ダニの発生を防ぐ!抗菌・防ダニ加工のお布団で快適な睡眠を

皆さんは、お布団をどれくらいの頻度で洗ったり、干したりしていますか?

お布団をあまり洗わないという方や日中家にいる事が少ないので、お布団を干せないという方は要注意です。

私たちが毎日眠っているお布団には、数十万匹ものダニがいるのです。

今回は、お布団をなかなか干したり洗ったり出来ないという方のために、抗菌・防ダニ加工のお布団についてご紹介します。

お布団のダニは何故発生するの?

ダニは、目に見えないのでどこにいるのか分からず、厄介なものです。

私たちが、普段寝ているお布団にも、たくさんのダニが住み着いていると思うとぞっとしますよね。

ダニにも種類があり、お布団に住み着いているダニは、チリダニという種類のヒョウダニといわれています。

では、ヒョウダニはどのように発生するのでしょうか。

ヒョウダニは、人間の垢やフケなどをえさにして生息しています。

ダニは、普段人間が寝ているときに、お布団に付着した垢やフケを食べてどんどん繁殖しているのです。

ダニの繁殖力は、とても早く、ダニは生まれてから死滅するまでに約50~100個以上の卵を産むといわれています。

始めは、数匹のダニしかいないとしても、お布団を放置していると、あっという間に数十万匹ものダニが繁殖してしまうのです。

ダニの寿命は2~3ヶ月といわれていますが、1回にたくさんの卵を産むので、次々と新しいダニが繁殖し続けています。

そして、ダニの死骸や糞は、吸い続けるとアレルギーの原因となり、喘息を引き起こす事もあります。

特に小さいお子さんがいる家庭では、子供を守るためにも出来るだけダニを駆除したいですよね。

そのためには、抗菌・防ダニ加工のお布団を使う事をおすすめします。

お布団のダニの死骸から2次被害も?

ダニには、様々な種類のダニがいます。

中には、ハウスダストの中に生息しているダニをえさにして食べる「ツメダニ」という種類のダニもいます。

ツメダニは、主にカーペットや畳などに生息していますが、えさとなるヒョウダニがいるお布団にも生息している事もあります。

ツメダニの大きさはとても小さく、0.3~1.0ミリしかありません。

ツメダニは、普段ヒョウダニをえさとして食べているのですが、たまに間違って人間を刺すという事もあります。

ツメダニに刺されると、ノミや蚊に刺されたような症状になるので、最初何が原因か分からない事があります。
では、刺されるとどのような症状が出るのでしょうか?

ツメダニに刺されると、2日から数日後に強烈なかゆみが出てきて、1週間くらいかゆみが続きます。

また、蚊に刺されるよりもかゆいのが特徴で、かきむしってしまい水泡や皮膚の中に雑菌が入り、悪化してしまう事もあります。

特に小さい子供や赤ちゃんが刺されると、とびひ(伝染性膿痂疹)になってしまう事があるので、注意しましょう。

また、ツメダニに刺されたときの特徴として、皮膚の2箇所に穴が開くといわれています。

始めから抗菌・防ダニのお布団であれば、ツメダニのえさとなるダニの繁殖を抑える事が出来ます。

ダニが生息を好む場所としてお布団は好都合

では、ダニは何故お布団を好むのでしょうか?

それは、ヒョウダニは、高温多湿の場所を好むからです。

私たちが寝ている間には、知らない間に大量の汗をかき、お布団が暖かく湿った状態にあります。

ヒョウダニは、温度20~30度で、湿度65~85%の環境が過ごしやすいといわれています。

つまり、人間が寝ている間のお布団は、ダニにとって最高に過ごしやすい場所なのです。

また、ダニが最も繁殖しやすい時期は、梅雨の時期の5月から夏までといわれています。

しかし、この梅雨の時期を過ぎてもダニの死骸や糞がなくなる事はありません。

ダニ対策をしていないお布団であれば、ダニの死骸や糞は増える一方でしょう。

夏から秋以外にも冬は、寒いのであまり換気をしなかったり、加湿器を使う家庭も多いので、一年中油断出来ません。

では、どのようにダニが繁殖しないように対策すれば良いのでしょうか。

出来れば、お布団に掃除機をかけたり、天日干しをする事が良いのですが、仕事で日中家にいないので、なかなかお布団が干せないという方もいると思います。

そのような方のために、ダニを寄せ付けない抗菌・防ダニのお布団をご紹介します。

抗菌・防ダニのお布団はどんなものがあるの?

では、抗菌・防ダニのお布団とは、どんなお布団なのでしょうか?

抗菌・防ダニのお布団とは、ダニが嫌う素材で作られたお布団の事です。

ホームセンターやお布団専門店などで、抗菌・防ダニ加工と記載されているお布団を見かけた事がある方も多いと思います。

まず、最初にご紹介するお布団が、薬剤をお布団に使用し、ダニが寄ってこないように加工した薬剤加工布団です。

薬剤といっても、体に害がない薬剤で、お布団の中綿、シーツやカバーにダニが近づかないように加工しているものになります。

その加工方法は、薬剤を繊維に練り込む方法や、出来上がった生地に薬剤を付着させてお布団を加工します。

薬剤を使った抗菌・防ダニ加工のお布団のメリットは、寝心地を損ねる事なく、加工する事が出来る点です。

一方、デメリットもあり、お布団を何回か洗濯したり、天日干しする事で、抗菌・防ダニの効果が半減してしまう点です。

トルマリンをお布団に練り込んで抗菌・防ダニ

次にご紹介する抗菌・防ダニ加工のお布団は、トルマリンを練り込んだお布団です。

トルマリンといえば、誕生石を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。

ダニは、特にトルマリンという鉱物を練り込んだ綿のお布団が嫌いで、ダニの繁殖に非常に有効な素材です。

トルマリンという鉱物は、日本語で電気石と呼ばれています。

トルマリンは、圧力をかけると電圧を生じ、温度の変化に応じて、焦電効果があるといわれています。

また、トルマリンをお布団の中綿に練り込む事で、保温効果も発揮するので、冬は暖かく過ごせます。

人体への影響があるのか気になる方もいると思いますが、トルマリンは人体への影響も無いので、安心して寝て頂ける素材なのです。

高密度織り生地で抗菌・防ダニ

最後にご紹介するお布団が、高密度の生地を使ってダニがお布団に入ってくる事を防止する高密度織り生地という製法で出来たお布団です。

お布団の生地には、隙間が存在し、その隙間からダニが侵入してきます。

高密度織り生地で出来たお布団は、繊維が細かいので、ダニを通さないくらいの高密度で織られています。

高密度織りのお布団には、ポリエステルで作られているものと綿で作られているものがあります。

ポリエステルは、化学繊維なので、値段は安いですが、吸湿性が悪いので、特に夏場は蒸れやすいです。

一方、綿で作られている高密度織りのお布団は、ポリエステルのものに比べると値段は高くなります。

しかし、綿の高密度織りのお布団は、寝心地も良く、肌にも優しいので、小さいお子様がいる家庭でも安心してご使用頂けます。

また、防ダニ加工がされているお布団は、縫い目からもダニが侵入出来ないように加工してあります。

しかし、お布団は、毎日使うものなので、使っているうちに傷や穴が開いてしまう事もあるかもしれません。

抗菌・防ダニ加工がされているお布団に限った事ではありませんが、お手入れの際は、傷がつかないよう、丁寧に優しくお手入れするようにしましょう。

抗菌・防ダニのお布団を使って、ダニを予防しよう

ダニは、目に見えないので、お布団の中にどれくらいいるか分からず、お布団のお手入れも後回しにしてしまいがちです。

ですが、お手入れをしないと、知らず知らずのうちにダニを吸い込んでしまっているかもしれません。

そうならないためにも抗菌・防ダニ加工のお布団を選んで、ダニがお布団に入り込まないように予防しましょう。