毎日使う台所ですが、丁寧に掃除をしても、臭うことはありますよね。
その悪臭の原因は、もしかしたら、シンクの下から臭っているかもしれません。
普段目に見えない部分なので、どうしても掃除が行き届きにくいのがシンク下です。
悪臭がしても不思議ではありません。
では、その悪臭には、どんな対策をすればよいのでしょうか。
おすすめの臭い消し5選をご紹介します。
台所・シンク下が臭う原因を突き止める
まずは、台所やシンク下が臭う原因を考えてみましょう。
臭うということは、汚れていると考えるのが妥当ではないでしょうか。
見てわかるほど、調理スペースが油汚れでベトベトだった場合は、そこを掃除することから始めましょう。
清潔を保つのは、生活する上では最低限のルールですから、面倒くさがらずに、毎日拭き掃除くらいはしておきましょう。
次に注目するのは、シンク下です。
シンク下は湿気がたまりやすく、蒸れやすい場所です。
そういう場所には、カビやゴキブリが発生しやすいですから要注意です。
夏などは、特に注意が必要で、こまめに換気するだけでも、湿気対策になります。
シンク下にはキッチン道具や、調味料類を入れている場合が多い場所です。
そこが不衛生ともなれば、あまり良い気持ちはしません。
もし、臭いの元がシンク下だった場合は、これを機に徹底的に臭い消しを行いましょう。
方法は至って簡単で、掃除して湿気を取るだけです。
すぐに効果が実感できると思います。
掃除については、カビやゴキブリの対策にもなりますから、しっかり、その方法を確認しておきましょう。
原因がわかったら臭い消し
台所やシンク下が臭っていた場合、一番効果的な臭い消しが掃除です。
最初に、シンク下を開けてみて状態を確認しますが、その状態によって、掃除の仕方も変わってきます。
カビが発生しているかしていないか、これが重要です。
カビが発生していなければ、掃除の強い味方である重曹を使って、拭き掃除をしていきます。
まずは、重曹の使い方をご説明します。
重曹は、ぬるま湯に溶かして、100均などでよく販売しているスプレーに入れて、雑巾に吹きかけて使用します。
汚れた部分を拭くだけで、もちろん汚れも落ちますが、何より殺菌作用がありますから、カビやゴキブリ防止になります。
重曹だけでも、かなり効果はありますが、カビが発生した場合は、カビを取り除く必要があります。
カビの除去には、塩素系漂白剤がおすすめです。
このとき、ただ拭き掃除をした程度では、カビの黒い斑点は綺麗にはなりませんし、カビも死滅しません。
塩素系漂白剤を塗布して、カビが薄れてきたら、ぬるま湯を染み込ませたタオルで、軽く拭き取ります。
そして、乾いたタオルで、拭き取った部分の水分を取ってあげて、完全に乾燥させたら完成です。
塩素系漂白剤は、人体に有害なので使用する際は、必ず窓を開けて換気を行ってください。
掃除に使うときは、ゴム手袋を着用すること、できれば眼鏡もあると安心です。
これだけ徹底して掃除をすれば、湿気や汚れが原因の臭いは、対策できることでしょう。
台所の臭い消しには排水口の手入れも重要
シンク下の掃除は完璧でも、シンクの中の手入れができていなければ、臭い消し掃除の意味がありません。
シンクはシンク下とは違って見える部分ですし、臭いが発生した場合、台所や部屋中にまで広がってしまいます。
排水口は、食べかすや生ゴミが落ちないように、受け皿が設置されていると思います。
ここに溜まるゴミを放置しても、悪臭の原因になりますが、その下の排水口こそ、臭いの根源なのです。
では、シンクの掃除の仕方ですが、受け皿を外すと、トラップが見えるはずです。
それを外して、受け皿と一緒に、重曹に浸けてしまいます。
そして、シンクの中を徹底的に掃除用のスポンジで磨き上げるわけですが、ここで少し注意が必要です。
水まわりの掃除が苦手な人に多いのが、「ぬめり」です。
そこで役立つのが、使い捨てのゴム手袋です。
これを着けていれば、排水口の奥深くでも、気にせず手を入れて掃除することができるでしょう。
使い終わったら、捨ててしまえば良いという、手軽さもグッドです。
しっかり、シンクも排水口の中も、中性洗剤で泡まみれにしたら、きれいに泡を流します。
最後に、重曹に浸けていた受け皿とトラップを洗いますが、細かい穴があって、洗いづらいかと思います。
そんなときは、使い古しの歯ブラシを使うと、きれいに洗うことができるので、試してみてください。
すべてお湯で流し終わったら、元通りにセットして掃除完了です。
台所・シンク下の配管もチェック
これだけ掃除を徹底的に行っても、まだ臭いが収まらないことがあります。
臭い消し対策は、相当やったつもりですが、なぜでしょうか。
それでは、再度、台所とシンク下に注目してみましょう。
台所から発生する臭いは、生ゴミや排水口なので、掃除しておけば、匂いの発生は考えにくいです。
そうなると、考えられる原因は、シンク下の配管です。
配管というのは、シンクと下水を繋いでるパイプのような管で、シンク下を開けると必然的に目に入るかと思います。
その配管に、隙間が開いていることがあるのです。
そこに隙間があると、下水の匂いがそのままシンク下に広がりますので、当然臭います。
さらに、この隙間はゴキブリなどの害虫も入ってくる道になってしまいますので、発見した場合は即対処しましょう。
この隙間は、施工業者のミスの可能性が高いですが、業者を呼ぶと数日かかる上に、修理費も高くついてしまいます。
自分で簡単に直せるので、サクッと修理してしまいましょう。
方法は、まずは、ホームセンターでパテという穴埋め剤を購入してください。
使用方法は種類によって若干異なりますが、隙間を埋めるだけなので、それほど難しい作業ではありません。
パテをよく練り込んだら、隙間めがけて塗り込んでいってください。
後は、乾燥させて固まるのを待つだけです。
もし、掃除を徹底的に行なっても臭いが収まらない場合は、この下水管にも注目してみてください。
台所・シンク下の配管の汚れ放置は危険
配管の隙間は埋めることで、臭い対策ができました。
では、その配管の中は、どうなっているのでしょうか。
台所からシンク、シンクから排水口、排水口から配管につながっているわけですが、この配管の中に汚れがたまりやすいです。
食べかすや生ゴミの一部も、配管に流れていくわけですから当然ですね。
それらが原因で、ぬめりを含んだヘドロのようなものが、配管の中に溜まっていきます。
しかし、配管の中を直接洗うことは、流石に素人ではどうやってもできません。
解決方法としては、高圧洗浄機による直接的な洗浄か、パイプクリーナーなどの洗剤を使用することです。
高圧洗浄機はホースを直接配管の中に通して洗いますから、効果は抜群です。
ただ、掃除後の手間が、少し面倒ではあります。
パイプクリーナーは、手間はあまり掛かりません。
使用方法としては、パイプクリーナーを流し込んで、数十分放置するだけです。
パイプクリーナーの効果をあげるために、使用前に40~50℃くらいのお湯で、ボトルごと温めておくと良いです。
汚れと薬剤が化学反応を起こしやすくなりますから、効果も普通に使うより期待できます。
そして、パイプクリーナーを流すときも、同じく40~50℃のお湯で一気に流すと効果的です。
これで、台所・シンク下の臭い消しは完璧です。
おすすめの臭い消しグッズ
台所やシンク下の臭い消しは、定期的に掃除することが大事です。
ですが、毎日掃除をするのは難しいという人も、いらっしゃるかもしれません。
そこで、臭いを消すとまではいきませんが、臭い対策としては効果的なグッズを考えてみました。
ひとつめは、湿気取りです。
前述したとおり、臭う原因のひとつに、湿気があります。
これを取り除くだけで、臭いに対する効果は高いと言えます。
脱臭効果付きの湿気取りであれば、さらにその効果は期待できますから、特におすすめです。
これと併用して、シンク下は最低でも、3日に1回くらい開けておくと良いでしょう。
うまくいけば、これだけで臭わなくなることもあります。
もうひとつのグッズは、再度登場の掃除用重曹です。
重曹には消毒効果のほかにも、臭いを吸収する効果があります。
使わなくなったストッキングや靴下などの通気性の良いものに、重曹を詰めて口を縛ります。
それをそのまま置いておくだけで、いやな臭いは重曹に吸収されて、臭わなくなります。
重曹はものすごく万能で、シンクの研磨剤にも使えます。
クレンザーとは違い、重曹の粒子はとても細かいので、シンクを傷つけることなく掃除可能です。
弱アルカリ性のため、家具や家電など場所を選ばずに拭き掃除ができますから、使用したことがない人は、ぜひ取り入れてみましょう。
湿気取り・重曹・換気、これらを上手く活用すれば、臭い消しも楽にできることでしょう。
こういった便利グッズは、ストックしておくのがおすすめです。
台所・シンク下の臭い消しはこまめな掃除が一番
台所は、食を生み出す私たちには、欠かせない大切な空間です。
そんな場所が不衛生であれば、安心して食べることはできません。
悪臭が漂わないように、こまめに掃除をすることが最高の臭い消しになります。
普段から心がけておくと、気持良く生活するこができるでしょう。