屋内につける鍵は種類が豊富!部屋のドアにも取り付け簡単!

鍵と言えば、玄関や窓が思い浮かびますが、自分の部屋のドアにも鍵を取り付けている人もいます。

その場合の必要性はなんなのでしょうか?

また、取り付ける場合は、どんな種類の鍵を、どのように取り付けると良いのでしょうか?

これらの疑問にお答えしていきます。

部屋のドアに鍵をつける必要性とは?

普段の生活の中で、家に関する「鍵」と言えば、「玄関」や「窓」が一般的です。
その必要性は明らかで、「防犯」の為で間違いはありません。

泥棒や強盗などから、家の中の物や、人を守る為には必須です。
そして、玄関や窓に設置されている鍵は、実は種類が豊富で色々なものがあります。

その多くは、専門業者さんに取り付けてもらう事が多いですが、家の中にある個人の部屋に、自分で鍵を取り付けている人もいます。

その必要性とは何なのでしょうか?
以下では、その理由をいくつか挙げていきましょう。

・子供部屋なら、「親に勝手に入って欲しくない」

・乳児がいる場合は、「危険防止」

・認知症の方がいる場合の「不意の徘徊防止」

・ペット(犬や猫などドアを開けられそうなペット)がいる場合は、「家の中を荒らさないように」

このように、その家の状況によって、鍵を部屋に付ける理由は様々です。

そして、ドアノブの形状も、それぞれ違うので、自然とそれに合った鍵を取り付ける事になります。
鍵は専門業者さんに依頼することが多いですが、ホームセンターやインターネットでも購入することもできます。

ドアの種類によって鍵の種類も変わる

私たちの住む家には、色んなタイプのドアが取り付けられています。
引き戸・開き戸(片開き、両開き)・吊戸など色々あります。

その他、折戸もありますが、これは主にクローゼットや浴室などに使われています。
浴室には鍵がついている事は普通ですが、クローゼットには鍵をつけている家庭は見た事がありません。

ですので、今回はこの「折戸」は省き、「引き戸」「開き戸」に限定してお話します。

引き戸と吊戸はほぼ同じなのですが、細かく言うと、敷居がついているのが引き戸、上吊りで床面のレールが不要な物が吊戸です。

基本的には、「横にスライドする」か、「押す、もしくは引く」かの違いと捉えてもらえると良いです。
ほとんどの家屋の扉やドアは、この「引き戸」と「開き戸」の2種類に分類されます。

引き戸と開き戸では、基本的にドアの開き方が違うので、鍵の種類や取り付け方が違います。
玄関のドアとは少し違い、厳重さで言えば、屋内の部屋に取り付ける鍵は、簡易的な物が多いです。

この「簡易的」という意味は、玄関のように開閉する為の、「持ち歩く鍵がない」という意味です。

更に言うと、部屋に取り付ける鍵は、チェーンやドアの上下に鍵穴がある、など「2重、3重」と厳重ではありません。

このように、「厳重さ」に違いがあります。

それでは、部屋のドアに取り付ける鍵は、ドアによってどんな種類があるのでしょうか。
次では、その種類と取り付け方を、お話します。

部屋のドアに取り付ける鍵の種類・引き戸編

部屋のドアに取り付ける鍵には、沢山の種類があります。

家の玄関のような、厳重な鍵は必要ないと思われますが、上記でもお話したように、人それぞれの用途があります。

また、家のドアにも様々な種類があり、取り付ける鍵も変わってきます。
ここでは、比較的一般家庭に多いであろう、「引き戸」と「開き戸」の鍵についてお話します。

まずは、「引き戸」です。
引き戸は、横にスライドして開閉するドアです。

そこに一番簡単に取り付けられる鍵として、挙げられるのが、引き戸用の防犯チェーンです。
誰でも簡単に取り付けられます。

玄関のチェーンキーのような感じだと思ってください。

チェーンが付いた方を壁にネジで取り付け、チェーンを引っかける金具を、ドアに同じくネジで取り付ければ終了です。

この鍵はチェーンなので、ドアが全く開かなくなるわけではありません。
チェーンの長さや引っ掛ける場所によって、ドアが少しだけ開きます。

他にも、引戸錠としてよく見られるのが、上下につまみを動かすだけで鍵がかかるタイプです。
また、同じくつまみ式ですが、左右につまみをねじって開閉するタイプもあります。

これらの鍵も、素人でも、比較的簡単に取り付けられます。
他にも種類はありますが、書ききれないので、ここでは一般的な引き戸用の鍵をご紹介しました。

部屋のドアに取り付ける鍵の種類・開き戸編

開き戸も玄関や屋内のドアとしては、一般的です。

同じ開き戸の種類として、「観音開き」のドアもありますが、一般家庭ではほぼ使用しているのは、見た事がありません。

それは、日本でも海外でも同じです。
人やちょっとした大きな物が通るだけなので、観音開きのドアは「必要性がない」と言えます。

そこで、左右に関係なく、部屋の開き戸に取り付ける鍵はどんな物があるのか、お話します。
まずは、ドアノブが丸いタイプの場合、とても簡単な鍵があります。

それは、「ノブロック」という商品です。

ドアノブにすっぽりとカバーをする形で、ワンタッチでロックができる補助錠です。
工具も不要で、誰でも簡単に取り付けられます。

いつでも取り外しが可能な鍵なので、賃貸物件でも使用でき、とても便利です。

そして、ドアノブの形に関わらず、簡単に取り付けられる、室内ドア用の鍵もあります。

その商品は「ぼー犯錠ダイヤル錠式一般扉用」という商品です。

暗証番号式で、壁やドアに穴を開けずに取り付けられます。

専用の金具をドアの枠にはめ、しっかりと固定し、ドアを閉めて取り付けた金具の先端にロック本体をセットするだけです。

ロック本体にはダイヤルが付いていて、暗証番号を決められるので自分だけの番号を決めれば、誰にも分かりません。

こちらも、簡単に取り外しが可能なので、賃貸物件でも使用できて便利です。
他にもいくつかありますが、ここでは取り外しが可能な、比較的誰でも簡単に使用できる鍵をお話しました。

屋内用の鍵は自分で取り付けられる?

一般的に「鍵の取り付け」と言えば、専門の業者さんに取り付け工事を依頼する方法が思い浮かぶと思います。
ですが、屋内にある部屋の鍵は、それほど大がかりな工事をしなくても、簡単に取り付けられます。

先ほどもお話しましたが、引き戸も開き戸も取り外しが可能な、簡易的な補助錠も多くあります。
そして、このような鍵は通販やホームセンターでも簡単に手に入るので、とても身近な物でもあります。

上記でお話したような鍵は、鍵その物が「独立」しており、玄関の鍵のようにドアに埋め込まれている物ではありません。

そのため、とても簡易的で取り付け、取り外し共に簡単です。
価格も比較的安価で、1200円~3500円程で購入できます。

もし、ドアノブ自体に付属している鍵が欲しいのであれば、元々ドアノブに鍵が付属している物も売っています。

工具が自宅にあるのであれば、そちらも自分で交換できるので、試してみるのも良いです。
部屋のドアノブは、ほとんどがネジで止められているため、ドライバーがあれば簡単に取り外せます。

ただし、新たに鍵を取り付けたり、ドアノブ自体を交換する場合は、きちんとサイズを測ってから購入する事をオススメします。

ドアの厚みや、枠の形、長さなど、ドアによって様々です。
サイズを間違えて、ドアに余計な穴や傷をつけないようにしましょう。

玄関の鍵と部屋の鍵では何が違うの?

玄関や窓、裏口や浴室など、一般家庭に鍵がある場所は結構あります。
その中で、私たちが一番鍵をかける場所はやはり「玄関」でしょう。

窓も鍵をよくかける場所ですが、一般家庭では何重も厳重に鍵を設置しているのは、あまり見た事がありません。

今まで、ここでは、「部屋のドアに鍵を取り付ける」というお話をしてきました。
そして、そのドアに取り付ける鍵は、とても簡単で補助錠の役割もあるとお話しました。

それでは、玄関の鍵と部屋の鍵では何が違うのでしょうか?

それは「防犯の為」であり、人が出入りをする場所として、玄関が最重要場所である事は間違いありません。
ですので、泥棒や不審者が家の中に侵入して来ないように、様々な鍵の種類があります。

現代では、泥棒も手口が巧妙になり、簡単な鍵では防犯の役目を果たさないようになってきています。
そのため、泥棒の鍵を開けるテクニックと共に、鍵は進化しています。

そういう最新の鍵は、やはり専門業者さんに依頼して設置してもらう事が多いです。
また、価格も室内用のように安価ではありません。

厳重な鍵の設置をしてくれる専門業者さんに依頼すると、出張代、鍵代などが加算されるため、少し多めを見積もっておくと良いでしょう。

このように、数千円で手に入り、自分で簡単に鍵を取り付けられる部屋用とは、明らかに違う事が分かります。

ドアに鍵を取り付ける時の注意点

これまで、部屋のドアに鍵を取り付ける時の種類や方法をお話してきました。

室内のドアに鍵を取り付ける理由は、最初にもお話した通り、人それぞれあると思います。

当たり前の事ですが、人やペットを悪意を持って閉じ込めるような使い方は絶対にしてはいけません。

あくまで「危険防止」のような、人やペットの「身を守る」為に使用してください。