お部屋にロフトがある場合、どのような使い方をしていますか?
収納スペースでしょうか。
それとも作業スペースでしょうか。
寝室代わりにお布団を敷いて寝ている方も、多いですよね。
今回は、ロフトにお布団を敷いて寝る時の方法についてまとめてみました。
ロフトをどのように使い、どのようにすれば快適に寝ることが出来るのか、ご紹介していきます。
ロフトは寝るのに適しているの?
ロフトでどのように寝るのかをご紹介する前に、まずはロフトの環境について知っておきましょう。
ロフトは寝る場所として適しているのでしょうか?
ロフトには梯子タイプと階段タイプがあります。
きちんとお部屋と仕切られている場合と、簡素な柵だけが付いている場合があります。
また、広さも大きく幅がありますが、ロフトに共通しているのは、お部屋の中で最も天井に近い位置にあるということです。
熱い空気は高いところに流れていきますので、夏場のロフトはとても暑く過ごしにくい場所になります。
通気性が悪いため、空気が溜まることで埃っぽく感じる方もいます。
湿気が出ても逃がすことが出来ずに、お布団と床の間にカビが生えることさえあります。
こうしてまとめてみると、寝るには適していないように感じますよね。
しかし、お部屋を有効活用出来るという大きなメリットがありますので、ぜひとも寝室代わりにロフトを使いたいものです。
ロフトでも工夫次第で快適に寝ることは出来ますので、その方法を次の項で見ていきましょう。
ロフトで快適に寝るために出来ること
ロフトというのは洋室にあることが多いため、ロフト自体もフローリングであることが多いでしょう。
持ち家ならば、ロフトを畳敷きにしたりマットを敷いたりすることもあるでしょうけれど、賃貸住宅の場合はお部屋と同じ床材であることがほとんどです。
フローリングは吸湿も通気性も悪いため、直接お布団を敷くと湿気を逃すことが出来ずに、カビが繁殖しやすくなります。
そのため万年床は厳禁で、お布団は畳むだけではなく、こまめに干すことが必要となります。
また、ロフトというのは家の構造的に窓際ではなく、お部屋の内側に設けられていることが多いので、エアコンを設置しにくい場所とも言えます。
そのため、お部屋にあるエアコンを一緒に使用することになりますが、先ほど述べた通り空気が溜まるので、エアコンの風は届きにくく、夏場には暑くて眠れないこともあるでしょう。
暑さ対策には、空気を循環させる必要があります。
出来ればサーキュレーターか、あるいは扇風機を使用してエアコンの風が届くようにしましょう。
さらに、ロフトは冬場の暖房で乾燥しやすく、寝ていると喉が痛い、という話も多くあります。
そのため、冬は加湿器を置いて寝る方がお勧めです。
しかし、加湿器によりお布団の湿気がますます気になりますので、干す以外にもカビ対策は行う方が安心と言えます。
それでは、ロフトでお布団を敷いて寝る方法について次の項から見ていきましょう。
ロフトにお布団で寝る方法1 すのこベッドを使用
ロフトに寝るならば、まずお勧めしたいのはすのこベッドです。
すのこベッドの中でも、特に二つ折りや四つ折りに出来るタイプで、高さが4cm程度のものをお勧めします。
ロフトは天井が140cm以下の場合が多いため、高さのあるベッドだと天井が近く圧迫感があります。
そして、重さもあるので、ロフトに設置すること自体が難しいでしょう。
低いすのこベッドならばロフトに運ぶことが出来ますし、折ることが出来るタイプならば、お布団をそのまま干すことも可能です。
お布団はこまめに干したいところですが、ロフトの昇り降りは手間がかかりますので干す回数を減らすことが出来ると良いですよね。
毎日ベッドを折り畳んで干すようにすれば、十分なカビ対策になります。
さらに、すのこロールやすのこマットも、すのこベッドよりも軽いから持ち運びをしやすく、もちろんカビ対策にも優れています。
しかし、そのまま干すことが出来ないのは残念ですよね。
最初に設置する時に少々手間が掛かっても、折り畳み式のすのこベッドを使用する方が安心でしょう。
ロフトにお布団で寝る方法2 エア系マットレスを使用
ロフトにお布団で寝る方法として、もうひとつお勧めしたいのはエア系のマットレスを使用することです。
エア系マットレスというのは、高反発マットレスで体圧分散に優れている商品です。
通気性が良いので夏場は湿気を上手に逃がしてくれますが、冬は空気の断熱により温かさを保ってくれます。
「エアウィーブ」や「エアリー」などは特に名前が知られているのではないでしょうか。
一時期、プロのスポーツ選手が遠征で持ち運んで話題になったこともあり、使用している方も増える一方のようです。
このエア系マットレスの通気性はカビ対策に優れていて、しかも空気を多く含んでいるため軽いので、一人でもロフトに運ぶことが簡単に出来ます。
さらに、丸洗い出来るものが多くありますので、寝汗対策やカビ対策のためにも、洗ってしまえれば安心ですよね。
カビ対策だけではなく、軽さ、清潔感、寝心地も網羅してくれる非常に優れた商品です。
ただし、デメリットとしてお値段が少々高めなことと、耐久性が低い商品も多いことが挙げられるでしょう。
しかし、デメリットを考慮した上でもなお、お勧め出来る商品だと考えます。
ロフトにお布団で寝る方法3 コルクマットを使用
ロフトで寝る方法として、コルクマットの使用もとても便利です。
コルクマットは、エア系のマットレスやすのこベッドと比べると安価に購入することが出来て、ロフトいっぱいに敷き詰めてもインテリアとして成立します。
そして、コルクマットの優れている点は、夏は通気性が良いことと、冬は床からの冷気を防ぐ保温性でしょう。
また、クッション性が高いので、お布団の下に敷くことで寝心地が良くなります。
パーツが分かれているので持ち運びしやすく、切り張り出来るものがあるので汚しても部分取り替えが出来ることも大きなメリットと言えるでしょう。
さらにコルクマットは、耐水性もあり、湿気にも強い性質があります。
そのため、カビ対策にも効果があります。
こうして見ると良いこと尽くめですが、その分油断してしまいお布団を敷きっぱなしにしないよう、注意が必要となります。
湿気に強い素材と言っても、絶対にカビが生えない、というわけではありません。
むしろ、耐水性に優れているため、中に湿気を溜め込んでしまう可能性はあります。
そのため、コルクマットを使用している時でも、やはりお布団はきちんと片付けたり、干したりすることが大切です。
ロフトにお布団で寝る方法にはこんな技も!
ロフトで寝るための方法を見てきましたが、他にもっと簡単な方法はないのでしょうか?
少々、イレギュラーな形のものもありますが、いくつかご紹介していきます。
・新聞紙を使用
お布団の下に新聞紙を敷いて湿気を吸収しようという方法です。
費用は掛けずに簡単に出来る方法ですが、新聞紙の取り換えを毎日行うことと、寝心地の改善が出来ない点がデメリットと言えます。
・バスタオルを使用
新聞紙の代わりに、お布団の下にバスタオルを敷く方法です。
こちらも家にあるもので出来ますが、やはり寝心地が改善できずに洗濯物は増える、というデメリットがあります。
・除湿シートの使用
こちらは安価に購入出来ますし、文字通り除湿してくれるのでカビ対策をしてくれます。
「ドライペット」などのように、天日干しをすることで繰り返し使用できる製品が多くあるため、とても経済的です。
しかし、寝心地の改善が出来ない点がデメリットと言えます。
こうして見ていくと、完全なカビ対策や寝心地の良さを追求することは難しいようですね。
余裕があるようならば、先にご紹介した3つの方法が良いと言えます。
毎日のケアをして快適に過ごそう
今回はロフトで寝る方法を見ていきましたが、やはり環境としてはお部屋で寝るよりも一層の注意が必要だということがわかりました。
しかし、ロフトで寝ることは、目から入る情報が少なく眠りに就きやすい環境とも言えます。
また、物置として使用するよりもほこりが溜まりにくくて、快適なお部屋になるとも言えます。
毎日きちんとお布団をあげて、しっかりとケアをすることで快適に過ごすことは出来ます。
気持ち良く眠りに就くために、どうぞ参考にしてみてくださいね。