引っ越しや新築を建てた時、親に初めて自分のお部屋をもらった時などは、何を置こうか色々考え、楽しい気分になりますよね。
欲しい物をあれこれと考えたり、間取りを書いて必要な物を吟味したり、ウキウキする時間かと思います。
そこで、日本では比較的一般的なサイズである、「6畳の部屋」に焦点を当てて、「何を置いたらいいのか?」、「どんな風に置いたらいいのか?」などをお話します。
部屋が6畳だった場合の正確なサイズを知ろう
「6畳の部屋」といっても、その用途によっては設置する物に違いがあります。
簡単に分けると「生活の基盤になる」のか、「そうでない自分の部屋」なのかということです。
後者は、単純に「寝る」「勉強する」「寛ぐ」くらいなので、ベッドやデスク、本棚などでもいいですね。
ですが、例えば6畳ワンルームに引っ越した場合など、そのお部屋で「生活の全て」をしなければならない時は設置する物が変わってきます。
家電やベッド、テーブルなど、生活に必要な様々なアイテムを設置しなければいけません。
その時にきちんと、お部屋の大きさや、窓の向きなどを把握しておく事が必要です。
日本においての6畳とは、地域によって、畳のサイズに違いがあり、色々な種類があります。
その大きさで中京間、京間、江戸間など呼び名が違います。
一般的には、関西から九州など西日本の方で使用されているのが、「京間」で1番大きいです。
続いて、東海地方で使用されている少し小さいサイズが「中京間」です。
そして、関東から東北、北海道まで広く使用されているのが、それよりも少し小さい「江戸間」です。
その差は、それぞれ数センチなのですが、引っ越しなどで設置する物によっては、多少のズレが生じる場合もあります。
ですので、最初に6畳のお部屋の正確な長さを業者さんへ問い合わせるなどして、把握しておいた方がいいでしょう。
6畳の部屋に何を置くか考える
引っ越しにせよ、新築にせよ、自分の生活するお部屋である事は間違いありません。
その場に必要な物は沢山あります。
ベッドやテレビ、家電やソファーなど、人それぞれに違いはあると思います。
ワンルームなどのお部屋は、生活の基盤を作る空間ですので、最低限に必要な物を考えましょう。
例えば、冷蔵庫、テレビ、洗濯機、ベッドもしくはお布団、テーブル、電子レンジなどが挙げられます。
中には、「テレビは見ない」「洗濯はコインランドリー」という人もいるでしょう。
必要な物は人それぞれ違うので、そのチョイスは自由です。
新しく物を揃える場合は、コスト面でも考慮しなくてはいけないので、よく考える事が必要ですね。
この時、6畳のお部屋というサイズを考慮して、設置する物を吟味しなければいけません。
新築や実家のお部屋などは、自分の自由な空間なので、過ごしやすい癒しの場所にしましょう。
寝具や娯楽などの、寛ぎに必要な物を選んで設置することもできますね。
大型の家電などは必要ないので、自分の好きなお部屋を作れる事が、ワンルームとの違いです。
どちらにしても、自分が1日の大半を過ごす場所ですから、過ごしやすいお部屋にするために、よく考える事が大切です。
サイズによって「欲しい物」と「置ける物」は違ってくる
6畳のお部屋は、縦横数センチずつですが、地域によって多少サイズに違いがあります。
これは、先ほどもお話した通り、畳1枚の大きさが違うためです。
この事により、同じ6畳でも設置できる物とそうでない物に違いが出てくるという事なのですが、意外と失敗例もあるのです。
地域や、賃貸物件によりますので、繰り返し申し上げますが、気になる場合はきちんと最初に調べておくといいでしょう。
必要な物や欲しい物は、同じ物でもその容量や用途によって、サイズが違いますよね。
設置する大まかな場所のサイズを測っておくと、店頭でもインターネットでも、購入する時に楽です。
その時に便利なのが、100均でも購入できる巻き取るタイプのメジャーです。
紐状の柔らかい物ではなく、大工さんなどが使う、硬いタイプの方が1人でも簡単に長さを測れるので便利です。
いくら欲しい物でも、サイズが大きくオーバーする場合はその商品を諦めなければいけない事もしばしばあります。
実家や新築などでは、そこまで心配する必要はありませんが、賃貸ではそういう事もよくあります。
内見をする時に「先に」ある程度の長さや広さを調べておく事をオススメします。
その一手間で、引っ越しをする時の準備が断然に違います。
新たに購入する物、実家から持ち出す物も決めやすくなりますよ。
やはり、引っ越しには下準備が大事ですよね。
生活に必要な物のサイズをきちんと測る
6畳という限られたサイズのお部屋では、置ける物も限られてきます。
特に、6畳一間などのワンルームでは、せっかく購入したのに設置できない、という事にならないようにしなければいけません。
例えば、冷蔵庫などは大きさにもよりますが、予め専用の場所が設けられている事も多く、あまり心配はいらない、と思うかもしれません。
ただ、あまり冷蔵庫のサイズが大きいと、設置が難しい場合もあります。
それを無理矢理設置すると、キッチンスペースには収まらず6畳のお部屋を狭くしてしまう可能性もあります。
かといって、料理が好きな人は冷蔵庫が大きい方がいいので、お部屋の構造(キッチンの位置など)を考えてからお部屋を借りましょう。
また、洗濯機も生活には必需品ですよね。
これについても、冷蔵庫同様に専用の場所が設けられている事が多いですが、きちんとサイズは確認しておきましょう。
そして、寝具ですが、床にそのまま敷くお布団は、起きた後にたためば、スペースは広くなります。
ですが、ベッドを設置する場合は、結構なスペースを取ってしまいます。
そのため、その他のテレビやその下のテレビボード、本棚や収納の置き場所が狭くなる可能性もあります。
収納付きのベッドを購入するなどして、スペースを確保するのも重宝しますよ。
自分が寛ぐスペースも必要なので、家具家電のサイズには注意しましょう。
6畳という部屋を有効に使おう
6畳のお部屋、というと狭く感じる人も多いかもしれませんね。
では、スペースを有効に使うにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、収納についての便利アイディアをご紹介します。
洗濯をすれば干すスペースが必要ですし、そうでなくても服をしまうスペースが必要です。
服をしまうのも、ハンガーに掛ける場合と収納ボックスなどにたたんでしまう方法があり、おしゃれな方だと、こだわりがあるようですね。
お部屋に押し入れやクローゼットがあるなら、その中に収納できますが、収納ボックスなどを上手に利用して、服や小物などを小分けしてしまうといいでしょう。
出しやすいですし、ただ詰め込むよりも、結果的に省スペースで収納できるかもしれません。
また、突っ張り棒や洗濯用のロープをお部屋の上部に取り付け、そこに「掛ける収納」を作ってもいいですね。
突っ張り棒やロープは、ホームセンターや100均で購入できます。
価格も安価なので、すぐに手に入れられてとても便利です。
突っ張り棒にもサイズがあり、部屋の大きさも様々なので、100均の商品のサイズが合わないようならホームセンターで買いましょう。
また、床を自分が寛ぐ空間にしたい場合、必要なら、お部屋の上部に収納を持っていく事もオススメです。
突っ張り棒は、種類が豊富で太い物は耐荷重も結構な重さまで大丈夫なので、数本使ってその上にちょっとした小物を置いてもいいでしょう。
このように、工夫をする事で生活スペースを確保しましょう。
6畳の部屋を住みやすくする為には
6畳のお部屋を、自分が住みやすくするためにはどうしたらいいのでしょうか。
お部屋の大きさが限られているので、その空間の中でどれだけの工夫ができるかが鍵です。
一番楽なのは、あまり物を置かない事です。
最低限、必要な物のみを設置する方が、お部屋のスペースを広く使えるので好きだ、という人は多いです。
ですが、最初は物が少ない状態でも、住んでいると徐々に物が増えていくのが普通ですよね。
普段からご使用しなくなった物は、少しずつ捨てている人はいいのですが、片づけられない人が多いのも事実です。
最初は必要だった物が、新しい物を購入後に「いらない物」になって、いつの間にかゴミになっていた、という事もあります。
そういう物は早めにいらないものを処理してしまいましょう。
その行動1つで、そのいらない物があったスペースが空きます。
服1枚くらいのサイズでも、少なからず厚みがありますから、新しい服を購入して重ねたりすると、それだけスペースがなくなってしまいます。
細かな事ですが、気をつけていないと、後に増えすぎて大変な事になるかもしれません。
今は、フリーマーケットやオークションなど、インターネットでも、中古の物を売り買いする事が普通になっていますよね。
そういうところに出品して、整理整頓兼副収入を得るという事もオススメです。
小さなことですが、お部屋を住みやすくするためには、このような努力が必要ですよ!
欲しい物のサイズがない場合は作ってしまおう!
今回は、6畳の部屋に置く物の事や、必要な事をお話してきました。
私たちが生活している空間には、普段は気にもとめませんが、実に沢山の物があります。
サイズも様々で、長さを測ってもどうしても設置できない物もあると思います。
そういう時は、自分で作ってしまう、という方法も頭に入れておいてください。
今はDIYが流行っているので、ホームセンターでも材木などの材料が沢山あり、その場で好きなサイズに切る事もできます。
自分好みの住みやすい部屋にするための事なのですが、意外と楽しいのも実感できるかもしれません。
是非、試してみてください。