近年、極力モノを持たずに暮らす生き方が注目を集めています。
例えば、ミニマリストなどがそうですね。
しかし、「ミニマリストであってもオシャレに暮らしたい!」と思っている人もいることでしょう。
そうした希望を叶えてくれるのが「北欧インテリア」です。
今回は、ミニマリストにおすすめの北欧インテリアについて取り上げます!
ミニマリストはモノを持たない?
今回は、ミニマリストに向けて北欧インテリアをご紹介していきますが、まずは「ミニマリスト」についてご説明しましょう。
自分がそうであるという人は分かると思いますが、「モノを極力持たずに暮らす人」のことをミニマリストと言います。
これは元々、アメリカで生まれた言葉です。
部屋に沢山のモノがあっても、どこに何があるのかわからず探すことが増えたり、さみしさが増すばかりでは精神的に良い状態とは言えません。
しかしモノの量は少なくても、自分の好きなモノを使ったり飾ったりすると、不思議なことに心に余裕が生まれます。
そのためミニマリストと呼ばれる人は、日常的に使うモノや「自分にとって必要だ」と思うモノは、多少高くても質の良いモノを求める傾向があります。
生活するうえで、モノを全く持たずに暮らすことは不可能です。
しかし、何でも買っていては、モノが増えスペースはなくなりますよね。
ミニマリストは、買い物をするときの基準がそうでない人とは異なっています。
何を買うにも、「今の自分にとって、本当に必要なモノとは何か?」や手放す時のことをよく考えて厳選しています。
そのため、自分の求めている質を満たすモノであれば、多少値が張っても購入して大事にするのです。
オシャレに暮らしたいミニマリストは多い
ミニマリストにとっては、必要最低限のモノで生活することが、生活する上での快適さにつながっています。
そして、それが精神的な余裕や満足度を高めているのです。
しかし、そうなると難しいのが「部屋のインテリアをどうするか」ではないでしょうか。
ミニマリストであっても、「オシャレに暮らしたい」と思っている人は多いはずです。
しかし、ミニマリストであるからには、やはりモノの多い部屋にはしたくないですよね。
とはいえ、あまりにモノがないと、殺風景でさみしい雰囲気が出てしまいます。
特に女性の場合は、部屋のインテリアがオシャレであるかどうかなどもテンションに影響します。
部屋にあまりにモノがないのも、何だか味気なくなってしまいます。
もちろんインテリアにこだわりがあり、元からオシャレなミニマリストならば自分の好みが分かっているので悩むことは少ないでしょう。
なぜなら、自分の好みに合わせて今本当に必要なモノを厳選していけば良いからです。
しかし、「どうすれば少ないインテリアでオシャレにできるのか」ということに悩むミニマリストもいます。
実は、そうした人にこそおすすめなのが「北欧インテリア」なのです。
その理由については、次の章で詳しくご紹介します。
ミニマリストには北欧インテリアがおすすめ!
必要最低限のモノで暮らすミニマリストが、モノをそれほど増やさずオシャレに暮らすには、北欧インテリアを取り入れるのがピッタリです。
ここで、その理由をご紹介しましょう。
まず1つ目の理由が、北欧インテリアはカラフルな色の使い方をしていることです。
部屋に置くインテリア(タペストリーなど)がたとえ1つであっても、それが明るい色であればそれだけで十分楽しい雰囲気になります。
また色で楽しさを表すことと似ていますが、楽しい気分になるような柄が多く使われているのもミニマリストに北欧インテリアをおすすめする理由です。
そして、質の高さも大きな理由でしょう。
自分が満足できるインテリアに出会えれば、それは価格より価値のあることです。
これらは次の章でも触れますが、「寒くて外に出られない地域で北欧インテリアは生まれた」ということが関係しています。
モノを捨ててスッキリする感覚を味わうと、そこにまたモノを置くことに抵抗を感じることも確かにあるでしょう。
しかしミニマリストであるからこそ、モノの少なさだけにこだわってしまうのはもったいないことです。
オシャレな空間に身を置くことは、精神的な豊かさにつながります。
そして、モノを少なくすることとオシャレな空間を両立させられるのが北欧インテリアのメリットなのです。
北欧インテリアはどのように形成された?
「シンプルなのに温かみがある」「洗練されている」というイメージある北欧インテリアですが、ここではそれがどのようにして形成されてきたのかご紹介します。
この北欧インテリアと呼ばれるスタイルは、スカンジナビア半島あたりで生まれたデザインです。
スカンジナビア半島にある国は、
・アイスランド
・フィンランド
・ノルウェー
・スウェーデン
・デンマーク
の5つで、それぞれとても寒いことで有名な地域です。
そのため、冬は長い間部屋で過ごすことになります。
そうなると、「部屋にいる間いかに快適に過ごすか」が生活する上での重要なテーマとなってきます。
北欧に住む人々は、外に出て充実感を得るということが寒さでなかなかできないので、部屋のインテリアにそれを求めたのです。
北欧インテリアは、木をデザインした自然な色合いものが多いです。
北欧インテリアを見るたびに感じる優しく落ち着いた雰囲気は、木の温かさから来ているのですね。
ミニマリストのモノが少ない部屋にこそ、北欧インテリアの持つ温かい雰囲気がよく似合います。
北欧インテリアを選ぶ面白さとは?
ではここで、北欧インテリアの特徴についてさらに見てみましょう。
北欧インテリアは世代や流行に関係なく多くの人から人気がありますが、それには北欧インテリアならではの理由があります。
インテリアには、大きなもの(家具など実際に使うタイプ)と小さなもの(飾って部屋の雰囲気を演出するタイプ)があります。
まず、北欧の家具では一点ものが多いことが特徴です。
これは、自然の木を使っているので全く同じ木というのは1本もないからです。
そのため、自分の好みに100%合うインテリアにはなかなかお目にかかれません。
しかし、「自分にとって最高のモノを持つ」ことにこだわるミニマリストにはこれも魅力的に映ることでしょう。
一方、飾るタイプの北欧インテリアも店舗やネットショップなどで探せば沢山見つかりますし、人に見せたくなるほどオシャレです。
探す楽しみや選ぶ楽しみがあるのは、とても嬉しいですね。
このように、日本人でも取り入れやすいのが北欧インテリアが支持される理由なのでしょう。
大きなインテリアでも小さなインテリアでも「運命の出会いができるかもしれない」というときめきが、北欧インテリアの面白さです。
ミニマリスト向け!北欧インテリアの選び方
部屋にあった沢山の不要なモノを捨てると、スッキリしますよね。
しかし、部屋がスッキリしても、新たな問題に悩む人も多いです。
よく挙げれられる悩みが、
・今度はモノがなさ過ぎて殺風景になってしまった
・どのようにインテリアコーディネートすれば良いのか分からない
の2点です。
しかし、だからと言って、また手当たり次第にモノを増やしては元の木阿弥です。
また、「これからはミニマリストとして、本当に好きなもの・必要なものを厳選する!」と決めたのであれば、やはり上手にインテリアコーディネートしたいものです。
そこで最後は、上手な北欧インテリア選び方のご紹介です。
北欧インテリアを選ぶ際には、
・インパクトがあるか、長く使えるか(モノを増やさないため)
・インテリアの雰囲気が部屋に合うか
・手放しやすいか(手放しにくとモノが増える原因になる)
を考えて選ぶと良いでしょう。
自分の好きなデザインや色を探しながら、少しずつ取り入れてみて下さい。
やっていくうちに、自分の好きな北欧インテリアやオシャレで実用的なモノの配置が分かってきます。
ぜひ、ミニマリストならではの「モノが少ないのにオシャレな部屋づくり」にトライしてみて下さい。
ミニマリストでも北欧インテリアならオシャレに暮らせる!
今回は、ミニマリストにおすすめの北欧インテリアをご紹介しました。
北欧インテリアは良質なものが多いので、モノを持たない人でも取り入れやすいのではないでしょうか。
ぜひ、自分好みの北欧インテリアを探して部屋に飾ったり使ったりしてみて下さい。
シンプルになりすぎず、モノもそれほど増えないという「ちょうどいい」ところを目指してみると、実用的でオシャレな空間ができそうですね。