100円均一などで安く買えるワイヤーネットを使って、棚や収納などを作る人が増えています。
大きさやカラーバリエーション等も沢山あり、使いやすいので大変人気です。
ですが、耐荷重はどれくらいなのでしょうか?
上手な作り方を見ていきましょう。
ワイヤーネットで棚を作る時の基本的な準備の仕方
まずは自分が作りたい棚に何を乗せるのか、どんな形の収納や棚を作りたいかを考えましょう。
そして、収納したい場所をメジャーで測り何かにメモをしてから、100円均一に行き、好きなワイヤーネットのサイズと色、耐荷重を考え決めます。
そして、ワイヤーネットで棚を作る時に欠かせないのが、結束バンドです。
長さや色、太さが様々あり、物を乗せた時の重さの事もあるので、できるだけ太くて丈夫な結束バンドを選ぶようにし、一緒に購入します。
ワイヤーネットは、その大きさや太さによって、編み目の細かさにも違いがあり、より編み目が細かい方が耐荷重が強いので、重さのある物を乗せる目的ならそちらを選ぶのをおすすめします。
ワイヤーネットを繋ぎ合わせる道具の一つとして結束バンドをあげましたが、他にも連結用ジョイント(ワイヤーネット専用がある)もあり、こちらは強度も強いので好きな方を選びましょう。
今回は結束バンドでのお話をします。
重い物や沢山収納したい場合の耐荷重を考えて作る!箱型編
それでは実際に棚を作っていくのですが、ここで重要なのがどのような形にするか、です。
例えば、クローゼットや押し入れに収納するタイプの棚を作る場合は、箱型にしてワイヤーネットの3辺をしっかり繋ぎ合わせる事で、耐荷重も強くなり、かなり丈夫な棚が作れます。
衣類やバッグ、小物といった比較的軽めの物から、本などの重さのある物を乗せても頑丈な棚に仕上がります。
BOX型の棚は、縦長、横長、変形型など色々な形にアレンジできるので、沢山収納するのに便利ですが、あまり極端にどちらか一辺を長くすると、バランスが崩れてしまい、せっかく作った棚が壊れてしまいかねません。
そのためには、バランスを考えて縦、横、奥行きなどを出来るだけ正方形やあまり長くならない長方形にしましょう。
もしくはどうしても偏った形にしなければいけない場合は、壁や天井に紐やワイヤーなどで、固定するのも一つの方法です。
重い物や沢山収納したい場合の耐荷重を考えて作る!壁掛け編
次に、壁掛け用の棚を作る時の耐荷重を考えた作り方です。
壁掛け用の棚の形としてよくあるのが、L字型、箱型、コの字型、Uの字型、板を横にした形で壁に付ける、などがあります。
ワイヤーネットで作る棚では、板を横にした形の物は作れないのでここでは省きます。
L字型ではワイヤーネットを2枚繋ぎ合わせてL字にし、一辺を壁に付けそのままだと一辺がだらんと落ちてしまうので、麻紐などで下のワイヤーネットを水平にするように結びます。
これで、重さをL字全体で支えられるようになります。
箱型では先に結束バンドなどで、箱の蓋がない状態にワイヤーネットを繋ぎ合わせておき、蓋のない方が手前に見えるように壁に付けます。
この時、何を入れるかによって箱を数個くっつけても良いですね。
コの字型では、向きによって付け方が違います。
コの字の形のまま壁につける場合は、箱型と同じような付け方で良いでしょう。
そして、同じコの字型のもう一つの付け方としては、Uの字の形と似ており横向きに付けず、ステンレスフックなど、壁に付けて使うフックが便利です。
直接ステンレスフックに引っかけて使うのも良いでしょう。
紐などで吊しても良いですね。
いずれも、壁に取り付ける場合の大きさはあまり大きくしない方が、耐荷重が強くなり、落ちたりしないので、乗せる物を軽い物にする方が良いでしょう。
重い物や沢山収納したい場合の耐荷重を考えて作る!台所編
次に台所で使用するワイヤーネットの棚の作り方です。
台所は実に様々な調理器具があって、収納も多い場所なのでワイヤーネットは大活躍します。
場所としてはシンクの下、コンロの上や周り、台所の上の収納棚、もしくは箱型に作り底の面にキャスターを付けて移動が可能にするなど工夫によっては、使い勝手が良い棚が作れます。
シンクの下に箱型の棚を作る時は、狭い場所に作る棚なので形に気をつけたいところです。
ですが、そこは自由な形にアレンジできるワイヤーネットなので、小さい物と中型の物を繋ぎ合わせて自己流に作る事ができます。
調味料など液体や粉物の物は、小さくても重さがあるので耐荷重を考えて棚を作る必要があります。
小さなフックが付いた、入れ物専用に作られたワイヤーネットもあり、平らなワイヤーネットに引っかけるだけで、簡単に収納でき、重さにも耐えられるので、とても便利です。
箱型の棚を作って調味料を収納する場合は、重さでワイヤーの真ん中が歪んでくる場合がありますので、これも100円均一で売っている、木の板やアクリル板などを中に敷いて、耐荷重を強くするのをおすすめします。
ワイヤーネットで作る棚はコスパが最高
実に家の中には沢山の収納や棚が使用されていて、私達の生活には欠かせない必需品です。
先にもご紹介した壁掛けの棚などは、インテリアとして小物を置いたり収納する目的や、小さな植物を置いたり、見て楽しむための棚を作る方も多いのではないでしょうか。
あらゆる場所で必要不可欠な収納や棚を、ネットや量販店などで購入する場合、かなりのコストがかかりますよね。
勿論見た目も立派ですし、素材もしっかりしている物が多いです。
ですが、中には数万円したにも関わらずすぐに壊れた、なんて事もあり得ます。
その点、100円均一などで購入できるワイヤーネットは、その名の通り100円で購入でき、棚を作るのにも適していて、尚且つ耐荷重にも優れているという、何とも便利な商品です。
実際、家具屋さんで売っている家具にも、ワイヤーネットでできている部分があったりしますよね。
本来なら数千円~数万円する物を、100円均一で全部材料が揃うのでかなり大きな棚を作るとしても、2000円程度あれば、大概の物は作れるのでコスパが最高だと言えます。
ワイヤーネットの使い方次第でどんな形の棚も作れる
今の100円均一には、実に様々な形のワイヤーネットが売っています。
オーソドックスな平らな物で、正方形、長方形、引っかけるタイプの小物入れ、フック付きの籠もあります。
色も白、黒、シルバー、大きなお店では他の色もあるみたいです。
そのため、棚の作り方のアレンジも沢山でき、両端に縦にワイヤーネットを立てて、その内側に結束バンドで斜めに他のワイヤーネットを繋ぎ合わせると、玄関に置ける靴箱を作る事もできます。
斜めにする事で、斜めにした下側にテンションがかかるので、その部分を多くの結束バンドで締めるようにすることで、耐荷重も強くなります。
他にも突っ張り棒を2本~3本両壁に渡し、その上にワイヤーネットを敷いて帽子を置いたり、小物を置いてインテリアにしたりもできます。
この場合は突っ張り棒が不安定だと、上の物が落ちてしまいますので、耐震ゴムなどを使って、しっかり固定しましょう。
見た目がワイヤーネットが向き出しで嫌な場合は、可愛い布などで覆っても良いですね。
あなたのヒラメキがワイヤーネットを活用させる
いかがでしょうか?
一見、弱そうに見えるワイヤーネット。
しかし、棚の作り方、利用方法でかなりの耐荷重があります。
売っている一つ一つの商品には、大体耐えられる重さとして、500g~3kgくらいが書いてあると思います。
ですが、いくつかを組み合わせる事によってかなりの重さに耐えられる事がわかります。
コスパも最高で、小さい物なら数百円でできてこんなに便利なものはありませんね。
楽しいワイヤーネットライフ、始めてみませんか?