部屋に鍵を取り付けたいと思ったことはありませんか?
防犯上の心配や、お年頃になったお子さんからお願いされたりと、鍵を取り付けたい理由はそれぞれあると思いますが、「簡単に部屋に鍵を付ける方法はないか?」と悩む方は少なくありません。
ここでは、自分で簡単に鍵を取り付ける方法や業者に依頼したほうがいいケースなどについてご紹介します。
実際に鍵を付けたいドアの状況なども確認しながら、さっそく見ていきましょう。
部屋に鍵を取り付ける前に確認することとは
部屋に鍵を取り付ける際、できるだけ簡単にまた費用を最小限に抑えるためにも、鍵を取り付ける目的や条件などをしっかりと確認しておきましょう。
部屋に鍵を取り付ける必要がでてくるのは、例えば次のような場合などが考えられます。
◇ペットや小さいお子さんの出入りを防ぐため
◇同じ家に他人も住んでいるため
◇防犯のため
◇認知症の家族の徘徊防止
◇個人のプライバシーを守るため
◇部屋のドアが不完全だから
費用面からみると、簡易的な補助鍵を取り付けるのとドアレバーそのものを交換するのとでは、金額に大きな差が出てしまいます。
また、鍵を選ぶ際にはドアが内開きか外開きなのか、内鍵なのか外鍵なのかも大事なポイントになってきます。
最近は、ドアに穴を開ける必要が無く、大がかりな工事を必要としない鍵もたくさん販売されています。
また、ドアではなくて、引き戸にも対応している鍵も販売されています。
部屋に鍵を取り付ける際は、目的を明確にして、ドアや鍵のタイプを確認してから鍵を選ぶことが大切です。
簡単にできる?!部屋に鍵を取り付ける際の注意点
部屋に鍵を取り付ける方法で一番簡単なのは、鍵付きのドアノブに交換する方法です。
鍵付きのドアノブに交換するだけで、鍵付きの部屋が実現します。
では、ドアノブを交換する際の確認事項や注意点についてご説明します。
【メーカー品番などを確認する】
ドアの厚み部分にあるフロントと呼ばれているところに、メーカー名と型番が刻印されていますので、そこを確認します。
他にも
①ドアの厚み
②ドアノブの中心までの距離
③ドアの側面部の金属の形
④ドアの開き方
なども調べておきます。
これらを調べてあれば大丈夫ですが、心配な方はドアノブごと持参して新しい鍵付きのドアノブを選びましょう。
店員さんに見せて一緒に探してもらえると間違いありませんね。
ドアノブは外す事さえできれば、取り付けることも簡単にできますので、一度試してみてはいかがでしょうか。
【自分でドアノブを交換する際の注意点】
鍵にもドアにも合うドアノブかどうか、きちんと調べてから購入するようにしましょう。
合わなかったからといって、無理に取り付けたり穴を開けたりしないように、説明書はよく読んで作業にあたりましょう。
そして、自信がないという方は無理せず業者に依頼するようにしましょう。
作業も簡単!取り外し可能の補助鍵を設置する
部屋に鍵を付けたい理由が、「ペットや小さいお子さんの出入りを防ぐ」などのような場合には、取り外しができる「簡易補助鍵」をドアノブやレバーの近くに取り付ける方法があります。
費用も1,000円台から購入できるものが多く、取り付けも比較的簡単で穴を開ける必要もありません。
そのため、賃貸物件にお住いの方にもおすすめしたい鍵です。
補助鍵は、ドア枠やドアの金具を利用して取り付けるものが多いです。
種類もいくつかあり、ドアの側面のへこんだ部分に引っ掛けるように取り付けたり、ドア枠に取り付けてネジで固定するタイプのものなどがあります。
他にも、粘着テープを利用して取り付けるタイプのものもありますが、取り外しが難しいため、特に賃貸物件の場合は控えたほうがいいかもしれません。
さらに、ドアのタイプや、部屋の内と外のどちらに取り付けるのか、でも異なってきます。
それぞれ、内開き用・外開き用、ドアの内側に取り付けるもの、逆に外側に取り付けるものなどがあります。
ホームセンターやインターネットのショップでも色々なタイプの補助鍵を探すことができますので、鍵を取り付けたいドアの条件に見合ったものを選ぶようにしましょう。
部屋に固定式の鍵を別付けで設置する
部屋に固定式の鍵を別付けで設置する方法は、ドアノブやレバーはそのままで、鍵のみを取り付ける方法です。
種類もいろいろあり、円筒のようなシリンダー錠や引き戸専用の鍵などがあります。
しかし、固定式の鍵を別付けするのは簡単ではありません。
穴を開ける必要があったり、ドアやドア枠に金具を取り付けたりするので、工具を使った作業になってしまいます。
そのため、賃貸物件の方には向いていない方法と言えます。
また、窓用の防犯鍵には接着式のものがあり、これは引き戸でも使用できる可能性があります。
ただ、あくまでも窓用の防犯鍵であるため、窓の上部や下部に取り付けることが基本になっているので、使いづらさがあるとも言われています。
また、利用できない引き戸もありますので、作業前に確認が必要です。
この固定式の鍵を別付けで設置するという方法は、専門の工具を使ってドアの表面や側面に穴を開けるという作業が必要になるため、自分で鍵を取り付けるのは難しい場合が多いようです。
また、引き戸に鍵を取り付ける場合は、自分でできるケースもありますが、基本的にはプロにお任せしたほうが良いです。
費用はかかってしましますが、業者に相談して安全に鍵の取り付けをお願いするというのも1つの方法ですね。
鍵の取り付けを自分でする?簡単・安全な業者に頼む?
部屋に鍵を取り付ける作業は、自分で簡単にできるのであれば、費用も安く済むので自分で作業をしてみたいと思われるかもしれません。
そこで、自分で取り付け作業をできるかどうかを判断するために、次に挙げる項目を目安としてみてはいかがでしょうか?
【自分でドアノブを交換できるかの判断の目安】
1.必要な寸法を測れる
2.取り付け可能なドアノブを入手できる
3.現在付いているドアノブを取り外すことができる
この3つの作業がご自分でできれば、簡単に交換することができるでしょう。
しかし、少しでも不安がある場合は、業者に依頼する方が良いかもしれません。
また、前章でも触れましたが、固定式の鍵を別に取り付ける場合は、ドアに穴を開けたり、金具を取り付ける作業が必要になるため、業者してに依頼することをおすすめします。
そして、業者に依頼する場合は、どのような鍵がふさわしいのか、取り付け費用はどの位かかるのかなど、作業内容と料金を明確にして見積を出してもらいましょう。
依頼する業者は、ドアノブの修理交換専門店や鍵のトラブルサービス店、リフォーム会社などがあります。
安心してお任せできる業者を選んでくださいね。
もしお子さんが「部屋に鍵を付けてほしい」と言ってきたら
部屋に鍵を取り付ける上で、一番悩むのがお子さんが「部屋に鍵を付けてほしい」と言ってきた場合ではないでしょうか?
お子さんも年頃になると、家族が入ってこないようなプライベート空間を欲しがるようになりますよね。
親御さんも、かつて自分がそう思っていたこともあって、子供部屋に鍵を付けるかどうかで迷う方もたくさんいらっしゃるようです。
しかし、簡単に鍵を付けられるからといって、はたして安易につけてしまっても良いのでしょうか?
鍵を付けると、鍵を自分で管理することになるので管理能力を養うことができたり、プライバシーを守るといったメリットもあります。
しかし、鍵を失くすリスクや、窓を開けっぱなしにしておいて急に雨が降ってきたときの対応や、子供の緊急事態を発見するのが遅くなったりと、深刻なデメリットも挙げられます。
お子さんが、部屋に鍵を付けてほしいと言ってきた場合は、今挙げたデメリットなども踏まえて良く話し合い、お互いに納得の上で決めていただければと思います。
簡単に部屋に鍵を取り付ける方法はいろいろ
部屋に鍵を取り付ける方法で一番簡単なのは、同じ型のドアノブで鍵付きのものを購入し取り付けることや、補助鍵を取り付ける方法です。
自分で取り付けられるものもたくさん販売されていますが、穴を開けたり金具を取り付ける必要がある場合は、業者に依頼するようにしましょう。
費用は掛かりますが、安全で安心な作業をしてもらえますよ。
部屋に鍵を付ける場合は、ご家族と相談して皆さんが納得した上で取り付けることが大切ですね。