットレスにしておくためにはどんな方法があるのでしょうか?
この項ではマットレスのカビの発生を予防する方法についてお話ししていきます。
カビが好む環境は、湿気が多い場所です。
いかに湿気を溜めないか、こもらせないかが重要なポイントですね。
以下に、おすすめのカビ予防策について記載してみました。
◆床に直接マットレスを敷かない
湿気を発散させるには、湿気の通り道を作ってあげることが大切です。
そのため、床に直接マットレスを敷かない方法は湿気対策に有効です。
ベッドの上に敷いて、ベッド下に空きスペースを確保しておきます。
そこに溜まった湿気を発散させて、マットレスの湿度管理をしっかりと行います。
◆ベッドアクセサリーの活用
たくさんかいた寝汗は湿気がたまる要因につながります。
マットレスの上に直接横たわると、寝汗がマットレスにどんどん吸い上げられてしまい湿度が上昇しカビの発生を招くことになります。
そこで大活躍間違いなしなのが敷きパッド・ベッドパッド・シーツなどの便利アイテムです。
このようなベッドアクセサリーはマットレスまで寝汗が浸透する前に、吸水してくれるのでマットレスに湿気が溜まりづらくなります。
気軽に洗濯できる商品が多く、清潔な環境を維持しやすくなります。
カビ取りをしっかり行ったらきれいな状態を維持しよう
マットレスはカビが好む要素が満載で、カビが発生しやすいのが少々厄介なところです。
発生してしまったカビは仕方がないので、クリーニングを行い必ずカビ取りをしてください。
そのままの状態で放置しておくことは、健康被害を招く危険性も否定できませんから止めましょう。
きれいな状態へと戻ったら、快適な睡眠をとるためにもカビの予防策を施してできる限り良い環境を維持するのが大切です。