雨の日や冬などに欠かせない布団乾燥機ですが、お布団の乾燥の他に、靴を乾かすのにも使えることをご存知でしょうか。
特に最近の布団乾燥機は、靴やブーツの乾燥にも対応しています。
もし、靴を汚してしまったり、濡らしてしまったら、布団乾燥機を活用しましょう。
そこで、ここでは布団乾燥機を使った靴の乾かし方についてご紹介します。
靴を早く乾かしたいときの乾かし方とは
お子様がお気に入りの靴を濡らして帰ってきたら、早めに乾かしてあげないと濡れたまま履いて、また外に遊びに行ってしまいます。
一刻も早く靴を乾かしてあげましょう。
このような時、靴が早く乾く乾かし方があるのをご存知でしょうか。
例えば、濡れた洗濯物を乾燥機に入れると、10分ほどでふわふわに乾きます。
これは、乾燥機で作られる温風が濡れた洗濯物を効率良く乾かしていくからです。
そして、靴も同じです。
温風を当てることで、早く乾く効果があります。
そして、自宅にある温風の出る家電製品で靴に使えるものを言えば、ドライヤーと布団乾燥機がすぐに思いついます。
もちろん、靴専用の乾燥機も売られているので、それを使えば簡単に乾かせます。
しかし、靴専用の乾燥機を持っているご家庭は少ないのではないでしょうか。
ご家庭にある家電製品で靴を乾かすのにおすすめは、セットしたらタイマーで自動運転できる布団乾燥機です。
では、次から布団乾燥機を使った、賢い靴の乾かし方について解説していきます。
靴の乾かし方の注意点
もし、靴が濡れてしまった場合、玄関に濡れたままで放置するのはやめましょう。
靴が湿った状態で履き続けると、雑菌が繁殖して嫌な臭いの原因になってしまいます。
そのため、靴が濡れた場合は、できるだけ水分をふき取って乾かすのが常識です。
もし、布製のシューズなら、洗濯機で脱水だけかけてください。
また、中敷きを外して、乾いたタオルで拭いてください。
そうして、水分を少なくすると、乾かすために温風を当てる時間が短くて済みます。
なお、靴の材質によっては、温風の温度にも注意が必要です。
例えば革製の靴は、布団乾燥機やドライヤーで温風を当てると縮んでしまうことがあります。
また、エナメルは熱に弱いので、エナメル製の靴も温風を当ててはいけません。
特に、ドライヤーを使う場合、温風は吹き出し口付近では100度を越えているので、靴に直接当てないなど、使い方に注意が必要です。
その点、布団乾燥機は温度が低く、機種によっては送風だけの機能もあるのでおすすめです。
なお、温風を当てないで靴を乾かす場合は、新聞紙やキッチンペーパーを詰めて水分を取り、風通しの良い場所に置くなど、乾かし方の工夫が必要になります。
布団乾燥機はお布団にも靴の乾燥にも有効
ご家庭で布団乾燥機を使っていないのであれば、ぜひ、購入を検討してください。
人は一晩にコップ一杯分の汗をかくと言われています。
そのため、お布団は毎晩その分の水分を吸い取っています。
定期的に天日に干して乾かしてあげないと、不潔な環境で寝ていることになります。
そうは言っても、天気の良い日でなければ外にお布団を干すことはできません。
また、天気が良くても冬にはお布団を外に干せません。
さらに、花粉の時期も、外に干してしまうと大変なことになります。
そのような時に活躍するのが布団乾燥機です。
そして、布団乾燥機は、たいていの商品が、60度ほどの温風を、タイマーを使って安定して送風する機能を持っています。
靴の乾かし方にもよりますが、乾くまでには温風を10分以上、当て続けなければなりません。
その点、布団乾燥機なら、靴に温風が当たるようにセットしておけば、目を離しても大丈夫です。
さらに、布団乾燥機の温風吹き出し口に取り付ける、靴を乾かすためのアタッチメントも販売されているので、そういった商品の利用も検討してみてください。
靴にも対応できる布団乾燥機を使う
これまでご説明したとおり、靴を乾かすのに布団乾燥機を使うのがおすすめです。
さらに、布団乾燥機で靴を乾燥させるためのアタッチメントも販売されています。
そして、布団乾燥機の機種によっては、最初から靴を乾かすための機能が付いています。
もし、新たに布団乾燥機を購入するなら、ぜひ、靴にも対応できる布団乾燥機を検討してください。
例えば、後から靴を乾燥させるためのアタッチメントを購入すると、1000円から2000円程度します。
しかし、最初からアタッチメントが付属している機種なら、そういった部品込みで購入できます。
また、布団乾燥機によっては、縦置きの、上から温風の出るホースを引き出してホースをU字型に曲げ、付属のアタッチメントを使うことで、ブーツも簡単に乾かせる機種もあります。
さらに、こういった機種では、温風に弱い革靴を乾かすために送風だけを行う機能も付いています。
靴の乾かし方で失敗しないためにも、こういった機能をうまく使ってください。
靴専用の乾燥機による乾かし方
最近のコインランドリーには、靴専用の洗濯機と乾燥機があるのをご存知でしょうか。
例えば、布製のシューズなど濡れても大丈夫な靴ならば、汚れたらコインランドリーで洗濯して、同時に乾燥まで、できてしまいます。
なお、コインランドリーにある乾燥機は、ちょうど電子レンジのようなサイズです。
そして、温風の吹き出し口に靴をセットして、蓋を閉めたてコインを入れると乾燥が始まります。
さらに、乾かし方を工夫すれば、子供用の小さな靴なら1つの吹き出し口にまとめてセットできるので、まとめて乾燥するにも使えます。
また、家庭用の靴乾燥機も売られています。
ちょうど、布団乾燥機と同じ構造ですが、ホースの取り出し口やホースの形が、背の高いブーツにも使えるように工夫されています。
そのため、平たいシューズなどの靴以外にも、簡単に長靴やブーツにも使えます。
さらに、こういった靴用の乾燥機では、温風で布製のシューズを乾燥する以外にも、送風機能を使うことで、熱に弱い革製やエナメルの靴を乾かすのにも使えます。
布団乾燥機はお布団や靴以外にも使える
これまでご紹介してきたように布団乾燥機は靴を乾かすのにも使えますが、他にも便利な使い方があることをご存知でしょうか。
例えば、雨の日や冬の寒い日は、外に洗濯物を干せません。
さらに、花粉症の方は、花粉のシーズンも洗濯物を外には干せません。
そして、部屋干しすると臭いも気になります。
そのような場合は、布団乾燥機を活用してください。
最近の機種は、上向きにも温風を送れます。
洗濯物をすっぽり包む専用のカバーの中にセットして、布団乾燥機のホースをセットすれば、衣類の乾燥にも使えます。
乾かし方にもよりますが、布団乾燥機を使えば、雨の日でも2時間ほどでフワフワになるので、時間のない方にはおすすめです。
また、クローゼットや押入れ、シンクの下など、湿気が籠りやすい場所の乾燥にも使えます。
さらに、吹き出し口から適度な温風が出ることから、狭い脱衣所などの暖房機として利用する方もいます。
このように便利な布団乾燥機を、お布団や靴以外にも活用してみてください。
布団乾燥機の上手な使い方とは
これまでご紹介してきたように、布団乾燥機は、お布団の乾燥の他にもいろいろと使えます。
そして、特に靴を乾かすのに便利に使えます。
また、最近の布団乾燥機は効率良く温風を作れるタイプが主流で、毎日使ったとしても、電気代はそれほどかかりません。
しかし、メンテナンスを怠ると、効率が落ちて乾きにくくなります。
フィルター部分を小まめに掃除して、ホコリが溜まったりしないようにしましょう。