「両面テープをきれいに剥がす方法ないかな?」
そう思ったことはありませんか?
ここでは、身近にあるものを使って出来る、強力な両面テープの剥がし方をご紹介します。
これを知れば、スルッと簡単にきれいに剥がすことができますよ!
こんなにあります!強力な両面テープを剥がす方法
強力な両面テープは、「はがれないようにしっかり貼り付ける」ものだけに、いざ剥がす時になるとなかなかきれいにはがせないものです。
ごしごしこすっても粘着部分がなかなか取れず、やきもきしてしまう方も多いのではないでしょうか。
でも、強力な両面テープの剥がし方は、意外にもたくさんあるんです。
・ハンドクリームや消しゴムなど身近なものを使う方法
・お酢を使う方法
・無水エタノールを使う方法
・有機溶剤を使う方法
・クレ556(潤滑剤)を使う方法
これらの方法について、それぞれ詳しくご紹介しましょう。
また、強力な両面テープを剥がす前に、あらかじめ「あること」をしておくと、簡単にきれいに剥がれるようになります。
その「あること」とは、『ドライヤーの温風を当てる』ことです。
温めることによって、接着剤の効果が緩くなります。
ただ、熱に弱い素材の場合には、温めるのはやめておきましょう。
ハンドクリーム・消しゴムを使った両面テープの剥がし方
ハンドクリームや消しゴムなど、身近なものでも強力な両面テープを剥がすことができます。
では早速、その剥がし方をご紹介します。
【ハンドクリームを使って剥がす】
用意するものはこちらです。
・ハンドクリーム(水分が多いさらっとしたタイプのものがおすすめです)
・キッチンペーパー
1.ハンドクリームを、両面テープの上にたっぷりと塗ります。
2.指でなじませます。
3.キッチンペーパーでこそぎ落とします。
ポイントは、ハンドクリームをたっぷりと塗ることです。
それと、指でよくなじませることも大事です
ついつい余らせてしまいがちなハンドクリームを使って、簡単に両面テープを剥がすことができます。
【消しゴムを使って剥がす】
こちらは、用意するものは消しゴムだけです。
剥がし方も簡単で、両面テープの上から消しゴムで擦るだけです。
ハンドクリームと消しゴムを使った両面テープの剥がし方は、強力な両面テープにももちろん効果的ですが、シールなどを剥がす時にもおすすめです。
身近にあるものなので、気が付いた時にさっと剥がすことができます。
意外?!お酢を使った剥がし方もおすすめ
お酢を使っても強力な両面テープを剥がすことができます。
お酢の酸には、粘着物質を溶かす作用があります。
ご家庭に必ずと言っていいほど常備されている調味料ですので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
用意するものはこちらです。
・穀物酢
・キッチンペーパー
・サランラップ
・雑巾
では、お酢を使った強力な両面テープの剥がし方をご紹介します。
1.キッチンペーパーに穀物酢を含ませ、両面テープの上に乗せます。
2.その上にラップをかけて、20~30分程おきます。
3.キッチンペーパー・ラップをとって、雑巾で両面テープを剥がします。
4.雑巾で水拭きします。
「お酢のにおいが気になるのでは?」と心配な方もいらっしゃると思います。
でも、ご安心ください。
最後に雑巾で水拭きをすることによって、お酢のにおいも消えてしまいます。
無水エタノールを使ってもつるんときれいに!
冷蔵庫などキッチン周りのお掃除に使う「無水エタノール」をご存知ですか。
薬局などでも手軽に手に入れることができる薬品です。
この、無水エタノールを使った、強力な両面テープの剥がし方をご紹介します。
無水エタノールが、なぜ両面テープを剥がすことができるのかというと、両面テープの粘着成分が無水エタノールの成分であるアルコールに溶けやすいという性質持っているためです。
強力な両面テープを剥がす際、無水エタノールを使うのに適しているのは、金属やガラス陶器などです。
それ以外のものに使う場合は、無水エタノールを目立たないところにつけてみて、素材を痛めてしまわないかどうか試してから行ってください。
用意するものはこちらです。
・無水エタノール
・キッチンペーパー
・不要になった布
では、無水エタノールを使った強力な両面テープの剥がし方をご説明します。
1.キッチンペーパーに無水エタノールをしみ込ませて、剥がしたい場所にあてます。
そのまま、20~30程おきます。
2.キッチンペーパーを外し、不要になった布などで擦ります。
3.布で擦っても落ちない場合は、スクレーパーやプラスチックのカードなどでこそぎ落とします。
ご自宅に無水エタノールがある方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
また、お持ちでない方も、無水エタノールはお掃除にも使えますので、1つあるととても便利ですよ。
強力な両面テープも簡単きれい!有機溶剤を使った剥がし方
なかなか取れない強力な両面テープを剥がす時におすすめなのが、有機溶剤を使った剥がし方です。
有機溶剤とは、灯油や石油、ベンジンなどです。
有機溶剤を使って強力な両面テープを剥がすには、いくつかの注意点があります。
・プラスチック製品には使わない。
プラスチックが溶ける可能性があります。
・木製のものには使わない。
有機溶剤が素材にしみ込んでしまい、跡が残ってしまいます。
・部屋の換気をしながら作業をする。
部屋の中が灯油や石油のにおいで充満してしまいます。
・火を使わない。
引火の恐れがあります。
火気厳禁で行いましょう。
以上の注意点を守って安全に作業しましょう。
小さなお子さんがいる場合は、この方法は控えたほうがいいかもしれません。
作業に入る前に次の物を準備します。
・有機溶剤(灯油、石油、ベンジンなど)
・ゴム手袋
・サランラップ
・スクレーパー、又はプラスチックのカードなど
・不要になった布
では、強力な両面テープの剥がし方をご紹介します。
1.不要になった布に有機溶剤をしみ込ませ、剥がしたい場所にあてます。
その上にラップをして20~30分程おきます。
2.ラップと布を剥がし、スクレーパーやプラスチックのカードなどを使って両面テープをこそぎ落とします。
3.それでも落ちない場合は、布に有機溶剤をしみ込ませて拭き取ります。
強力な両面テープでも、この剥がし方できれいに取ることができます。
強力な両面テープには、クレ556(潤滑剤)を使った剥がし方も
クレ556を使った、強力な両面テープの剥がし方をご紹介します。
クレ556は、自転車のサビを取り動きを滑らかにするためなどに使われることが多いです。
家に常備してある方もいらっしゃると思います。
用意するものはこちらです。
・クレ556
・雑巾、不要になった布
・ゴム手袋
・サランラップ
クレ556を使った両面テープの剥がし方は次の手順で行います。
1.クレ556を、両面テープを剥がしたいところに吹きかけます。
2.ラップをかけて、20~30分程おきます。
3.雑巾などで両面テープを擦ります。
これだけで、簡単に剥がすことができます。
なぜ簡単に剥がすことができるかというと、クレ556は浸透力のある油で、両面テープの粘着成分を溶かしてしまう作用があるからです。
1つ注意していただきたいのは、もしクレ556が間違って手に付いてしまうと、臭いが取れにくいため、ゴム手袋をしてから行うことをおすすめします。
これですっきり!強力な両面テープの剥がし方は色々あります
強力な両面テープの剥がし方を色々ご紹介しました。
身近にあるものを使って、するっときれいに剥がすことができます。
変色やシミを予防するためにも、両面テープが貼ってある材質に気を付けて、剥がす方法を選ぶことが大事です。
また、両面テープの部分を前もってドライヤーで温めておくと、よりきれいに剥がしやすくなります。
このひと手間が「簡単きれい!」のポイントです。