部屋を模様替えするときに、カーテンについて考えたことってありますか?
部屋の造りに対して、どのように家具を配置するかを考え、必要があれば家具や雑貨を買い替えますよね。
でもカーテンを変えようと考えることってあまりないと思うんです。
今回は、カーテンを高い位置に変えるだけで部屋の印象を変える方法についてご紹介します。
通常のカーテン設置位置のデメリット
みなさんのお宅のカーテンはどのように、どの位置に設置されていますか。
通常、窓枠の上に2本のカーテンレールが設置され、レースカーテンとドレープカーテンを付けるのが一般的なカーテンだと思います。
カーテンの役割は、窓を覆うことです。
外からの視線や光を遮ることなので、通常の位置に設置されていれば、至って問題はありません。
しかし、デメリットがあるんです。
①単調な部屋になる
部屋の印象を変えたくて模様替えをしても、カーテンが通常の位置にあるためにあまり印象が変わらない場合があります。
このようにいつも単調な部屋に感じてしまうときは、カーテンの高い位置などに設置位置を変えることで印象を大きく変えることができることもあります。
②統一感が出ない
部屋の中にいくつか窓があるとき、窓の大きさが異なる場合があります。
通常ですと、窓の大きさに合わせてカーテンを設置するかと思います。
しかし、それぞれの窓の大きさに合わせてカーテンを設置すると、統一感のない部屋になってしまいます。
③小窓が並ぶとき
小窓ごとにカーテンを設置していたら、カーテンを閉めるのもひと手間です。
ひとつひとつカーテンを開けて、ひとつひとつカーテンを閉める。
それが毎日となると面倒になり、カーテンを開けたままか閉めたままになって、触らなくなってしまいます。
入居するときに選んでから、変えることの少ないカーテンですが、この3つのデメリットを解消するために、カーテンを見直すことが必要です。
普通のカーテンを卒業して、おしゃれな部屋を作りましょう。
カーテンを高い位置に変えるメリット
普通のカーテンから抜け出す簡単な方法として、カーテンレールの設置位置を高くする方法がおすすめです。
カーテンを高い位置に変えることで、先ほど挙げたデメリットが解消できるんです。
①部屋の印象が変わる
家具や雑貨の配置変更や買い替えに伴い、カーテンの設置位置も変えることで、部屋の印象を変えましょう。
カーテンを高い位置にすると、カーテンの存在感が上がります。
ダイナミックな印象になり、カーテンを開けているときと、閉めているときの雰囲気が変わります。
インパクトのあるものにすると、毎日カーテンを開閉するのも楽しくなることでしょう。
②統一感を出せる
窓の大きさがバラバラの場合、窓の高さに関係なく、高い位置から同じ高さのカーテンを設置しましょう。
おすすめは天井からカーテンを付けることです。
窓が並ぶ壁面では、カーテンを閉めることでリズムが生まれ、統一感を出すことができます。
天井から床まで伸ばした方が統一感が強まります。
③大きなカーテンでひとまとまりにする
小窓が並ぶ壁面には、窓枠よりも高い位置から大きなカーテンを設置しましょう。
小窓と壁のバランスを考えて、カーテンレールを窓枠のすぐ上に付けるよりも高い位置に付けると良いです。
ひとつひとつ開閉する手間が省ける上に、カーテンで印象も変えることができます。
高い位置に設置するカーテンレールについて
高い位置にカーテンレールを付けると言っても、どの位置に付けたら良いか悩むという方もいることでしょう。
そこで、高い位置に取り付ける際の位置についてご紹介しましょう。
①少しだけ上げる
カーテンレールの位置を少し高くするだけでも印象は変わってきます。
この方法が適しているのは、天井が高く、幅が狭い壁面です。
また、天井に付けると高すぎてしまうので、壁とカーテンの大きさのバランスを見て設置しましょう。
その他に小窓にまとめて付けるときもバランスを見て、少し高い位置にする方が良い場合もあります。
②天井に設置
天井にカーテンレールを設置すると、その壁面の印象を変えることができます。
この方法が適しているのは、あまり幅の広すぎない壁面です。
ワンルームや寝室の一面に天井からカーテンを付けると、その面がアクセントとなります。
③天井を窪ませる
カーテンレールの部分だけ天井を窪ませていると、カーテンのプリーツ部分が隠れるので、ストライプのような縦の印象が強くなります。
この方法が適しているのは、LDKで窓がいくつか並んでいる壁面です。
窓ごとに天井からのカーテンを付けることで、部屋にリズムを生み出すことができます。
仕切りなどを設けなくても、カーテンのバランスにより、リビングとダイニングの違いを出せます。
高い位置からインパクトのあるカーテンを
カーテンレールの高さを決めたら、カーテンの素材について考えていきましょう。
大きく分けて、レースカーテンにするか、ドレープカーテンにするかの違いをご紹介します。
①レースカーテン
柔らかい雰囲気になるレースカーテンは、カーテンレールを少しだけ高くするときと、天井に設置するときにおすすめです。
レースカーテンを少し高い位置に設置するときは、カーテンレールにもこだわりましょう。
レースカーテンは透けるので、カーテンレールがよく見えます。
黒くて端に装飾のあるものや、流木を使っても面白いですね。
タッセルを使って、膨らみを持たせてまとめましょう。
レースカーテンは、プリーツを見せた方が、ふわふわとしてかわいいので、天井に設置するのがおすすめです。
硬い壁面が柔らかい雰囲気になります。
②ドレープカーテン
ドレープカーテンは印象的な部屋を作れるので、天井に設置するときと、天井を窪ませて設置するときにおすすめです。
天井から床までカーテンで覆うことで、その部屋のアクセントとなります。
思い切って、はっきりとした色や柄のカーテンを選んで、壁は白で抑えてカーテンに個性を持たせましょう。
高い位置に設置すると効果的なカーテンの仲間たち
カーテンにもいろいろと種類があります。
高い位置に設置するのに、おすすめなカーテンについてご紹介していきます。
①バーチカルブラインド
バーチカルブラインドとは、縦型ブラインドのことです。
おしゃれな店舗にも採用され、窓の大きさに関わらず、天井から床まで設置する例が多いです。
ブラインドを閉めて、角度を変えれば、プライバシーを守りながら通風を確保できるので使い勝手が良いです。
カーテンのように膨らまないので、カーテンよりもすっきりとした印象になります。
単色で設置するのが一般的ですが、1枚1枚布が分かれているので、一部だけ色を入れたり、グラデーションにするのも面白いですね。
②ロールスクリーン
バーチカルブラインドより、さらにすっきりとした印象にすることができます。
白い壁に、白いロールスクリーンを設置すると、閉めたときに壁が続いているような印象になります。
色ものにすると、カーテンよりもアクセントが強まります。
カーテンを高い位置に変えるデメリット
先ほどまでご説明したとおり、カーテンを高い位置に変えるだけで部屋の印象を大きく変えることができます。
しかし、カーテンの位置を高くすることによるデメリットもあるんです。
①取り外しが大変
まず、天井に近い位置になるので、取り外しが大変になります。
カーテンは、カーテンレールの部品に引っ掛けて設置するので、少し上げなければならないため、天井が近いとやりにくくなってしまいます。
②布の面積が大きくなる
カーテンを高い位置に設置すると、窓を覆うために必要な面積に比べて、布の面積が大きくなります。
当然その分、カーテンの値段も上がります。
③どこにでも付けられるわけではない
カーテンレールを設置するためには、壁に下地が必要になります。
そのため、どこにでも設置できるわけではないのです。
通常、壁は石膏ボードでできています。
石膏ボードでは、カーテンとカーテンレールの重みに耐えられないため、壁の中に木材が入っていないと設置できません。
壁の中のどこに木材が入っているかを調べて、設置したい位置にあれば良いのですが、ない場合もあります。
その場合は、柱や梁の位置を調べて一本木材を渡してそこにカーテンレールを設置する方法もあります。
自分らしいカーテンのコーディネートを
カーテンレールの変更には、下地を探すという専門的な知識が必要になるので、簡単ではないと感じてしまうかもしれませんが、難しく考えず、無理だと思ったら専門の業者に頼んでしまいましょう。
また、窓のない壁面にカーテンを設置してもおしゃれで良いと思います。
窓がないため、開閉の必要もないので、カーテンレールの代わりに流木や紐を吊るして、レースカーテンを通すだけでも設置できます。
カーテンを高い位置に設置すると部屋の印象が変わるので、ぜひ試してみてください。