ベッドルームの模様替えには、1番大きなインテリアのベッドを替えてしまえば、ガラリと雰囲気は変わります。
しかし、頻繁にベッドを買い替えることはできませんね。
そこで、ベッドのヘッドボードを変えてみてはいかがでしょうか。
今、使っているベッドのヘッドボードに、好みの色や柄のファブリックを使って、世界に1つだけのベッドルームを作ってみましょう。
ベッドのヘッドボードってなに?
ベッドを新しく購入する時に、ヘッドボードが付いているものか、付いていないものか検討したことがありませんでしたか?
ベッドのヘッドボードとは、ベッドの頭の部分にあるベッドフレームの板のことをいいます。
ヘッドフレームが無いベッドを持っている人は、圧迫感を感じることが嫌だったり、自由自在な向きで寝ることができるからという理由かもしれません。
その他に、「ベッドの頭の部分にある向きが壁にぴったりと密着して配置されていて、壁が背もたれ代わりになり、使い勝手もいいので特に必要がない」といった場合もあるでしょう。
反対に、ヘッドボードがあるベッドを選んだ人は、「ヘッドボードに寄りかかって本を読んだりできるので便利」という理由が多いのではないでしょうか。
また、「ヘッドボードにちょっとした物を置くスペースのある宮付きのヘッドフレームが好き」という人もいます。
しかし、小物を置くスペースのある宮付きのヘッドボードは、背もたれとしては使いづらいという欠点もあります。
このヘッドボードをファブリックを使ってコーディネートすると、寝室をグレードアップさせる効果もあり、密かに人気になっているようです。
ベッドが変身!ヘッドボードにはファブリックがおすすめ!
もし、自分の部屋のベッドのヘッドボードに洋服や小物などが掛けてあると、自然と目線がいってしまいますよね。
なぜなら、部屋の中でも1番大きく視界に入るベッドの一部に、ヘッドボードがあるからです。
この部分に、アクセントカラーとなる色や柄があると、インパクトが強く、ベッドルームの雰囲気がガラリと変わります。
買ったままの「木目」や「パイプ」などの状態よりも、おしゃれな空間になることもあるでしょう。
このヘッドボードをコーディネートするならば、ファブリックがおすすめです。
なぜなら、ファブリックはさまざまな色やデザインが豊富なので、自分の好みや部屋に合ったコーディネートの選択の幅が広がり、ベッドリネンなどと合わせたコーディネートも、可能になります。
また、費用もそんなには高額にはならずに気軽に着せ替えをすることもできるからなのです。
では、どのようにしてベッドのヘッドボードを、ファブリックに変えたらいいのでしょうか。
ファブリックを使うとこんなに簡単で便利!
DIYが苦手な方や面倒くさがりな方は、「ちょっと敷居が高いのでは?」と考えてしまうのではないでしょうか。
しかし、使っているベッドにヘッドボードが付いているなら、ファブリック調のおしゃれなヘッドボードへ変えることが簡単にできます。
それは、ヘッドボードにお気に入りのファブリックを掛けるだけでいいのです。
ヘッドボードに布を掛けたら、両脇をクリップなどで留めたり、少し大きめのファブリックを選んで、両端を結んでみてもいいでしょう。
もし、「これではちょっと物足りない」と感じたり、「クッション性のある背もたれとして使いたい」場合には、厚めのキルティング生地にしてもいいかもしれません。
また、今あるヘッドボードに、長座布団や大きなクッションを配置してみてもいいでしょう。
これらの場合には、高さや幅は現状にあるベッドのヘッドボードサイズに限定されてしまいますが、いつでも取り外しが可能なので、こまめに洗濯することができます。
このように、いつでも模様替えを楽しむことができるので、数枚、違うタイプのファブリックを持っているといいでしょう。
自分でベッドのヘッドボードを作ってみよう
中には、「自分でも作れるなら挑戦してみたい」と思う人や「DIYが趣味」という人もいることでしょう。
昨今、日本でもDIYが定着してきて、今では力のない人や工具や機械が苦手な人でも、簡単に組み立てられる素材や工具などが増えてきています。
そのため、気軽にDIYをすることができるようになりました。
そこで、DIY未経験者であっても、オリジナルのヘッドボードを作ってみてはいかがでしょうか。
では最初に、ベッドのヘッドボードの大きさや形を決めていきます。
形が複雑な場合には、この時に、ベースになる板をカットする時のために型紙を作っておくといいでしょう。
そして、形や大きさが決まったら、ベースになる板を準備します。
ベニヤ板をメインとして、ウレタンフォームなどと合わせてベースにするので、この2つの大きさは同じようにカットし、動かないようにビス止めしておきます。
このウレタンフォームを、背に当たる側に取り付けることにより、適度な背もたれの硬さになります。
もし、さらに柔らかさが欲しいなら、キルト芯をウレタンフォームとファブリックの間に挟むといいでしょう。
また、ファブリック自体をキルト生地にすると、ふわふわ感も増します。
ベッドのヘッドボードを作ったら次はファブリックを貼ってみよう
そして、ヘッドボードのベースができたら、選んだファブリックを貼っていきます。
この時、先にファブリックを床に伸ばし、その上にヘッドボードを乗せ、ファブリックがしわにならないように、まんべんなく引っ張りましょう。
ファブリックの寸法は、板よりも少し大きめにした方が、均等に貼り付けることができます。
もしキルト芯を挟み込む場合には、ファブリックとは別々に、それぞれ1枚ずつ貼り付けましょう。
最初にファブリックの張りを確認しながら4隅をビス止めし、その後、等間隔で留めればでき上がりです。
また、ヘッドボードに脚が必要な場合には、脚にする角材にファブリックを巻き付けて、ヘッドボードにビス止めします。
その後、ベッドに取り付ければ完成です。
このベニヤ板・ウレタンフォーム・ビスなどの材料は、ホームセンターでほとんど揃えることができます。
さらに、板のカッティングサービスや電動ドリルなどの工具がレンタルできるホームセンターも多くあるので、利用してもいいかもしれません。
こんなヘッドボートのファブリックはいかが?
このように、想像していたよりも簡単に作れてしまうヘッドボードですが、せっかく作ったのだから、さまざまな変化を楽しみたい人もいるでしょう。
そんな場合はまず、ファブリックの色をベッドルームに合わせた無地のもの、または白を選んで貼ります。
その上から、帯状にお気に入りのファブリックをヘッドボードに掛け替えてみるといいでしょう。
また、お気に入りのファブリックを袋状に縫い付けて、ヘッドボードにすっぽりと被せることもできます。
これらは最初に数枚用意し、気分に合わせてローテーションしてもいいかもしれません。
その他に、ご紹介したシンプルなヘッドボードの作り方を応用して、直接、薄めのクッションを貼り付けてゴージャス感を出したり、好きなファブリックをつなぎ合わせて、パッチワーク風にするのもおすすめです。
この時は、一般的なビスではなく、装飾用の鋲で留めると簡単で、おしゃれ感が増します。
ヘッドボードをファブリック調にしてコーディネートを楽しもう
このように、ヘッドボードをファブリック調にすると、ベッド周りのコーディネートが楽しくなります。
ベッドに付いているヘッドボードを利用したり、自作や市販の物を代用して設置しても、ファブリック次第でイメージを変えることができます。
あなたのベッドも、楽しみに待っていることでしょう。