コンロは電気が便利!?様々な種類の商品をご紹介!

  • 2018年7月6日
  • 2019年5月28日
  • 生活

皆さん、電気コンロをご存知でしょうか。

電気コンロというとコイルをぐるぐる巻きにした商品を想像するのではないでしょうか。

もちろんそういった商品もありますが、最近ではそれ以外にも、様々な種類の商品が販売されています。

電気コンロのメリットとしては、まず、ガスコンロと違い火を使わないため、火事になる心配がありません。

また、電気代も意外と安く済むようです。

今回はそんな電気コンロについてご説明していきます。

電気コンロとIHの違い

電気コンロとは電気を使った加熱調理機のことです。

では、IH調理機も電気を使用するので含まれるかというと、それとは種類が違います。

電気を使用するという点では同じですが、加熱方法が異なります。

電気コンロは電熱線に電気を通すことによって生じるヒーターの熱によって直接、調理器具や食材を加熱します。

コイルをむき出しにしている商品や、そのコイルの上にプレートを被せている商品などがあります。

一方、IH調理器具は、その加熱方法とは異なります。

IH調理器具は、電磁誘導加熱という加熱方法で熱を発生させています。

原理としては、プレートの下にある磁力発生コイルによって磁力線を発生させ、その磁力線によって鍋自体を発熱させる方法です。

磁力を利用しているため、アルミの鍋では反応しないので、注意が必要です。

電気コンロとIH調理器具、両方とも電気を必要とするのですが、加熱方法が違うため、使用する際はその特性を理解して使用しましょう。

電気コンロのメリット

ここでは、電気コンロのメリットをご説明します。

電気コンロのメリットとして、1つ目にあげられるのが鍋を選ぶ必要がないということです。

先にご説明したIH調理器具の場合、アルミ製の鍋は使用できません。

また、なるべく鍋底が平らなものでないと、うまく熱が伝わらないといったデメリットがありますが、電気コンロの場合はそういった心配はいりません。

ガスコンロのとき使用していた同じ種類の鍋を、そのまま使用することができます。

メリットの2つ目としては、食材を直接あぶることができます。

IH調理器具は、鍋やフライパンなどの調理器具が触れていないと熱を発しません。

一方、電気コンロはコンロ自体が熱を持つため、その上に網などをのせて、食材をあぶることができます。

また、3つ目のメリットとして、各商品が安価だということがあげられます。

商品によるのですが、カセットコンロやIH調理器具に比べて、全体的に安い価格で販売されています。

お財布にちょっと余裕がない方にとっては、非常にありがたいですね。

電気コンロのデメリット

電気コンロはメリットだけではありません。

当然、デメリットもあります。

デメリットの1つ目としては、熱効率が悪いという点です。

鍋に触れていない部分から発せられる熱は、鍋に伝わることがなく発散されてしまいます。

実際のところ電気コンロは種類にもよるのですが、発している熱の50~60%ほどしか伝わっていないそうです。

そのため、調理に時間がかかってしまいます。

デメリットの2つ目としては、火力が弱く調整しにくい点があげられます。

先ほどご説明した熱効率についてですが、熱効率が悪いため、火力が自然と弱くなります。

また、熱の調整を細かく調整することができる種類の商品が少ないです。

電気コンロの使用する電力自体は少なく経済的なのですが、火力の調整が難しいため、電力を消費しすぎてしまう場合があります。

そうなってしまえば、逆に経済的ではなくなってしまうので、注意が必要です。

以上2点が、大きなデメリットです。

また、少し話がそれますが、コンロの電源コードの長さも非常に重要です。

意外と見落としてしまうのですが、電気コンロのコードはそれほど長いものはありません。

いざ使おうと思っても、テーブルからコンセントまでコードが届かなければ意味がありません。

長さをしっかりと確認して、延長コードなどを活用し、上手に利用しましょう。

電気コンロの種類(コイル型)

電気コンロには様々な種類があります。

それぞれの特性を理解し、上手に使用しましょう。

まず、ご紹介するのがコイル型の種類の物です。

耐熱性の陶器で渦巻き状に仕切りがしてあり、その溝にコイル状の電熱線が納めてあります。

電源を入れると、そのコイルが赤くなり熱が発せられます。

このタイプには五徳がついてるものが多いので、その上に鍋などの調理器具を置くことが可能です。

また、網などをおいて、直接食材をあぶることができます。

肉や魚も直接あぶることができますが、垂れた油などの汚れを掃除するのば非常に厄介です。

あまり油の垂れない餅や、スルメなどの食材に限って使用する方がいいでしょう。

どうしても汚れてしまった場合は、濡れた布巾で汚れをふき取る必要があります。

徹底的に掃除したい場合は、頑張って分解するほかないでしょう。

また、この電気コンロのメリットとして、構造がシンプルなので、他の電気コンロよりも安く購入できます。

さらに、計量でコンパクトなのも、この電気コンロの魅力です。

逆にデメリットとしては、熱の調整が他の電気コンロよりも難しいことです。

また、構造がシンプルなゆえ、壊れやすいという点もデメリットとしてあげられます。

電気コンロの種類(シーズヒーター型)

続いてご紹介する電気コンロの種類はシーズヒーター型の商品です。

この商品は先ほどのむき出しになったコイルを、絶縁物質で包み込んで、金属製のパイプの中に入れたものです。

原理は、先ほどのコイル型と同様です。

コイル型と違う点は、非常に頑丈な作りにあります。

丈夫に作られているため、ちょっとした衝撃に耐えることができます。

また、熱を発する電熱部分が吹きこぼれなどで汚れてしまっても、簡単にふき取ることができます。

コイル型だと吹きこぼれがかかってしまった段階で故障してしまう場合もあるのですが、シーズヒーター型はそれぐらいで壊れることはありません。

また、温度コントロールもしやすく、安定した熱量を出すことができます。

最近売られている、1人用のミニ焼き鳥機やミニ焼肉機は、シーズヒーター型の電気コンロを応用した商品です。

デメリットとしては、コイル型に比べて値段が高くなっている点です。

しかし、耐久性を考えると決して高価ではないでしょう。

電気コンロの種類(プレート型)6

最後にご紹介する電気コンロの種類はプレート型です。

ワンルームの簡易キッチンで、よく見られるタイプではないでしょうか。

電熱線のコイルをプレートで覆いかぶせたものです。

このタイプの1番のメリットは掃除がしやすいという点です。

吹きこぼれなどで汚れてしまった場合でも、さっと表面の汚れをふき取るだけで、簡単にお手入れをすることができます。

また、こちらの商品はガスコンロに代わる本格的な利用を目的としているため、火力の調整をしやすい商品が多数販売されています。

保温目的の使用から、揚げ物の調理まで、幅広い調理の利用ができます。

また、IH調理器具と形は似ているのですが、IHでは使えない調理器具も使用することができます。

デメリットとしては、値段が他の2種類の商品よりもさらに高くなっている点です。

本当にガスコンロの代わりに使用できるレベルのものが多くあります。

火を使わない分、火事になるリスクが低いことを考えれば、ガスコンロよりも電気コンロの方がいいかもしれませんね。

電気コンロを上手に使おう

電気コンロの大きなメリットとして、火を使わない、という点があげられるでしょう。

ガスコンロならどうしても火を使うので、火傷や火事のリスクが高まります。

電気コンロもそういったリスクがないというわけではないが、かなり軽減されるでしょう。

また、燃料が電気なので、ガスコンロの様にガス缶のガスが切れると異様な事態に陥らないことも大きなメリットです。

電気コンロの特性を理解し、上手に使用しましょう。