お布団の湿気取りや、ダニ対策などに便利な布団乾燥機ですが、使用中につないでいるコンセントがいきなり熱くなったら、火災などの危険を感じて不安になりますよね。
布団乾燥機をつなぐコンセントが熱くなる原因と対策を検証します。
布団乾燥機の存在がクローズアップされている
布団乾燥機は近頃、どの家庭にも見られるようになりました。
かつての住宅では、お天気の日には人数分のお布団を干す家庭がほとんどでしたが、最近では布団乾燥機を使って湿気を取るという家庭も増えてきます。
そして、布団乾燥機が広がっている背景としては、共働きで家にいられなかったり、花粉やPM2.5が気になるなどの理由から普及が広まっているのです。
また、マンションによっては、お布団の天日干しが不可となっているところもあり、布団乾燥機の存在は大きくクローズアップされているのです。
そんな中、布団乾燥機を使用する時、コンセントが熱を持って熱いなどのトラブルが生じることが多く、製造メーカーの間でも問題視されています。
このように問題がありつつも、各家庭で活用されるようになった布団乾燥機ですが、安全に使うために気をつけるべきことは何かあるのでしょうか?
布団乾燥機は利用価値が高評価!安全に使うために
布団乾燥機を安全に使うために、気をつけるべきことがいくつかあります。
まず、布団乾燥機を分解したり、修理や改造を自力では絶対に行わないことです。
専門業者にお願いすることは良しとしても、あくまでも素人である人が分解、改造することは極めて危険なことなので、メーカーは厳禁と警告しています。
また、使用中の注意点としては、布団乾燥機に水やお茶がかかることがないように気をつけましょう。
そして、電源プラグには埃が溜まりやすいので、定期的に清掃し、綺麗な状態で使用するようにします。
さらに電源コードが傷ついたり、破損した状態での使用はとても危険ですので、ねじられた状態や束ねた状態での使用も止めましょう。
他にも、吸い込み口や吹き出し口がふさがれた状態で使用したり、ヘアピンなどの異物が混入しないように注意をすることも重要です。
そして、布団乾燥機を使っているコンセントが異常に熱いと感じることはありませんか?
そんな場合には、電源が交流100V、定格10A以上のコンセントを単独で使用しているかを確認しましょう。
布団乾燥機をつなぐコンセントが熱い!考えられる原因とは?
最近では、布団乾燥機などによる火災事故が、多発していると言われています。
もし、布団乾燥機をつないだコンセントが熱いと感じることがあれば要注意です。
布団乾燥機の中には、ダニ退治機能がついた540W、660Wのものもあります。
そして、多くても定格6.6Aまでがほとんどでしょう。
この布団乾燥機が発熱する原因の多くは、コンセント側に問題があることが多いと言われています。
布団乾燥機のプラグはモールドタイプが多く、緩みなどもないため、通常であれば発熱することはありません。
しかし、コードやプラグが古くなると発熱する可能性があります。
このような接触不良が、発熱する一番の原因と考えられているのです。
プラグ、コンセント共に消耗品なので、10年を目処に交換することをおすすめします。
また、他の器具と併用したり、延長コードを使用することでコンセントが異常に熱くなることがありますので、、気をつけましょう。
布団乾燥機を使用するコンセントが熱いと感じた時に取るべき行動
布団乾燥機を使用している時に、コンセントが熱いと感じたら、あなたはどうするでしょうか?
コンセントが熱を持っていると感じている人は多いものの、それが毎回であることから、そのまま使用を続ける人が目立ちます。
最初は不安に思っても、何度も使っているうちに、「こんなものか」と慣れてしまうのもあるでしょう。
何度もお話していると思いますが、布団乾燥機を使用した際の火災は、急増していることが事実なのです。
どんな家電を使用している場合でも、コンセントが熱くなることは異常な状態であり、コンセントの接触不良や断線していたり、錆ついている場合、直ちに使用を中止することが大切です。
また、コンセントの発熱の原因として、劣化以外に多く見られるのが、タコ足配線による発熱です。
そもそも、一つのコンセントの容量は決まっていて、主に15A(1.500W)までとされています。
しかし、タコ足配線などでこれを超える電力を使用すると、発熱することがわかっています。
このように発熱を感じた場合には、まずは使用を止めることが第一になります。
次に、原因を追究する必要があります。
原因を追究する過程で、コンセントの埃を清掃したり、コードのねじれや破損がないか、調べておきましょう。
布団乾燥機のプラグやコンセントが熱い状態を放置すると?
布団乾燥機のプラグやコンセントが熱いのは、何かの異常が起こっていると考えざるを得ません。
プラグの部分のみやコードの一部分のみが熱くなっている場合には、内部でショートしている可能性もあり、延焼していることが考えられるので、即座に所要を中止するべきです。
また、コンセントが熱くなっている場合は、熱でコンセントが変形したり、コンセントの役割を果たせなくなることもあります。
一つのコンセントにいくつかの器具をつないでいるタコ足配線の場合は、知らず知らずの間にコンセントの容量を超えていることがあります。
容量を超えるということは、発熱を起こし、最悪発火する恐れが考えられます。
また、コンセントにたくさんの器具をつなぐタコ足配線の場合、コードがもつれたり、見た目もごちゃごちゃになりますよね。
複数の器具をつなぐことで、埃もたまりやすい状態になります。
そして、たまった埃がコンセントに付着すれば、容量オーバーにならずとも発火する危険性があります。
また、延長コードの場合も、タコ足配線同様に容量を超えてしまい、そこから発火する危険もあると言われています。
コンセントの発熱は、発火を招く引き金になのです。
知らぬ間に発火して、家が火事になってしまっては大変ですから、コンセントが熱いと異常を感じたら即座に使用を停止しましょう。
布団乾燥機や家電で起こるトラブル
布団乾燥機や除湿器などで多く起こる事故として、布団や衣類が燃えるというトラブルがあります。
これは、布団乾燥機の使い方を誤っていたり、使用する電気プラグやコードが劣化していたりということもありますが、コンセントが熱いのに放置していた場合も多くあると言います。
コンセントが熱いと感じたらまず使用を中止し、原因を特定することが急務となります。
また、コンセントやプラグを濡れた手で触り、感電するなどの事故も多く発生していますので、濡れた手で触ることは避けてください。
大きな電力を使用する家電を利用している時は、慎重に扱うことを忘れてはいけません。
家電の使用中に、電源を切らずにコンセントからプラグを抜くことは、トラブルを引き起こす要因となる場合も多いです。
必ず電源を切ってから、プラグを抜くということを癖つけておきましょう。
また、家電の使用年数を頭に入れ、その寿命を意識しておくことも大切です。
便利になった世の中だからこそ、正しく家電を使い、快適な生活を楽しみたいものです。
布団乾燥機に潜む心配点
布団乾燥機が便利に利用される時代になりました。
ダニ対策としても大きな注目を浴びている布団乾燥機ですが、意外に大きな電力を使う家電なので、様々な注意点があります。
布団乾燥機を使うにあたって、トラブルなく安全に利用したいものですね。