二段ベッドを使用していると、お布団を干すのに苦労しますよね。
お布団は重いのに、抱えてはしごを下りるのは重労働ですので、なんとか手間を軽減する方法はないかと考える方も多いのではないでしょうか?
そんな二段ベッドのお布団には、布団乾燥機の使用がおすすめです。
今回は、二段ベッドに使用するおすすめの布団乾燥機や、布団乾燥機を使用する時の注意点についてご紹介します。
二段ベッドでも湿気には注意が必要!
床に直接お布団を敷くよりも、ベッドを使用した方が衛生的だと考える方はたくさんいらっしゃいますよね。
確かに、お布団を床に敷いたまま万年床にしてしまうと、カビやダニの温床になりやすいことはよく知られています。
しかし、ベッドを使用しているからといって、何も対策をしなくて良いというわけでもありません。
特に二段ベッドは、通常のベッドよりも注意が必要になります。
二段ベッドは、通常のベッドと同じ面積にベッドが二つありますので、眠っている人が発する汗も二倍ということになります。
さらに、上段は天井に近く下段は上段に近いため、湿気を逃すスペースが通常のベッドよりも少ないのです。
そのため、なんの対策も立てないで使用していると、すぐにベッドの底板にはカビやダニが発生してしまいます。
また、二段ベッドは子どもが使用するというご家庭も多くありますよね。
子どもは大人と比べて体温が高く代謝も良いので、寝汗の量も多くなります。
そのような理由により、通常のベッドやお布団よりも、二段ベッドの湿気を逃す工夫をしなくてはいけません。
そこで、布団乾燥機が活躍することになります。
二段ベッドで使いやすい布団乾燥機① ホースとマット不要
二段ベッドには、どのような布団乾燥機を使用すると良いのでしょうか?
以前は、布団乾燥機というと乾燥マットとホースが付いているものが一般的でした。
これは、お布団の間にマットを挟んで、膨らんだマットの中に温かい空気が行き渡るものです。
しかし、近年ではマットがないものが主流になり、ホースさえも不要になる商品がたくさん販売されるようになりました。
二段ベッドでの使用を考えると、ホースやマットが不要だと、準備やセットが簡単で良いですよね。
ベッドのそれぞれの段が狭く出来ていますから、広げるだけでも一苦労のマットがないだけでもかなりの手間が省けます。
また、余分なホースなどがないコンパクトな設計だと、持ってはしごを上りやすいこともメリットです。
象印の「スマートドライ」や「プレミアム布団乾燥機」は、セットが簡単で使いやすいと評判の布団乾燥機です。
ホースやマットがない分、収納も簡単で、スマートなので置き場所にも困らないという優れものでもあります。
デメリットを上げるとすれば、ホースやマットが付いている商品と比べると少々価格が高くなってしまうことでしょうか。
スマートドライは12000円前後から、プレミアムは18000円前後から販売しています。
それでも、二段ベッドで使用するのであれば使用頻度は多いはずですし、それぞれ衣類乾燥やシューズ乾燥にも使用出来ますので、決して高くない商品とも言えます。
二段ベッドで使いやすい布団乾燥機② 軽量布団乾燥機
二段ベッドで使用する布団乾燥機ならば、他にも重要視されるポイントがあります。
布団乾燥機を持って二段ベッドの上段に上がる場合には、軽いものが良いと考える方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方には、アイリスオーヤマの「カラリエ」がおすすめです。
カラリエは、マットこそないものの、ホースと立体ノズルが付いています。
お布団にホースを入れて、ノズルを立ち上げることでお布団に空間を作り、隅々まで温かい空気を広げてくれます。
ホースとノズルが付いていながら、カラリエの重量は1.8㎏と軽いので、二段ベッドの上段に上げて使用するのも簡単と言えます。
毎日のことですから、ホースなしでセットが簡単なのも良いのですが、ホースがあっても軽いというのはまた魅力的ですよね。
こちらもシューズ用のアタッチメントが付いていますし、衣類の乾燥にも手動で使用することが出来ます。
また、家族が多いのであちらこちらの部屋で使用することが多いという方にもおすすめなのではないかと思います。
たとえ隣のお部屋で合っても、毎日持って移動するのならば軽い方が良いのは当たり前です。
布団乾燥機を購入する時には、仕様以外に重さも実際に持って確認するのは一つ手ではないでしょうか。
布団乾燥機はダニとカビのどちらも除去出来る?
さて、二段ベッドで使用する布団乾燥機を見てきましたが、布団乾燥機はダニとカビを除去するのに有効なのでしょうか?
結論から言いますと、布団乾燥機に関わらずどのような方法でもダニやカビを完璧に除去することは難しいと言えます。
しかし、定期的にきちんとした方法で布団乾燥機を使用することは、ダニやカビの予防として非常に有効ではあります。
カビに関しては、定期的な使用でお布団を乾燥させて湿気を逃すことが一番でしょう。
ダニ対策は、きちんと温度を管理して行うことが重要です。
商品によっては「ダニ対策モード」などと専用の設定もありますので、ぜひ活用したいところです。
また、先ほどご紹介したマットのないタイプの布団乾燥機だと、ダニが温度の低い方へ逃げ込んで生き残ってしまうという可能性があります。
そのため、出来るだけ隅々まで高温にする必要がありますので、何度か回数を分けて布団乾燥機のノズルの位置を変えて、全てに温かい空気を行き渡らせるようにしましょう。
布団乾燥機を使用するには、お部屋の温度も関わってくることがあります。
涼しいお部屋よりも暖かいお部屋の方が温度は上がりやすいので、お布団の端で温度を測るとわかりやすくて良いですね。
ダニ対策をした後には、掃除機の布団用ノズルでしっかりとダニの死骸を除去しましょう。
布団乾燥機を使用する時の注意点
ここでは、布団乾燥機を使用する時の注意点についてご紹介します。
まず、布団乾燥機を使用する前に、マットレスやお布団の素材に使用出来るのか、寝具の耐熱温度はどうなのかを確認しましょう。
布団乾燥機は全てに使用出来ると思いがちですが、現在たくさんの種類が発売されている高反発や低反発のマットレス、ビーズ素材の寝具などでは使用出来ない可能性があります。
各メーカーでもそのように明記しているところがありますが、お布団に耐熱温度があること自体、気付かない方もいらっしゃるかと思います。
そのため、まず自分の寝具がどのような素材なのか、使用出来るのかを確認しましょう。
次に、布団乾燥機を使用する時は、お部屋の換気をしっかりとしましょう。
布団乾燥機は、吸収したお布団の湿気がお部屋に拡散されます。
そのため、お部屋の温度も上がってしまい、締め切ったお部屋だと再びお布団が湿気を吸い込んでしまう可能性がありますし、結露やカビの原因にもなり得ます。
二段ベッドですと、単純に考えても通常のベッドの二倍の湿気を含んでいるわけですから、エアコンのドライ機能などを使用するのも良いかもしれませんね。
特に、梅雨時などの湿気が多い時には、より注意をして使用するようにしましょう。
布団乾燥機の使用頻度は、出来るなら二日に一度くらいが理想ですが、頻繁に行うのは難しい場合一~二週間に一度くらいを目安にすると良いでしょう。
二段ベッドを上手に使おう
ここまで、二段ベッドで使用する布団乾燥機についてご紹介しましたが、布団乾燥機を使用する前に出来ることをまとめてみました。
まず、二段ベッドは配置に気をつけましょう。
スペースを確保するために二段ベッドを使用している場合、出来るだけ壁際に二段ベッドを寄せたくなってしまうかと思いますが、壁にくっつけてしまうことで通気性は悪くなりますし、カビの原因にもなります。
ですので、壁からは少し離して、空気の通り道を作るようにしましょう。
二段ベッドの底板は、すのこのように通気性の良いものがカビ対策になって良いですね。
また、朝起きたらお布団をそのままにしないで、掛け布団は持ち上げて空気を含ませてから二つ折りにしておくと良いでしょう。
時間があれば敷布団を裏返したり、マットレスを立ててみたりすると、なお効果的です。
中にこもった湿気を、少しでも追い出しておく癖をつけておくと安心ですね。
二段ベッドの上段は、お布団を下ろすことが難しいので、羽毛布団のように軽いものならば手すりにお布団を引っ掛けて空気を通すのも一つの方法です。
カビやダニ対策はたくさんしておくに、こしたことはありません。
「布団乾燥機を使うから」と放っておくのではなく、二段ベッドでも出来る方法で湿気を逃して上手に使うようにしてみましょう。
布団乾燥機で毎日を快適に
二段ベッドを使用する時には、通常のベッド以上に湿気に注意が必要だということがよくわかりました。
布団乾燥機は、お布団の上げ下ろしがしにくい二段ベッドには必需品と言えます。
清潔感のあるお布団で、気持ち良くぐっすりと眠るために、ぜひ布団乾燥機を上手に活用してみてはいかがでしょうか。